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LIFESTYLE

ゲーム&サッカー中心の気まぐれブログ

2007年戦力分析 柏レイソル

2007年02月03日 17時49分38秒 | Jリーグ2007
毎年のように残留争いを演じながらも、常にねばり勝ってきた柏レイソル。
だが、2005年のチーム崩壊ともいえる事態は、さすがに歯止めが利かなかった。
加盟11年目にして初のJ2降格。それがつきつけられた現実だった。

ブラジル人の大型補強が完全に空回りし、大敗を続発。
負けるべくして負けたという散々な内容でJ2降格が決定し、
主力が大量に流出するなど、チームは崩壊寸前。
2005年は柏にとって悲劇のシーズンとなった。

あれから2年。柏レイソルは、再びJ1の舞台へ帰ってくる。
主力が大量流出した2006年シーズンを、見事に戦いきった。
J2優勝とまではいかなかったものの、最多得点数をマークするなど、
圧倒的ともいえる強さを誇り自動昇格を果たした。

しかし、柏にとっての本当の戦いは、これから始まる。
1年でのJ1復帰はひとまず果たしたが、再びJ2へ降格するようでは意味がない。
それは、チームの誰もが思っているだろう。

まず、柏レイソルの念頭にあるのは、J1残留。
しかし、それ以上の成績を残せるだけの気合はあるかもしれない。

戦力的に見て、柏がJ1の上位争いを演じるのはたやすいことではない。
それでも、FWの北島や、MFの佐藤など、J1での経験者は比較的多い。
このベテランに加えて、昨季頭角を現した李忠成などの若手が奮起すれば、
J1を旋廻できるだけの人材は揃っている。

どの選手もどれだけJ1の舞台でやれるか、は未知数だが、
昨季、J2最多得点王を記録したチームだけに、ある程度の攻撃力は計算できる。
となると問題は、やはりディフェンスにある。

昨季の柏レイソルが圧倒的な強さを持ちながらもJ2を優勝できなかったのは、
ディフェンスの弱さに問題があった。得点を奪っても競り負けるゲームが多く、
それが勝ち点の取りこぼしに繋がっていたのは言うまでもない。

まして、浦和、ガンバといった攻撃型のチームと対戦するにあたって、
この問題は野放しにできないところ。

その解決策として期待されるのが、新加入の古賀。
名古屋グランパスが誇るベテランストッパーで、守備力の強さは誰もが認める。
この古賀がディフェンスの中心としてフィットすれば、
ある程度のディフェンス力は保証できると思う。

もちろん、中盤の意識や他の選手の頑張りも必要ではあるが、
経験豊富な古賀の加入は精神的にも心強い。
そういった点からでも、この補強は正しかっただろう。

ただ、もう一つ心配なのは、チームの中核だったディエゴらが退団したこと。
これによる攻撃バリエーションの減少を防がないと、
柏レイソルらしいサッカーは見られない気がする。

しかし、補強は充実しているし、バランスも悪くない。
主要メンバーに変更は見られたが、J1残留という最低限の目標は、
まず間違いなく果たせると思う。

2007年戦力分析 ジェフユナイテッド市原・千葉

2007年02月01日 22時02分11秒 | Jリーグ2007
Jリーグ元年当時は、中級クラブだったジェフも、
ここ数年で大きく力をつけ、近年では優勝争いに加わるまでに成長を果たした。
しかし、今ジェフは、あと一歩の殻を破れずに苦しんでいる。

2005年、年間4位まで上り詰めたチームは、昨季11位に低迷。
チーム力が乏しくなかったから、というとそうではなく、
ヤマザキナビスコでは2連覇を達成するなど、実力は確かにある。
だが、いまひとつ強豪になりきれていないのは事実で、
それが、リーグ戦の低迷に繋がっていた。

このことで浮き彫りになるのは、オシム監督の降任。
2003年シーズンからジェフ千葉の監督に就任したオシムは、
チームを劇的なまでに改革し、強豪チームとしての基盤を作った。

しかし、これからというときにオシム監督が退き、
ジェフは再び下降線を辿り始めてしまった。

もちろん、すべてが監督の責任というものではないが、
少なからず監督の力が成績に反映されるのは事実で、ジェフにとってオシムは、
まだ必要な監督だったと思う。

しかし、オシムは日本代表の監督に就任し、ジェフではなく、
日本全体の力を引き上げる役目を担った。
もうジェフは、今の現状を自分たちで乗り切るしかない。

そして迎える今シーズン。船出は慌しかったものの、
ジェフには優勝争いを演じる可能性が感じられると思う。

チームの中心であった、阿部、坂本の移籍は、確かにショックが大きい。
オシム監督が残していったモノを持っている選手であり、
これからもチームを引っ張っていく力を持った選手の離脱は、
戦力ダウンといわざるを得ない。

