三重県は、障害者の社会進出を支援するため、企業などが発注した作業を知的障害者らに紹介する「ゴールド人材センター」の発足を決めた。今年度中は試行期間として、まず20人の登録を目指し、来月にもスタートさせる。県によると、こうした取り組みは全国でも珍しいという。
同センターは、作業を希望する知的障害者や精神障害者らに対し、企業や団体などから要請のあった作業を紹介する。中程度の障害者が対象で、農作業の手伝いや草刈り、駐車場管理などの軽作業を想定している。
県は今後、センター業務を委託する団体を選ぶとともに、企業や団体などに作業の発注を呼びかける。来年度は40人の登録を予定。
今月から本格施行された障害者自立支援法では、小規模作業所などの利用者に、利用料や食費の実費負担などを義務づけたため、作業の報酬よりも持ち出しが増え、関係者からも反発する声が上がっていた。こうした状況を受け、県は作業所以外での仕事を確保できないか、検討していた。
(2006年10月4日 読売新聞)
同センターは、作業を希望する知的障害者や精神障害者らに対し、企業や団体などから要請のあった作業を紹介する。中程度の障害者が対象で、農作業の手伝いや草刈り、駐車場管理などの軽作業を想定している。
県は今後、センター業務を委託する団体を選ぶとともに、企業や団体などに作業の発注を呼びかける。来年度は40人の登録を予定。
今月から本格施行された障害者自立支援法では、小規模作業所などの利用者に、利用料や食費の実費負担などを義務づけたため、作業の報酬よりも持ち出しが増え、関係者からも反発する声が上がっていた。こうした状況を受け、県は作業所以外での仕事を確保できないか、検討していた。
(2006年10月4日 読売新聞)