久々に映画を観た。「日本沈没」。。。
映画館に映画を観に行ったのは「ハリーポッター炎のゴブレット」を観て以来。
この映画、最近はめっきり名前を聞かなくなった小松左京氏が原作、数十年前に既に映画化もされていた。今回のこの映画はそのリメイク現代版。僕は映画では観ていないけど、確かテレビドラマ化もされていて、再放送で観ていたと思う。主演は小野寺昭だったと思うけど、会社で二十代のやつにその話をしたら「知りませんね」の一言で一蹴された。
まあそれはともかく、この映画に期待した一つはその特撮シーン。日本の都市や街が崩壊していく映像に期待したのです。「インディペンデンスデイ」とか「宇宙戦争」は米国の街が破壊されていくシーンだったけど、もっと身近な日本のそれを観たかったのです。。。まあこの種の映画は皆そうでしょ。
この映画を観た後、帰りのクルマの中でうちのやつと話し合った感想は「結局貧乏人は取り残されて死んでしまう」。ストーリーとしては日本沈没を政府がアナウンスして国外脱出を勧告するんだけど、お金持ちはどんどん旅客機で自力で国外脱出。エリートや、なんらかのコネのある人も何らかの形で国外脱出ルートが確保される。日本国の象徴、皇室もぎりぎりまで皇居にとどまるも結局最後はスイスに脱出して日本を捨てる。一方、下町の市民は自衛隊の用意する飛行機や輸送船の順番待ち。それに乗れない場合はとりあえず山に避難。山に避難して助かる見込みなど無いのに。まあ最後は主人公の献身で沈没は食い止められて助かるのだけど。。
これ観て思ったのは、最近よく耳にする格差社会の象徴ではないかと。今の世の中、特に日本は格差とは言っても「下」の生活水準レベルが高いからそれほど不満が噴出してはいないけど、こう言う時にはそれが目に見える形で顕在化して来るんだろうな。この映画からこう言う見方するの僕だけ?でも実際1億数千万人全てが海外移住なんて無理だし、現実はこの映画に描かれた通りになると思う。
経済力失った日本人を大量に受け入れてくれる国なんてどこにある?仮に海外脱出出来たとしても、円が紙切れになった後に外国で日本と同じような職を得て稼ぐ知識や技能を持ってる人なんて多くはないでしょう。今の世界、人工国家の米国を除いて基本的には「国土」と「民族」はセットになって存在していますよね。「国土」は「民族」のアイデンティティであり、その逆もしかり。それって中東のもめ事の理由の一つでもあったよね。って、なんだか重い話になって来た?エンタメ映画ではあるんだけど、ちょっと見方変えるととても怖いストーリーなのですよ、これ。
まあ現実に日本が沈没する可能性はかなり低いと思うんだけど、実際にそうなった場合、やはり「日本国」は事実上消滅。映画では「臨時政府」とか船上に置かれてたけど、脱出した人々が外国に吸収されたらもう存在意義はなし。税収だってなくなるわけだから運営できないもんね。まあ、「国家」というか人間の作るものなんて自然の前にはもろいと言うことです。
とにかくこの映画、草なぎ君ふんする主人公がどう言う交通手段で混乱の日本国内をあちこち移動出来るのかナゾなのだけど、それは置いといて結構見応えはありました。
実は先週末にテレビが壊れた。朝にスイッチを入れても画面が真っ暗。前の晩まで普通に映っていたのに、突然死。
いくら携帯電話にテレビがついてて観ようと思えば観られるとは言え、やはり普通のテレビが無いと、困る。。。なので春分の日の休みにヨドバシカメラにテレビを買い付けに行きました。
最近のテレビフロアーに並ぶのは全て液晶やプラズマTV。ブラウン管式は探さなければ見つけられないほど。当然今から買うなら液晶です。で買ったのが、これ
SONY、東芝、日立、三菱とかあらゆるコーナーを回って選んだのはSHARPのアクオス32インチ画面。26インチか32にするかでだいぶ悩んだのだけど、どうせ買うなら大きいほうがいいか、と32インチを選んでしまいました。
翌々日やって来たテレビ、今までが24インチだっただけあり設置してみるとさすがに大きい。残念ながら今のところデジタル放送は見られないのだけど、だいぶ前に買った「WATARIDORI」のDVDを再生してみました。映画館の様とまでは言えないけど、結構迫力ある映像が再現できます。今後は自宅で映画を観るのが楽しくなりそう
と言っても別に世の中の全ての映画館が無くなるわけじゃありません。
横浜駅に昔からある「相鉄ムービル」という映画館が来年閉館するらしい。昔から横浜に住む人なら一度は行った事がある映画館ではないかと思う。あの、昔ながらの映画館という雰囲気が結構好きなんですけどね。でも2001年からずっと赤字と言うならまあ仕方がないのでしょう。
閉館を迫られるほど観客が減った理由はいろいろあると思いますが、やはり大きな理由は、みなとみらい周辺、その他あちこちのローカル駅に出来たシネコンに客を奪われた、と言うことなのかな。横浜駅という神奈川県内でも利用者膨大な駅に位置するにも関わらず集客力が落ちたと言うのは、シネコンだけの理由では無いかも知れない。
それはともかく、横浜駅利用者としては、お買い物帰りに映画を観る、というオプション選択が出来なくなるということなのです。
これは不便だ!
