みう と 青

みうと青の共同ブログ。
知ってる人には言えないけど、知らない誰かの通り過ぎる場所で呟きたい独り言があるのです。

カナダ旅行記その6~筆が乗ってきた空中散歩~

2010年01月25日 23時07分55秒 | みう・海外旅行記
こんばんにゃ。

いい加減たどり着きたい『ウェイサイドチャペル』ですね。

さて、駆け込み乗車でバスに飛び込み周囲の乗客から喝采を浴びてすっかりいい気分の自分は
次の目的地である『ワールプールエアロカー』を目指します。

ワールプールエアロカーとは…
ナイアガラの滝の数キロ下流にある川の曲がり角で起こる水の渦を、
川を横切るロープウェイの様な乗り物を使って空中から観察しようという
とっても危険な(?)乗り物です。


コレが『ワールプールエアロカー』だ!
高所恐怖症の人にお勧めしたい。


あれほど乗りたかったバスをサクッと降りてチケット売り場へ…。
割と順調にチケットを購入し、しばし待機。
順番が来ていざ乗り込もうという段で後ろの外人さんに声かけられた。

『走っちゃダメだよ、ベイビー(ニヤニヤ)』

???………!
さっきのバスで一緒だったオッサンだ(多分)

なるほど。バスに駆け乗った自分に対し、同じ過ちを繰り返すなという親切なアドバイス…なわけあるかい!
なるほど。これがアメリカンジョークなのですね?いやいや、ここはカナダですから、これがカナディアンジョークなのですね?
いやいや、そんなジョークは聞いたことがない。カナディアンと言えばロッキー(山々)とかクラブ(ウィスキー)とか、そういうのでしょ?
じゃ、自分が聞いているこのジョークは何ジョークなんだ?
そもそも世界中から観光客があつまるこのナイアガラの地にいる外人さんが全員カナダ人というのが早計ではないのか?
アメリカン人ならアメリカンジョーク、カナダ人ならカナディアンジョーク、イタリア人ならイタリアンジョーク、エジプト人ならエジプシャンジョークなわけで、自分が今聞いているこのジョークは何ジョークなんだ!?と、悩んでいると

『早く乗れや』

おい、コラ!
自分がネット界の住人なら『ゴルァ!』って言いながら顔文字とか出しちゃうよ?
走るなって言ったり、早くって言ったり、どっちかにしてほしいわね。
失礼しちゃうわ、プププン!

てな事があったりなかったりしつつ、エアロカーに乗車。


カメラ小僧込みです。


なかなか良い景色~♪(も、人が邪魔であまり写ってないけど)
紅葉には少し早かったけど、そこそこ色づいてるしね。

さて、エアロカーが川の反対側までやってきました。数メートル先の岸(というか断崖)はアメリカの地なわけで、なんかドキドキする。
島国出身者は国境というものに滅法弱いのである。
てか、生まれながらの国境フェチだと思うね。でなきゃ電波少年とかあいのりとか、あんなに流行らんでしょう。(見てなかったけど)
とにかく目の前はアメリカ!命懸けで飛び移れば不法入国が出来るわけで、まぁそれは命懸けで川を泳ぐ方がまだマシな感じなわけだけど、とにかくアメリカに接近!


閉じ込められているのはどっちだ?的状況。
サスケのファイナリストならもしかしたら行けるかも?な距離まで接近。


対岸のアメリカ人に写真撮られた。
しかし、いくらエアロカーから肖像権の侵害を訴えようと、奴らには届かない。
もし届いても日本語は理解できまい。
そして日本語が理解出来てもカメラを渡してはくれまい。
しかたがないので
アイアム ジャパニーズ アクトレス!(アタシは日本の女優よ!)
セカンド サユリ・ヨシナガ! (第二の吉永小百合って言われてるんだから!)
マイプライベート イズ トップシークレット!! (そんなアタシの私生活はヒ・ミ・ツなの!!)

と、叫んだ。いや、つぶやいた。というか何もしなかった。
むしろ手を振ろうかと思ったくらいだ。

さて、このエアロカーですが、あとはもと来たルートを真っ直ぐカナダに戻るだけ。
本当にたいしたことの無い乗り物ですが、ここで添乗員さんから一言。

『はいは~い!左右逆になりますよ~。移動してくださ~い』
(本当はもっと無愛想)

行き帰りで違う景色が見られるように、乗り物内をぐるぐると移動するのです。
すると後ろから肩を叩かれた。振り向くと可愛いおばあちゃんが

『走っちゃダメよ♪』

『オーゥ』『フゥ~』『ワッハッハァ』(よく分からない擬音?でリアクションする周囲の外人)

ここは大阪か!?
あんな小さなハプニングをきっかけに執拗に笑いを取りに来るアンタ達は何物だ?
朝の東海道線のフォームとか行ったら、君達は一日中駆け込み乗車のサラリーマンをネタに
笑えるんじゃないだろうか?
しかし異国の地でのコミュニケーションが嬉しい自分は可愛く頭をポリポリ(^^ゞしたりしながら愛想を振り撒いておきました!
なにしろこのエアロカー内における日本代表ですから。



彼方には滝があるのです。

逆サイドも味わい深い。
昔はこの辺りが滝だった頃もあるのだけど、水の力で少しずつ滝が削られて今の位置に来たらしい。もちろん今も削られてるよ。


渦的には四国で見た渦潮には遠く及ばないように感じたけど、景色が綺麗だった。

てか、四国の渦潮は本当に凄かった。てか怖かった(今にして思えば)
ロープウェイとかじゃなくて、小船で直に渦に向かって行くツアーだったし。その日台風(?)来てたし。
もうグワングワンに船が揺れて大人達はぐったり。子供だった自分は自然のパワーと脅威に大興奮だったけど、
危険すぎるという理由で、渦の手前で船引き換えしてたし…


ま、幼き日の四国ツアーはまたいずれ。

今日も教会に辿り着けなかったにゃあorz

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