ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

ここはカムチャツカ。

2015-03-13 04:18:16 | Weblog
もう春になったはずなのに・・・。おかしいなぁ。あれぇ、おかしいなぁ。なんで外はマイナス6.5度なのかなぁ。なんで部屋の中の気温が5度なのかなぁ。ここは、北海道ではないはずだ。ここはカムチャツカではないはずだ。

もちろん、ノー暖房。だって、気分は春だから。ミモザも梅も、満開じゃんねぇ。あぁ、春だねぇ。
なんだか、コメカミの辺りが、寒さのさいでキシキシする。。、


中学に入って、何もしない割に随分と賢かった僕は、優等生になろっかなぁ・・・と思ったのかもしれない。
生徒会に入って、ゆくゆくは生徒会長にでもなるっかなぁ・・・思っていたのかもしれない。

小学校には無い委員があった。「文化祭実行委員」。

なんか、こういうの、やっておけば、内申点とかが良くなって、いい高校に入って、いい大学に入れて、いい会社に行くようになって、まぁまぁ楽にお金が稼げて、安泰な人生が送れるんだぜ!
っていうね、バカ中学生が考えつきそうなマヌケな思考回路。・・・だったのかなぁ。覚えてないけど。

とりあえず、それになった。どうしてもやりたかったから、ジャンケンに勝って、それになった。

文化祭実行委員てのは、生徒会の直参みたいなもの。生徒会直属の兵士たち。江戸時代でいうなら旗本。
なんのために戦うかっていうと、これが驚く。「文化祭でフォークダンスを踊るため」に戦う。これ、マヂ。オオマヂ。

小学生って、女子と手を繋ぐのとか嫌なのね。本当は繋ぎたいのに嫌だと言う、とかじゃなくて、嫌なの。なんだって、それはきっと、恥ずかしいから。だって、小学生の頃って、女子はみんな男子よりデカイし。

中学一年生の僕なんぞは、その先輩たちのフォークダンスに対する情熱に、目から鱗、青天の霹靂。先輩たちっていうのは、生徒会のお歴々。江戸時代で言ったら、将軍とか老中とか。

「中学生って大人なんだぁ」
「女子と手を繋ぐのに抵抗ないんだぁ」
「すげぇなぁ、中学生って」
「おれもフォークダンス、踊りたいじゃん」

そんなことを思う、12歳の夏、だったのである。

つづく。