だいたい横浜駅デートの王道は、高島屋で買い物して、ムービルで映画観て、レストランで食事、じゃなかったっけ?若い人たちは困らないの
まあ、横浜三越も無くなってヨドバシカメラが入ったし、時代は変って行くのか。。。ともかく、どこか別の資本が買い取って「映画館」として再興ればいいんだけどね。
恐竜映画と言えば、今ではスピルバーグの「ジュラシックパーク」シリーズが最高峰だろうけど、昔の映画で「恐竜100万年」とかあるのを思い出しました。「恐竜100万年」、今のCGのものとは違い恐竜がものすごくおもちゃっぽいのだけど、あれはあれで面白いのですね!
原作は小説で、それが映画化したものです。テロリスト(?)と組んだ古典的愛国自衛官に自衛隊のイージス艦がのっとられ、主役自衛官(真田広之)が闘って東京壊滅を阻止するという話です。
この映画には国って何?愛国心って何?って古くて現代的課題がつきまといます。しかし「国」ってなんなのでしょうね?まあ国家論なんてプラトンの時代からの問題だからここで簡単に出来る話でもないのだけど。
それにしても、国って概念にこだわり過ぎると、行き着くところは必ず戦争。国なんて、僕的にはたまたま生まれた場所の生活共同体に過ぎないと思うのだけど、なぜそこまでこだわるのか。戦争なんて結局縄張り争いって感じで、本質的にはやくざの抗争とそれほど違いは無いような気がしますが、茶化し過ぎ?
しかし、軍隊もテロリストも「愛国」とかにこだわる余りに他人の命を平気で奪うような事するなら愛国なんて迷惑千番、何の意味もないんじゃん。。。
まそれはともかく、日本のイージス艦ってのも結構な戦闘能力あるのですね。知らなかった。それにしてもやはり真田広之はカッコ良かった。
まず、全体的にはまあ面白かったかな、という感じです。映画にスピード感と迫力はありました。エイリアンがトライポッドで街を破壊するシーンなどはすごい。先週観たスターウォーズエピⅢと違い、変な同じようなグロテスクな顔のエイリアンがいても、それが現代世界が舞台だからバーチャルリアリティー感がある。
しかし、やはりストーリーが古いのかな、という感じは拭えませんね。ナゼあんなすごい乗り物(トライポッド)を作れるような異星人が今頃になって侵略してくるの?最後は微生物で自滅してしまったみたいだけど、あの科学力があるのに侵略前に下調べもしなかったの?などなど。
ストーリーは所詮昔のSFだから、やはり映像の迫力で訴えるしかなかったのでしょうね。あと、トムクルーズ。この映画はトムじゃなければたぶん観客もっと少ないでしょうね。ではスティーブン・スピルバーグはなぜこの映画を撮ったのか?
想像だけど、SFの原点とも言うべきH・Gウェルズの「宇宙戦争」、スピルバーグはこの古典を自分のSF映画へのこだわりとしてリメイク映画を作りたかっただけなのではないでしょうか。しかし彼がやるからには商業的にもそこそこ成功させる必要は絶対ある。スピルバーグと言えど、自身の名声を落とすのはやはり気にはなるし、かといって自分のこだわりは実現させたい。そこで主役はスーパーセレブ”トムクルーズ”を持って来る必要があった。じゃ無きゃ観客数期待出来ないし、と、これは僕の勝手な推論です。。。
まあ僕的にはそれ程×ではないけれど、ちょっと怖いシーンも確かにあるので、ホラー映画が苦手な人は観ないほうが良いかも知れませんね。


映画と言えば、今年になってから劇場に足を運ぶ回数が極端に減っています。観たい映画はいくつかあったのだけど、何故かあまり観にいってません。うーん、こんなことでは人生確実に損をしてしまう。
巷で白石一文の本が話題になっていたので読み始めました。藤田晋の本を読んで以来かも。最近読書量も減っていたので、これを機会に読書量も増やさねば。。。しかし、色々やりたいことをあげると何と時間が無いことか。時間の使い方下手なのかな。そうそう、横浜美術館でやってるルーブル美術館展も行こうと思ってたけど、行ってない。もう終ってしまったのだろうか?
しかしアナキン、結局自分で自分の首絞める結果になってオビワンを憎むなんて勘違い野郎も甚だしい。この映画から得られる教訓、勘違いはとんでもない結果をもたらします、という事。
自分の力を過信してる割には、不安を乗り越えることができず、結果良心的な先輩達をも疑り、最後には最愛のパドメすら疑ってしまった。力ではオビワンより上なのに、信念ではオビワンには劣ったから最後にはオビワンに負けたのです。やはりオビワンはカッコ良かったよ。
全作品を小学生の頃から観続けてきました。これほど長いシリーズの映画は他に無いでしょうね。まだ一つも見たことの無い方には、是非エピ4から順に観てみる事をお勧めします。
ところでこの映画で実は一番重要な仕事をしているのは、R2-D2。このドロイド(ロボット)は全作品を通じて、地味だけどものすごい活躍をしています。R2がいなければ間違いなく死んでる、ストーリーが成立しなくなる場面が毎回必ずあります。R2-D2恐るべし!縁の下の力持ち、なんてつまらない形容だけど、日常生活の上でもそういう存在ってありますね。