お天気のいい日
にはいつものように、まずお庭で一暴れ。
テラスを開けると、二匹は一気にとびだしていく。
その間に、お部屋の掃除やトイレの始末。やらなきゃいけないこといっぱい。
そろそろ、遊びあきたかなー。入れてやろうかなー。(その間30分ほど)
ふぅーっ?入ってこない?なぜ? いつもなら我先にと戻ってくるのに。
天気もいいし、まあいいか。・・・でも、いやな よ か ん!!!
あーーーっ、開いてる。ガレージの戸が。 そう、二匹はらくらく脱走のチャンスにありついたのです。
すぐに、ちいさいちゃと捜索開始。でも、用心深いコポはあまり遠出をしなかったのか、すぐ近くの公園でお縄になりました。が、 問題はこっちです。
お尋ね者:アレク 2歳 見てのとおり
いつもの散歩コース。出会う人、出会う犬全てに聞いてみても手がかりなし。でも、そこは散歩仲間。携帯で連絡を取りながら、いつの間にか住区一帯大捜査網が敷かれたのです。
まず、ここで「ご協力くださった、モモまま、クーまま、その他たくさんのお友達、ありがとうございました。」
が、それでも捜査の網に引っ掛かりません。コポ兄ちゃんも出動して、アレクの匂いを手がかりにしようにも、いまいち真剣さがみられません。
あたりが暗くなりかけて、皆さんにはそれぞれお引取り願い、ちいさいちゃと最後の捜索に・・・
しばらくして携帯の
鳴る音。「見つかったよー。」「よかった。
」
そのときの様子。 ちいさいちゃがコポを連れて歩いていると、あちらからコーギーを連れた初老のご夫婦。しかも二匹。ああ、あの家もコーギーが二匹か。ちょっと聞いてみよー。と近づいて尋ねようとしたら、なんと、そのうちの一匹がアレクだったのです。(走るよることもなく、ふつーだったそうです)
「うちの子(コーギー)と散歩してたら、どこからともなくこのコーギーちゃん(アレク)が現れて、迷子にならないうちにお帰りなさいって言ったけど離れなくって、家まで付いてきちゃったの。家の前でじっとして帰る様子がないので、きっとおうちの方が心配なさってると思い、付いてきたこの公園まで戻ってきたのよ。」とのこと。
そのときの様子は、すっかりその家のコーギーになりきっていたようで、コポをみても「やあっ」って感じだったそうです。
さらに失礼なことに、ちいさいちゃはアレクが見つかった喜びに、ご夫婦のお名前を聞き逃してしまったのです。
あれから散歩に出るたびに探すのですが、それらしい方をお見かけせず、散歩仲間に聞いてもわかりません。いったい、あの方たちは誰だったのでしょう。
ここでお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
それにしても
ごめんなさい
あんたって子は、いい方だったからよかったものの、帰ってこられなかったかもしれないのよ。
それとも、あのコーギーちゃんの方が優しそうだったって。(コポ反省)
心配したんだからね。
勝手に出かけちゃだめよ。一人で帰れないんだから。
末っ子って、本当に手がかかるんですよ。まだまだあるけど、それはまた。