ぶらりフォト日記

2005年開設以来あまり更新されていませんが、私の住んでいる地域や旅先の事を写真をまじえて紹介しようと思います。

藤枝桐箪笥

2014年11月05日 11時22分12秒 | わがまち発見

 藤枝桐箪笥は、藤枝市の伝統工芸品の一つで静岡県の「郷土伝統工芸品」に指定されています。桐箪笥は耐湿性に優れ、耐用年数も長く、虫がつきにくく、熱を通しにくいなどの理由から、古来より貴重品や衣類の収納に重宝されてきました。また女性の嫁入り道具としても親しまれてきました。

 藤枝桐箪笥の歴史は古く、徳川三代将軍家光公の時代、静岡浅間神社造営の際に全国から集められた木工、漆工、彫刻師などの技術者が、造営後も静岡の温暖な気候風土に魅了され住みつき、その一部が藤枝に移り住み、入手しやすい桐を使用し、長持、衣料箱、箪笥を作り出したことに由来します。その後技術革新や鉄道の発達により、藤枝桐箪笥は東京や名古屋方面に販路を拡大し、新潟県の加茂、埼玉県の春日部と並ぶ日本三大産地になりました。

 戦後になり生活様式が急激に洋風化したことや原材料の桐の生産の減少により、桐箪笥の生産は減少し、職人さんの一部は洋家具へ転向しました。現在では江戸時代から脈々と続く伝統の技を受け継いだ職人さんたちが、生産に勤しんでいます。

 2日の日曜日、娘の合唱の発表を見るため、自宅の近くにある生涯学習センターのふれあい祭りに行くと「藤枝桐箪笥」の紹介と「桐箱」作りの体験コーナーをやっていました。見出しの画像は「藤枝桐箪笥」を紹介したものです。この「藤枝桐箪笥」、昨年息子が自由研究の発表に選んだもので、体験コーナーはその時に取材したお店だそうです。(うちに帰って息子から聞きました。)

 桐箱

 



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