閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

深層学習

2016-01-28 07:22:28 | 閃き
ネットのニュースで、アメリカとイギリスのグーグルチームで開発した「アルファ碁」というコンピュータソフトが欧州のプロ棋士と5度対戦し全焼したと科学誌に発表したそうな

驚くニュースである

コンピュータとの対戦はチェスや将棋において以前からプロと同じレベルまで来ていると言われていたが、囲碁はその複雑さからプログラム化が難しいとされていた

どのコマを動かしたら最も勝率が良いかを全て回析するモンテカルロ方式はその展開の多さの分だけ計算しなければならず複雑になっていた

チームは以前から取り組んでいた人工知能(AI)の方式を取り入れ、深層学習方式を採用したことで計算パターンが激減したという


囲碁は仕組みを理解するところから始めねばならない為、とっつきにくく始める人が少ないが、その展開の多様さから2度と同じ手順は出来ないと言われる位変化が多いのが特徴で、一度覚えたら病みつきになるとも言われている

囲碁にとって重要な形勢判断は大局観ともいわれ大雑把な優劣の判断を行う必要がある

交互に石を置いて陣取り合戦するだけの単純なルールなのだが、奥深いと言われている


今回のアルファ碁は代表的な布石(序盤に石を置く形)を予め入力し、そこから展開する様々な経験をデータ化して最も最善の手を探す方式なのだそうな

将棋のプロ棋士羽生さんは、パソコンに様々な経験をした棋譜を入力して勝利への一手を導くようにしていると言われているが、正しくこれと同じ方法をとっていることになる

勿論これはプログラムだけの話では無く、人間も様々な経験をする中で学び記憶して勝利への一手を導いているので同じなのである


パソコンの記憶力や計算力は人間に勝るとも言われているが、このまま終わってしまうと寂しい気がする

3月には韓国のプロ棋士との対局も予定されているというが、学習機能があるので強い棋士との経験を重ねることでどんどん強くなる可能性がある

AI技術もこうした平和的な活用を模索する中で人間の暮らしの中で役立つようになってもらいたい

しかし、まだまだ人間に勝利して欲しい部分ではあるね


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ドーハの歓喜 | トップ | 久々の東京 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

閃き」カテゴリの最新記事