紫苑の部屋      

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六月大歌舞伎ー三谷かぶき〈夜の部〉

2019-07-02 20:28:56 | 観劇
三谷かぶき
月光露針路日本(つきあかりめざすふるさと)
風雲児たち


おおよそ史実に沿った物語の展開、のようで、
遭難後の軌跡、乗組員たちの消息など、
はじめて知りました。
ロシアに優遇され、キリスト教に改宗してその地に残った者二人、
根室までは3人帰還していたのに、
故郷までたどり着いたのは、光太夫と磯吉のふたり、御年42歳と28歳とか、
幸四郎&染五郎親子にぴったりでした。

光太夫は日記を詳細に記していたようで、
それをベースに口実筆記されたのが「北槎聞略」とか、
ごく普通の漁師が日記を記す、
その識字力にもロシア側の優遇につながったのではないか…

三谷かぶき、は歌舞伎的な見せ所、も織り交ぜ、
やはり面白く仕立てるところ、さすがですね。
八嶋智人のラックスマン、彼のよく透る声、いいと思いますが、
彼が出てくると、やっぱり新劇なのですねー

わたしは、いつ見ても、弘太郎くんがいいなー、と思います。
役名はよくわからなくても、
ちょっとしたひと踊り、をするのは、弘太郎くんだーとわかります。
歌舞伎役者でしかできない、素養を彼は身につけています。
以前、蕎麦屋の亭主役で、ちょっとした舞のしぐさを披露したことがありました。
その時以来、注目しています。

2019/6/17,19 観劇
配役↓

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