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爆発踏み切り

2007年04月28日 | 近代遺産などなど
日田彦山線の彦山駅から釈迦岳トンネル方面へ少し移動したところに
「爆発踏み切り」
という名前の踏切があります。


奥に見える、線路が通っているⅤ字谷は、かつて山であり「二股トンネル」があったのですが
終戦間もない1945年11月に爆発事故があり、トンネルと山は吹き飛び
死者約200人の人が亡くなったそうです。
終戦間際に陸軍は、釈迦岳トンネルが完成していない為に利用されていなかった「二股トンネル」に火薬約800トンを隠しました。
終戦後、米軍によって火薬の処理が行われたのですが、
その際に大爆発を起こし、見物人達の命を奪いました。


踏み切りの表示板には「爆発」の文字が見えます。
「爆発踏み切り」は正式な名称だそうです。

こんな悲劇があったとは、下記の本を読むまで知りませんでした。

参考 桃坂豊著「九州・鉄道ものがたり」  弦書房
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
足あとです。 (寄り道)
2009-06-03 12:21:17
初めまして。pixivのイラストを見て、爆発踏切というのが何か分からないためgoogleで検索したところ、一番上にあるサイトがココでした。そのような歴史があったことさえ知りませんでした。
返信する
寄り道さん (しんまな)
2009-06-06 12:03:32
いらっしゃいませ。
お返事遅くなってすいません。

私も本を読むまで知りませんでした。
とても辛い出来事ですが、私のブログに来ていただいた方には知っていて欲しいです。

返信する

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