酔っ払いの戯言

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ついつい乗せられて。

センター試験「地歴」「公民」統合

2007-07-16 17:20:36 | Weblog
センター試験 「地歴」と「公民」統合 22年度にも


 大学入試センター試験の「地理歴史」と「公民」を「地理歴史・公民」の1教科に統合し、その中から2科目を選択できるように変更する方針を大学入試センターが固めたことが分かった。「日本史と世界史」「日本史と地理」など現行では受験できない組み合わせが可能になる。選択の幅を広げることで、高校生の「地理・歴史」離れを防ぐのが目的。平成22年度にも実施される。

 大学入試センターの有識者会議が文部科学省に提出した報告書によると、それぞれ60分間の試験時間をあてている「地理歴史」(世界史A・B、日本史A・B、地理A・B)と「公民」(現代社会、倫理、政治・経済)を「地理歴史・公民」の1教科に統合し、試験時間は100分間か120分間にする。受験生は計9科目の中から2科目を選択できるようになる。

 また、現在は3コマに分割している理科(計6科目)も1教科に統合。同様の態勢とする。

 朝から夕方にわたる厳しい日程を緩和する狙いもある。

 両教科とも1教科あたりの科目数が倍増するため、受験生の負担増にならないよう問題を簡単にする。

 昭和54年度に共通一次試験が導入されて以降、国立大学の個別試験(2次試験)では社会科系の科目を課す大学が減っている。国立大の8割は「5教科7科目」を課しているが、文系学部なのに日本史の基礎を知らない学生が増えるなど地歴離れが目立っている。このため、国立大学協会が試験科目選択の見直しを要望していた。

 文科省は「実施は検討中だが、中央教育審議会で改定作業を進めている高校の学習指導要領を踏まえてから」(大学振興課)としている。指導要領は年度内に改定される予定で、同時期にも結論を出すことになりそうだ。






センター試験 国公立大入試の1次試験や私立大入試に活用される試験で、19年度は51万人が受験した。20年度は624大学、156短大が利用する。前身の共通一次試験(昭和54~平成元年度)では各国公立大学が5教科5科目を必修としていたが、自由に科目指定する方式に変更され、私大も参加するようになった。日本史、世界史のAは近現代史中心、Bが通史。地理はAが基礎、Bが応用。理科総合のAは物理化学分野、Bが生物地学分野。18年度から英語でリスニングテストが導入された。