酔っ払いの戯言

塾長から使えば?などと、甘い言葉に
ついつい乗せられて。

ルワンダ虐殺の被害者来日(読売新聞)

2006-11-29 19:45:44 | 戦争
1994年にアフリカ・ルワンダで起きた大虐殺で両親と兄、弟を亡くした女性が、自らの体験を語るため初来日した。

 29日夕、東京・港区の慶応大学で講演し、「100日間で100万人のツチ族が殺された」とされる大虐殺の実態や、家族愛、希望を持ち続けることの大切さを訴える。

 来日したのは、ルワンダ生まれのイマキュレー・イリバギザさん(36)(米ニューヨーク州在住)で、大学生の時、民族対立により、多数派のフツ族によって少数派ツチ族が大量殺害される事件が起きた。

 自分自身も、大なたを手にしたかつての隣人、友人に追われた。牧師の家のトイレに女性8人で身を隠し、「神様、助けて」と祈りながら、恐怖や空腹に耐えて約3か月間過ごした。シャワーや着替えもなく、体重は20キロ台に落ちた。

 フランス軍のキャンプに移り、両親と次兄、弟の死を知らされた。刑務所で家族を殺した男と会い、それが知人だと知って、ひたすら泣いた。そして「あなたを許します」と静かに語った。「怒りを手放し、新しい人生を送るために出た言葉だったのかも」

 98年、米国に移住し、国連で働いた後、今年3月にルワンダの孤児らを支援するための基金を設立。世界を駆け巡って講演を続けている。体験をつづった本は米国で30万部のベストセラーとなり、邦訳版「生かされて。」(PHP研究所刊)も10月に出版された。

 「ルワンダは平穏になったように見えるが、子どもたちの貧困や栄養不足、エイズなどいろんな問題を抱えている」と話す。

 慶応大で29日午後4時30分から開かれる講演に向け、イマキュレーさんは「家族は永遠には存在しない。家族への尊敬の念や感謝の気持ちは、率直に伝えた方がいいということを、日本の若者に伝えたい」と語る。

(2006年11月29日14時45分 読売新聞)

硫黄島とファルージャ(共同通信)

2006-11-11 11:14:31 | 戦争
硫黄島の戦い「最も重大」
米大統領、イラクに重ねる
 【ワシントン10日共同】ブッシュ米大統領は10日、南部バージニア州クワンティコの国立海兵隊博物館の開館式典で演説し、太平洋戦争の激戦地、硫黄島での旧日本軍との戦闘が「米国の歴史上最も重大な戦いの1つだった」と述べ、現在のイラクでの戦闘も同様に語り継がれるだろうと強調、米軍のイラク駐留の意義をアピールした。

 大統領は約1万人の退役軍人らを前に、硫黄島の摺鉢山に立てられた星条旗が「米国の不屈の精神を象徴する永遠のシンボル」になったと指摘。

 これにイラク戦争を重ね合わせ「将来、自由で繁栄した中東を目にすれば、(イラク中部)ファルージャでの戦いをガダルカナルや硫黄島と同様、米国人は畏敬の念を持って語るようになるだろう」と述べ、イラクで活動する兵士の貢献をたたえた。

 博物館の外観は、米軍兵士が硫黄島で星条旗を立てる写真をモチーフにしており、館内には星条旗の実物も展示されている。一般公開は13日から。(共同通信)