ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

空は果てなく青し

2012-02-03 12:23:32 | Weblog
仕事をしていない時、天気がいいとバイクに乗って昼寝をしに出かけることがしばしばあった。
薄暗い部屋の中で過ごすより、数段心地がいい。100パーセント開放された空の下、物憂げな気分など吹き飛んでしまう。

今は仕事をしている。物憂げでもない。なのに僕は、果てなく青い空の下に寝転んで昼寝をしようとしている。最近、また日焼けをしたみたいだ。これだけ太陽の光を浴びていれば、そうもなる。

この数ヶ月の僕は幸運だ。空の下で昼寝をしているとお金がもらえる。これを幸運と言わずして何が幸運か・・・ラッキーボーイここにあり。

毎日頑張ってる君に問おう。君の幸運はどこにある?
そんなモノを探し考えること・・・そんなとこから、そんなことから、幸せが始まるのかもしれない。

空は果てなく青し。今日の僕は幸せだ。

筑紫哲也

2012-02-03 02:50:57 | Weblog
去年のこと。
大震災が起きて、原発が破裂して放射能が拡散して・・・広告主の電力会社の圧力に屈して、テレビや新聞などのメディアが真実を報道しない日々が続く中で・・・僕はずっと、こう想っていた。筑紫さんが生きていたら、どんな報道をしたのだろう?筑紫さんが生きていたら、この世界はもっとましな方向へ進んでいくんじゃないか・・・と。
ジャーナリストの良心、信念の人、筑紫哲也が好きだった。

昨日、NHKのオンエアバトルの話を書いていて思い出したので、今日はTBSの夜のニュース番組、「ニュース23」の話。テレビ繋がりだね。

当時、ニュース23では「幸福論」と題して、人が感じる様々な幸福についての特集が組まれていた。今もこの国を席巻し続ける物質至上主義に対する警告のようなものだ。
この日は、ネットアイドルや路上ミュージシャンが題材に上がる日。僕の出演は、ネットアイドルの方、じゃなくて、路上ミュージシャンの方だね。

渋谷のライブハウスに十数組の路上ミュージシャンが集まって、座談会形式で収録が始まる。自己主張の強いミュージシャンが十数組もいると、話があっちこっちにいってしまって大変だ。僕なんぞはこんな風に想ってしまう。「こんな座談会、オンエアは数秒だろ?」と。つまり頑張って言葉を発しても、ぜーんぶカットされてしまうという訳だ。だから一言だけ言った。言ってみた。
「路上は文化だよ」
この部分、座談会の数秒のオンエアの中で使われた。我ながら・・・見事だ。
その後、筑紫哲也と鴻上尚史が、総評に入る。そのバッグで僕が歌っていた。このカットはちょっと嬉しかった。渋谷ハチ公前の路上風景だ。
そんなこんなで、ちょい出演のニュース23の放送は終わった。スリーカットくらいのちょい出演だった。

後日、僕が池袋の路上で演奏していると、数人の女子高生に声をかけられた。
「この前、ニュース23に出ていた人ですよね?」

筑紫哲也が生きていればなぁ・・・と、今でも時々想ったりする。沖縄のことも、原発のことも、今とはちょっと違った方向へ進んでいたかもしれないのにな・・・。鳥越俊太郎ではダメだよ。・・・顔は似てるけどね。