2週間ほど前にWillcomのW-SIMのインタフェース概要が公開されていることを知りました。詳細を知るためにはフォーラムの会員にならないと正式な技術資料は入手できないようですが、とりあえずピンの意味がわかればマイコンとつなぐことは、それほど難しくなさそうです。また、ATコマンドを調査したWikiもあったので、これだけの情報があれば、自分でW-SIMを使った音声端末を作ることもできそうです。
そういうわけで、早速端末としてDDを購入。DDはデータ通信専用端末で、音声通話機能は具備されていませんが、こちらが欲しいのはW-SIM本体とそのソケットだけですから、それでかまわいません。さっそく、DDをバラして中の基板をマイコンと接続する実験基板を作成しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/d1/077b209fe153630477d8c14f8e64c2eb.jpg)
使用しているマイコンは、AT91SAM7S256. OLIMEXのARMヘッダーボードを利用しています。このマイコンが持っている同期シリアルコントローラ(SSC)は、I2SやCODECのようなチップも接続できるように設計されているため、W-SIMのPCM信号を直結できるだとうと推測したのです。
右上のボードは秋月のTTLレベルSerial-USB変換ボード。AT91SAM7S256のデバックポートの入出力用です。そのため、実質的にはW-SIMをAT91SAM7S256に直結しているだけのハードです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/87/06c665a8b7b90dfedbef74e66321e9c2.jpg)
W-SIM部分を拡大すると上のとおり。PCM信号PCMCLK, PCMSYNC, PCMIN, PCMOUTの4本をSSCに直接接続。モデム信号はRIとDCDの2本だけをUSART1に接続。DD側のUSBインタフェースをまだ生かしたままにしているので、モデムのTXやRXはそちら側で制御することにしています。本来であれば、W-SIMのモデム信号もすべてSAM7のUSART1に接続すればいいのですが、その作業はW-SIM用のソケットを別途入手してからおこなうつもりでいます。
結果として、USBが3ポートもあるボードになってしまいました。
電源はDDまたはSAM7のUSBポートからのUSB給電にて動作。DDではW-SIMを5Vで使っていますが、SAM7の各I/Oは5V-tollerantであるので、そのまま直結です。
そういうわけで、早速端末としてDDを購入。DDはデータ通信専用端末で、音声通話機能は具備されていませんが、こちらが欲しいのはW-SIM本体とそのソケットだけですから、それでかまわいません。さっそく、DDをバラして中の基板をマイコンと接続する実験基板を作成しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/d1/077b209fe153630477d8c14f8e64c2eb.jpg)
使用しているマイコンは、AT91SAM7S256. OLIMEXのARMヘッダーボードを利用しています。このマイコンが持っている同期シリアルコントローラ(SSC)は、I2SやCODECのようなチップも接続できるように設計されているため、W-SIMのPCM信号を直結できるだとうと推測したのです。
右上のボードは秋月のTTLレベルSerial-USB変換ボード。AT91SAM7S256のデバックポートの入出力用です。そのため、実質的にはW-SIMをAT91SAM7S256に直結しているだけのハードです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/87/06c665a8b7b90dfedbef74e66321e9c2.jpg)
W-SIM部分を拡大すると上のとおり。PCM信号PCMCLK, PCMSYNC, PCMIN, PCMOUTの4本をSSCに直接接続。モデム信号はRIとDCDの2本だけをUSART1に接続。DD側のUSBインタフェースをまだ生かしたままにしているので、モデムのTXやRXはそちら側で制御することにしています。本来であれば、W-SIMのモデム信号もすべてSAM7のUSART1に接続すればいいのですが、その作業はW-SIM用のソケットを別途入手してからおこなうつもりでいます。
結果として、USBが3ポートもあるボードになってしまいました。
- DDのUSBポート。ATコマンドの入出力のためCOMポートとして使用
- SAM7のUSBポート。W-SIMからの音声通話をUSBでホストに接続するために使用
- デバック用のシリアルCOMポート
電源はDDまたはSAM7のUSBポートからのUSB給電にて動作。DDではW-SIMを5Vで使っていますが、SAM7の各I/Oは5V-tollerantであるので、そのまま直結です。
ですね。がんばってください。
これなんか1万円以下で100MHz、32CHでW-SIMの信号解析
(シリアル部分)には役立ちそうですがどうでしょう。
→http://optimize.ath.cx/cusb/index.html
あとターミナルソフトは「つなターム」(シェアウゥア)
というのが使ってみるといろいろと便利でした。(機能制限版はフリー)
→http://www.space.t.u-tokyo.ac.jp/tunaterm/index.html
http://blog.goo.ne.jp/sirius506/e/0ad28b692f002d89e5372691a0f7a01b