紫苑の部屋      

観劇・絵画と音楽・源氏物語      
について語ります        

9月歌舞伎座-妹背山婦女庭訓

2016-09-29 22:20:08 | 観劇
吉野川
吉右衛門&玉三郎の名コンビ、菊之助&染五郎のういういしさ、
今歌舞伎界の最高のキャスティングです。

何と言っても圧巻は、吉野川を挟んだ両家の館の舞台装置
両花道での名ぜりふ、
そして下手と上手の竹本、
見どころの多いお芝居、竹本欣二作

お互いの子どもに説得できたあかつきには
桜の花の枝を川に流す約束をします。
しかし、結局死を選ぶ両家、
悲劇性を強調する満開の桜、美しい吉野川の流れ、
長く愛されるゆえんです。

らくだ
3幕目に入って思い出しました、
これは勘三郎&三津五郎コンビで観たなーと。
屑屋は染五郎がいかにもそう見えますが、
三津五郎は品が良すぎたかもしれない、
でも3幕で豹変するところは、三津五郎うまかったなー。
染ちゃんはいまいち豹変ぶりが甘い。

元禄花見踊
これは、かの有名な節、トーンチチン チャチャチャチャチャン、
で、通じますかしら。
これは上野の花見、
きらびやかな風俗の男女、賑やかな音楽
長唄の合方に早間の追い回し、というそうですが、
  いりくるいりくる桜時
若手を総動員しての、玉三郎の変わらぬ華やかな舞踊、楽しめました。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