津島佑子&申京淑、東京ソウル往復書簡
きむふな訳
集英社 2007/6/30刊行
「スバル」2006年3月号~2007年2月号所収
同じく韓国でも「現代文学」で同時掲載 . . . 本文を読む
若菜上から始まる六条院の運命の大きなうねりの終結、と
夕霧のその人柄に似た、ゆったりとした流れをへて、御法・幻へと
一気に光源氏の物語の終末、に向かっていく、
その要としての位置にある、
笛の音と鈴虫の声、
聴覚によって、執着の物語の結末を語ろうとした。 . . . 本文を読む