マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

ドッチーモ・ジャケットを夢想する

2011-03-24 22:42:09 | W-SIM
スペアナ機能までの動作実験ができたので、自分としてはAIC3253でやってみたかった事のほとんどは動作確認がとれたと感じています。これまでの主な動作確認事項を整理すると、次のようになります。
  1. A2DPによる音楽の再生と3D効果(miniDSPを使わない)
  2. HFPによる携帯通話(miniDSPを使わない)
  3. W-SIMとのPCM接続(miniDSPを使用)
  4. A2DPによる再生とスペアナ表示(miniDSPを使用)

1と4はどちらもA2DPでの音楽再生なので、4の方に3D機能を盛り込めれば一石2鳥なので、PurePath Studioで設定してみたところ盛り込めそうです。

2の方はI2SでHFPの音声を流して実験してみましたが、これはWT32の設定を変更することで、PCM信号で流すこともできます。おまけにu-Lawで流すことも可能です。このようにWT32の設定を変更してしまえば、CODEC側から見れば、HFPでの接続とW-SIMとの接続は通話音声に関しては同じように扱えます。

現在の実験ボードではW-SIMとWT32を同一のUARTで制御しているために両者は排他使用としていますが、これをちゃんと分けて、さらにPCM信号についてもセレクタを使って選択するようにすれば、W-SIMによる通話機能とBluetoothのHFPを介しての携帯通話機能の両方をサポートできる「ドッチーモ・ジャケット」が作れそうです。次のW-SIMジャケットではCODEC使わずにマイコンだけで済まそうかと考えていたのですが、このCODEC使ってもおもしろいんじゃないかと思えてきました。

でも自由に発信できるようにするためには、キーパッドが必要になってしまうので、単にヘッドセット側のユニットを作ろうと考えていた当初の構想から大きく方針が変わってしまうことになってしまいます。うーん、どうしようかなぁ。キーパッドやタッチパネルを使えるようにすると、サイズも大きくなってしまいますし。まだ決めかねるので、しばらくは準備のための実験を続けようかと思います。

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