きのう、あるお店が最終営業を迎えた。
5年前。知的障害のある方が、店舗で働くことを通して、成長・社会参加することを目標に設立された、おいでやす長浜。
私も支援員として2年間担当し、利用者さんへの接客・調理の指導や、店舗マネジメントなどを通して自分も成長したと実感のもてる仕事をしていた。テナントで入っている平和堂長浜店の新築移転に伴い、おいでやす長浜も新店舗へ…とはいかず、様々な理由により撤退と相成ってしまった。
きのうは最終営業日、のっぺいうどんをいただきに推参。
店に入るなりいろいろ思い出し泣きそうになった
生き活きと働いているみんなの姿を見て、僕が担当始めたころはこんな機敏に動いてなかったな、異動となり店を去ったあともさらに進化しているな、店なくなるのもったいないなぁ。
利用者と話をすると、店はなくなっても明日から本体施設で違う仕事があるのでそっちを頑張りますといっていた、店がなくなることに感傷を受けているのは一応健常者である私で、障害のある彼らはいつでも前向きで元気だった。
売り切れ御免はなく、在庫を抱えるリスクも何のその、最後までフルでメニューを提供する姿勢は「追及するのは利益じゃない障害者の成長」と叫ぶかのようなし華々しい幕引きだった。
私がオジャマした時点でもイイ味だしていましたが、
小さな一歩でも偉大な飛躍を成していたんですね。
跡地は地元の地権者で再開発したいようですね…
平和堂にくっついていかなくても、元の場所の再開発に
地域福祉として「おいでやす」って言ってくれないかなぁ…
現場では、こんな貴重な障害のある人がお店で働くトレーニングの場がなくなって、ほんとにもったいないといっていますが
上の方々(理事)は、賃借料・人件費がかかる割に、数人しかケアできない、店はコストがかかる!と、算盤越しにしか見てくれません。