しかし、ジェフの中盤には、まだポテンシャルを秘めた選手が多くいる。
水野、羽生らがここでチームを引っ張っていく自覚を持ち、
奮起することで、これまで以上のサッカーができるのではないかと期待もある。

さらに、一番の注目はFW陣。今季のジェフは、FWに充実な補強ができたと思う。
エース、巻の残留も確かに朗報であったが、
浦和から黒部、鳥栖からJ2日本人得点王の新居を監督できたのは非常に大きい。

昨季、浦和では出場機会に恵まれなかった黒部も、
日本代表での経験もあり、得点力に優れたストライカー。
新居もJ2日本人得点王の肩書きがあり、ポテンシャルは十分だ。

この黒部、新居の新加入2トップがフィットすれば、
ジェフにとって攻撃の頼もしい柱となるだろう。
逆に、この2トップが、ジェフの命運をわけるといってもいい。

ディフェンスに関しては、阿部が抜けたことで不安もあるものの、
新外国人も加入するようで、その働き次第というところ。

とにかく、今季のジェフは新しい形を作り出した。
黒部、新居が背番号9、11とエース番号を授かったのも、
チームとしての改革にもとれる。

そして迎える勝負のシーズン。
ここで前進するか、後退するかで、ジェフは大きく変わると思う。

2007年戦力分析 大宮アルディージャ

2007年01月31日 19時53分39秒 | Jリーグ2007
J1昇格から今季で3シーズン目となり、
すっかりJ1に定着してきた大宮アルディージャ。
だが、当初J1残留が目標だったチームのビジョンは、
すでにJ1優勝に向けられている。

それを強く感じたのは昨季で、J1残留を果たしたチームは、
2シーズン目ながら大規模な大型補強を実行。
土屋、波戸、吉原といった、実績あるメンバーが顔を揃え、
2006年は躍進の年となるはずだった。

しかし、あまりにも劇的に変わろうとし過ぎたのか、
チームは期待通りの成績を残せず、年間12位で終着。
上位進出を狙い、それに値するメンバーを揃えただけに、
この結果はある意味、意外だった。

大きな要因としては、期待された新外国人がフィットしなかったことと、
大型補強によりチームのバランスを崩してしまったことだと思う。

そんな中迎える今季、大宮の目標は、上位進出にある。
大型補強はないにしろ、昨季の教訓を活かしたサッカーは展開できるはずだし、
外国人の活躍次第では、大きく前進することも不可能ではない。

もともと素質のある選手が多く在籍しているだけに、
監督の采配やそれぞれの連携がマッチすれば、確実に上位に食い込める。
そういった意味でも、新監督、ロバート・ファーベークの手腕が、
順位を大きく左右するかもしれない。

そして、ポイントとなるのはチームの主力へ定着した小林大吾。
2006年、外国人選手が不振にあえいで得点力不足に陥る中、
この選手の存在がなければ、大宮は立ち直れなかったと思う。

ゴール、アシストの両方に絡んでいける選手であり、
今季も小林を中心としたチーム作りが予想される。
これにベテラン・藤本も絡めば、中盤はまずまずの完成度を誇るだろう。

となると心配なのは、やはりFW陣。
とにかく大宮には、軸となるFWや、ここ一番の決定力のあるストライカーがいない。
吉原や桜井は確かにセンスのあるFWではあるが、
J1の上位を走るチームを引っ張るには風格も足りない気がする。

こうなると期待したいのは新加入のブラジル人FW、エリウトン。
この選手の得点力についてはよく分からなかったが、
上手くフィットしてくれれば攻撃陣の柱になれるかもしれない。

そして、一番の心配はこれまでディフェンスの要として定着してきた、
トニーニョが昨季限りで退団し、その穴うめができるかどうか。
攻撃的サッカーを掲げながらも得点力に乏しい大宮にとって、
相手の攻撃を伏せ防ぐのは勝利への絶対条件。

