毎年のように残留争いを演じながらも、常にねばり勝ってきた柏レイソル。
だが、2005年のチーム崩壊ともいえる事態は、さすがに歯止めが利かなかった。
加盟11年目にして初のJ2降格。それがつきつけられた現実だった。
ブラジル人の大型補強が完全に空回りし、大敗を続発。
負けるべくして負けたという散々な内容でJ2降格が決定し、
主力が大量に流出するなど、チームは崩壊寸前。
2005年は柏にとって悲劇のシーズンとなった。
あれから2年。柏レイソルは、再びJ1の舞台へ帰ってくる。
主力が大量流出した2006年シーズンを、見事に戦いきった。
J2優勝とまではいかなかったものの、最多得点数をマークするなど、
圧倒的ともいえる強さを誇り自動昇格を果たした。
しかし、柏にとっての本当の戦いは、これから始まる。
1年でのJ1復帰はひとまず果たしたが、再びJ2へ降格するようでは意味がない。
それは、チームの誰もが思っているだろう。
まず、柏レイソルの念頭にあるのは、J1残留。
しかし、それ以上の成績を残せるだけの気合はあるかもしれない。
戦力的に見て、柏がJ1の上位争いを演じるのはたやすいことではない。
それでも、FWの北島や、MFの佐藤など、J1での経験者は比較的多い。
このベテランに加えて、昨季頭角を現した李忠成などの若手が奮起すれば、
J1を旋廻できるだけの人材は揃っている。
どの選手もどれだけJ1の舞台でやれるか、は未知数だが、
昨季、J2最多得点王を記録したチームだけに、ある程度の攻撃力は計算できる。
となると問題は、やはりディフェンスにある。
昨季の柏レイソルが圧倒的な強さを持ちながらもJ2を優勝できなかったのは、
ディフェンスの弱さに問題があった。得点を奪っても競り負けるゲームが多く、
それが勝ち点の取りこぼしに繋がっていたのは言うまでもない。
まして、浦和、ガンバといった攻撃型のチームと対戦するにあたって、
この問題は野放しにできないところ。
その解決策として期待されるのが、新加入の古賀。
名古屋グランパスが誇るベテランストッパーで、守備力の強さは誰もが認める。
この古賀がディフェンスの中心としてフィットすれば、
ある程度のディフェンス力は保証できると思う。
もちろん、中盤の意識や他の選手の頑張りも必要ではあるが、
経験豊富な古賀の加入は精神的にも心強い。
そういった点からでも、この補強は正しかっただろう。
ただ、もう一つ心配なのは、チームの中核だったディエゴらが退団したこと。
これによる攻撃バリエーションの減少を防がないと、
柏レイソルらしいサッカーは見られない気がする。
しかし、補強は充実しているし、バランスも悪くない。
主要メンバーに変更は見られたが、J1残留という最低限の目標は、
まず間違いなく果たせると思う。
だが、2005年のチーム崩壊ともいえる事態は、さすがに歯止めが利かなかった。
加盟11年目にして初のJ2降格。それがつきつけられた現実だった。
ブラジル人の大型補強が完全に空回りし、大敗を続発。
負けるべくして負けたという散々な内容でJ2降格が決定し、
主力が大量に流出するなど、チームは崩壊寸前。
2005年は柏にとって悲劇のシーズンとなった。
あれから2年。柏レイソルは、再びJ1の舞台へ帰ってくる。
主力が大量流出した2006年シーズンを、見事に戦いきった。
J2優勝とまではいかなかったものの、最多得点数をマークするなど、
圧倒的ともいえる強さを誇り自動昇格を果たした。
しかし、柏にとっての本当の戦いは、これから始まる。
1年でのJ1復帰はひとまず果たしたが、再びJ2へ降格するようでは意味がない。
それは、チームの誰もが思っているだろう。
まず、柏レイソルの念頭にあるのは、J1残留。
しかし、それ以上の成績を残せるだけの気合はあるかもしれない。
戦力的に見て、柏がJ1の上位争いを演じるのはたやすいことではない。
それでも、FWの北島や、MFの佐藤など、J1での経験者は比較的多い。
このベテランに加えて、昨季頭角を現した李忠成などの若手が奮起すれば、
J1を旋廻できるだけの人材は揃っている。
どの選手もどれだけJ1の舞台でやれるか、は未知数だが、
昨季、J2最多得点王を記録したチームだけに、ある程度の攻撃力は計算できる。
となると問題は、やはりディフェンスにある。
昨季の柏レイソルが圧倒的な強さを持ちながらもJ2を優勝できなかったのは、
ディフェンスの弱さに問題があった。得点を奪っても競り負けるゲームが多く、
それが勝ち点の取りこぼしに繋がっていたのは言うまでもない。
まして、浦和、ガンバといった攻撃型のチームと対戦するにあたって、
この問題は野放しにできないところ。
その解決策として期待されるのが、新加入の古賀。
名古屋グランパスが誇るベテランストッパーで、守備力の強さは誰もが認める。
この古賀がディフェンスの中心としてフィットすれば、
ある程度のディフェンス力は保証できると思う。
もちろん、中盤の意識や他の選手の頑張りも必要ではあるが、
経験豊富な古賀の加入は精神的にも心強い。
そういった点からでも、この補強は正しかっただろう。
ただ、もう一つ心配なのは、チームの中核だったディエゴらが退団したこと。
これによる攻撃バリエーションの減少を防がないと、
柏レイソルらしいサッカーは見られない気がする。
しかし、補強は充実しているし、バランスも悪くない。
主要メンバーに変更は見られたが、J1残留という最低限の目標は、
まず間違いなく果たせると思う。