ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

知らない人に起こされた。

2011-03-07 12:36:39 | Weblog
ポカポカの日曜日・・・何をしようかな。・・・そうだ、京都に行こう。今行こう。

ライブが終わって、ホッとして、ちょっと気が抜けて・・・ポカポカの日曜日。バイクでどこかへ出かけたい。・・・京都はいいやね。何がいいって聞かれても困るけど、京都がいいやね。・・・京都が好き。

でも、考えてみたら、日曜日の朝まで丸二日寝てない。眠い。出かけたいけど眠い。寝たらポカポカを堪能出来ない。でも京都は遠い。京都はダメでもポカポカは堪能したい。・・・もういいや・・・近所で。

まだ肌に馴染まない新しい黒い革ジャン。黒のチャップス。ポカポカなのにフル装備。気合いを入れて旅の練習。真冬仕様の革ジャンなのでインナーは薄手。シートにバッグとフリースのブランケットを括りつける。バッグの中身はお弁当とレジャーシート。

一時間くらい走る。ポカポカなのをいいことに、ヘルメットのシールドを外して走ったら・・・寒くて死ぬかと想った。バイクの体感温度を舐めてはいけない。少年やおっさんたちが、野球やらサッカーやらをしている大きな公園、の隅の方。バイクを停めてレジャーシートを広げる。ポカポカと暖かい。さぁ、何をしよっかなぁ。バッグの中から、本、ブログを書く用のキーボード、音楽を聴くようにヘッドフォン・・・色々出て来る。全部出す。さぁ、何すっかなぁ。

眠いなぁ。あぁ、寝てないんだ、オレ。

チャップスを枕に、寝転がる。ちょっと肌寒い。ブランケットを広げて掛けてみる。ブランケットは寝袋タイプ。寝袋の中に入ってみる。暖かい。音楽をかける。・・・眠る。ポカポカ・・・気持ちいい。

誰かの声がする。誰かが呼んでいるよ。目を覚ますと知らない人が立っていた。僕に話しかけているようだ。
「五時に閉めますよ」

寝ぼけた頭で考える。ここって閉まる公園なのか?うん、きっとそうなんだ。辺りを見回すと、続々と車が公園を出て行く。時間は4時50分。煙草を吸いながら考える。
「知らない人に起こされちゃったなぁ・・・。公園で知らない人に起こされる人って・・・ホームレスの人以外にもいるんだなぁ・・・オレとか・・・しかも完全に寝袋に入ってたし。・・・うけるなぁ。」


そんな日曜日。帰って来ると、明日は雪との知らせ。・・・京都行かなくて良かったなぁ。今度は五時で閉まらない公園で寝よう。