この守備陣の穴を修復できないと、上位進出は厳しい。
そこが大宮の生命ラインとなるかもしれない。

だが、全体的に見ても選手は充実していて、
勢いにさえのることができれば、戦っていける戦力はある。
あとはいかに実力を発揮できるかどうかだ。

2007年戦力分析 浦和レッズ

2007年01月30日 19時42分44秒 | Jリーグ2007
昨季は、その圧倒的な戦力で悲願のリーグ制覇を達成。
リーグ屈指の攻撃力と、体を張ったハードなディフェンス。
そして、ビッグクラブを彷彿とさせる選手層を誇り、
浦和レッズは、誰もが認める強豪クラブへ変貌を遂げた。

当然ながら今季は、リーグ2連覇を目指しての戦いとなる。
しかしそれ以上に、浦和はアジア、そして世界へのビジョンを示している。
そのためにも、今シーズンは後退の許されない、
さらなる飛躍の年と位置づけているはずだろう。

そんな勝負の年となる今シーズン。
浦和は、主要メンバー自体に大きな変更はなく、
昨季通りのサッカーを展開できる選手層を維持した。

ここで無理やり大型のストライカーなどを獲るよりは、
昨季の成熟したメンバーで戦った方がバランスも崩すことはないし、
昨季と同様の戦力を保てたことは、正解だと思う。

ただ、一番のポイントとなるのは、
唯一の補強と言ってもいいジェフ千葉・阿部勇樹の加入。

阿部は、ジェフ千葉のキャプテンとして長年貢献し、
芸術的なフリーキックにも定評を持つ万能ボランチ。
浦和にとって、見劣りしない選手であることは間違いない。

選手層の厚さを見ても、阿部不在でチームが深刻化することはまずないと思うが、
阿部がいることでチームの競争率が高まり、
なおかつセットプレーでの得点力の向上も期待される。
その点を踏まえても、この電撃移籍は今季のポイントとなるだろう。

また、浦和には昨季を遥かに上回る過密日程がかせられる。
カップ戦で勝ち抜いたことを考えれば、1年ほぼフルに試合をこなすことになる。
リーグ最高の選手層を誇っているだけに、さほどの心配はないと思うが、
ケガ人が出た場合はそれなりに危機感が沸くかもしれない。

それでも、先日の天皇杯でそうだったように、
主力を欠いても勝ちあがれる強さを持っているのが浦和レッズ。
よほどのアクシデントがない限り、
今シーズンもJ1を旋廻することは間違いないところだろう。

三都主アレサンドロが抜けた左サイドも、
相馬崇人という代表クラスのアタッカーが在籍しており、
戦力低下はあまりないと思う。

FWも目だった新戦力の獲得はないようだが、
ワシントン、田中、永井といった魅力的なストライカーが揃うだけに、
十分なパフォーマンスを誇ってくれそうだ。

とにかく、今季も優勝候補筆頭は間違いなく、
浦和レッズが優勝争いに絡む可能性は100%と言ってもいい。
確かにサッカーは何が起こるかわからないが、
何も起こさせない力を浦和は持っている。

2007年戦力分析 鹿島アントラーズ

2007年01月29日 21時41分27秒 | Jリーグ2007
鹿島にとって、今シーズンの目標は間違いなくリーグ優勝ないし10冠。
昨季は最後の最後で優勝戦線から離脱し、天皇杯でもベスト4。
あと一歩のところで逃しているタイトルを、是が非でも獲りたいだろう。

だが、10冠達成はもちろんだが、チームとして輝きを取り戻すためでもある。
かつて地域密着を成功させ、磐田と共にリーグ2強時代を築き上げた鹿島。
しかし、2002年以降、鹿島は一度もリーグを制覇していない。
時代が移り変わる中で、いつしか鹿島は古豪クラブとされていった。

そんな中で、若手が筆頭し、世代交代が成功してきた今、
鹿島は、確実に黄金時代の強さを取り戻そうとしている。
タイトルは獲れていなくとも、確実に優勝争いに食い込むチームとなり、
昨季こそ6位に終わったが、2005年は年間3位まで昇りつめた。

このJリーグの歴史の中で、これだけ安定している強さを持ち、
なおかつ優勝争いに絡み続けるチームは珍しい。
そして、再び時代を築き上げることができるクラブは、
もしかしたら鹿島だけかもしれない。

