ろうそく能、というのをはじめて観ました。
宝生能楽堂の照明がすっかり消え、
笛一つが深々と響くなか、舞台の回りに蠟燭を点していくのですが、
屋外の薪能などと違って、
真っ暗になること、外部の雑音が一切入らなく、
まっすぐの笛の音だけが聞ける、神秘性はこちらのほうに軍配、です。 . . . 本文を読む
昼の「義経千本桜」と
夜の鏡花ワールド「夜叉ケ池」「高野聖」、
玉三郎・海老蔵の精力的な意気込みがうれしい!!
それに猿之助一座をはじめ、歌六さん、吉弥さんたちの実力派の活躍、
これがい~い舞台をつくっているのですねー。 . . . 本文を読む
色好み、といっても色彩感覚のことです。
源氏物語は美しい色彩に充ち満ちています。
源氏の光り輝く容姿を引き立たせる直衣の色合い、
青海波を舞うとき、
忍んでいく女君の部屋の几帳から見える出衣。
紫式部の嬉々とした筆使いが私たちを平安期の色の世界に誘います。 . . . 本文を読む
平成20年度松竹大歌舞伎の巡業、東京下町江戸川界隈の新小岩から始まりましたよー!
操り三番叟と弁天小僧を引っさげて、
東京から全国24カ所48回の興行、総勢45人だそうな、寝食を共にして、7月一杯巡業を終えて、
最後にまた東京に戻ってきます。 . . . 本文を読む