その足がかりに、なんとしてもリーグ制覇を目指す今季。
鹿島にとって必要なのは、若手のさらなる活躍と、
小笠原の穴を埋める人材の誕生。そして、柳沢の再生にある。

昨季、鹿島が優勝戦線から離脱したのは、ある意味仕方がないとも思えた。
海外から復帰した柳沢が、中々得点を重ねられなかったことに加え、
チームの中心だった小笠原が海外へ移籍。
若手の筆頭はあったにせよ、その代償は少なくはなかった。

さらに深刻だったのは、ディフェンス陣の不安定さ。
持ち味の粘り強い守備が見られなかったのはシーズンのほぼすべてで、
大量失点を喫する試合も、例年にまして多かった。

さて、そんな中、オリヴェイラ監督を迎え、新体制となった鹿島。
まず目をひく補強は、清水から加入したマルキーニョス。
勝負どころでの強さが光るストライカーの加入は、
鹿島にとっても貴重な存在になるはず。

この選手が機能するかどうかで、戦況は大きく変わるし、
得点力も大きく左右されると思う。

しかし、依存の選手の奮闘がなければ、優勝はありえない。
昨季は調子を落とした柳沢が、本来の嗅覚を発揮できるか。
そして、小笠原の穴埋めを期待される、野沢、増田の活躍も不可欠。

ベテラン、若手がバランスよくまとまる鹿島ゆえに、
そういった選手たちが高いパフォーマンスを発揮することができれば、
浦和、ガンバに引けをとらないサッカーも展開できるはずだ。

もう一つ言えば、ガンバ大阪のように攻撃力で押し通すサッカーも一つの手。
攻撃陣が勢いづいた時の得点力はすでにあるし、
それを随時発揮することでより結果に基づいたサッカーができると思う。

とにかく、戦力の面でも、実績の面でも、優勝が目標の鹿島。
すでに戦力はそれだけのものを保持しているだけに、
妥協は許されないシーズンとなるだろう。

2007年、Jリーグの王者は?

2007年01月22日 19時37分42秒 | Jリーグ2007
移籍動向もそれなりに落ちついてきて、
各チームが今シーズンへ向けておのおのに始動。
いよいよ、新たな戦いの幕開けとなる。

開幕は3月なので、これからどれだけチームを仕上げていくのかが、
今季の命運を占う大きな鍵。
それを胸に、どのチームもそれぞれの目標へ向けて臨戦態勢をとる。

さて、2007年のJリーグ王者に輝くのはどのチームか?
無論、現時点の選手データーだけで分かることではないが、
データーから見えてくることも確かにある。

まず、やはり優勝大本命は浦和レッズだろう。
昨季通りの充実の選手層に、今年はジェフの阿部勇樹が加入。
より死角をなくした前年度王者に、今や怖いものはないように感じる。

そして、そんな浦和と優勝争いを演じてくれるのは、
ガンバ大阪、川崎フロンターレの2つ。
どちらも昨季と比較しても大きな見劣りはなく、
勢いに乗ることさえできれば、優勝の可能性は十分。

そして、この3チームに追いすがるのが、
鹿島アントラーズ、横浜F・マリノス、名古屋グランパスといったチーム。

経験も実績も十分な鹿島には、マルキーニョスが加入し、
これがフィットするかが、大きなキーポイント。
また、ここのところ低迷が続く横浜は大規模なテコいれを実施し、
いい方向へ転がれば上位進出は確実。

これに加えて、名古屋は今季、開幕からエース、ヨンセンが在籍しているのが見もの。
昨季は中盤からの加入でゴール数は伸ばせなかったが、
開幕から本来のパフォーマンスを見せれば、強い名古屋が見れるはず。
元日本代表、玉田圭司の再生も鍵となるだろう。

そんな中、不気味に映るのが清水エスパルス、ジュビロ磐田の東海勢。
昨季躍進を果たした清水は、フェルナンジーニョ、西澤が新加入。
これが上手く機能すれば、昨季同様のサッカーを展開できそう。

また、磐田は終盤へ向けて調子をあげていただけに、
その調子の良さを今季も維持することができていれば、
上位に食い込めるだけの戦力を持つ。

そして、J2勢では横浜FC、ヴィッセル神戸に注目。
昨季、J2を制した横浜FCは、奥、久保らを獲得し、
補強の充実性は抜群。

神戸もセレッソから大久保を獲得し、
攻撃力の増加はある程度計算できる。

この2チームが旋風をおこしてくれれば、
優勝争いもより混沌としてくるはずだ。
果たして、1年後笑えるチームはどのチームか?
時が経てばおのずと答えはでる。