みう と 青

みうと青の共同ブログ。
知ってる人には言えないけど、知らない誰かの通り過ぎる場所で呟きたい独り言があるのです。

イスラエル・パレスチナ旅行 全体図

2018年12月24日 23時30分59秒 | イスラエル・パレスチナ 2018年末~2019年始

こんばんにゃ
2018〜2019年、平成最後の年末年始にイスラエル・パレスチナに行ってきたので、その記録をまとめます。
どなたかの参考になれば幸いです。



スタイル:一人旅、自由旅行、バッパー。
スペック:英語力・体力・財力は下の下。
事前準備:ヘブライ語をちょっぴり勉強。

◆◆日程◆◆
12/26(水) 午前は出社 → 会社から直接成田空港へ
12/27(木) 7:40テルアビブ到着 → エルサレム観光
12/28(金) エルサレム観光 ※夕方からシャバット
12/29(土) ヘブロン&ベツレヘム観光 ※夕方までシャバット
12/30(日) 死海(エン・ボケック)→ ミツペ・ラモン(砂漠)
12/31(月) ミツペ・ラモン観光 (砂漠でジープサファリなど)
1/1(火)  ミツペ・ラモン→エルサレム → ティベリヤ観光
1/2(水)  ティベリヤ観光(ほぼハイキング)→ゴラン高原
1/3(木)  ゴラン高原&メトゥラ&ツファット観光→ハイファ
1/4(金)  ハイファ観光→テルアビブ&ヤッフォ観光 ※シャバット
1/5(土)  テルアビブから出国(2時間しくじる)※シャバット
1/6(日)  成田に帰国
(翌日から仕事はキツイけど頑張ろう)

※シャバットとはユダヤの安息日です。金曜の日没~土曜の日没はユダヤ系の殆どの機関が止まり、お店は休業してしまいます。
嘆きの壁なども、ちょっと厳しくなります(写真ダメ!とか)



◆◆旅費◆◆
ほぼ総額¥228,318
内訳
●航空券 ¥125,050
(キャセイ・パシフィック/香港経由)

●宿9泊 ¥31,589
(ドミやホステル。平均¥3,500/泊)

●キャッシング ¥56,168 =1,900NIS
(1NIS ≒ ¥30)
※300NIS(¥10,000弱)ほど余らせ帰国

●キャッシング手数料 ¥858
(楽天カード。リボにあらず)

●現地ATM手数料 ¥216
(到着ロビーの赤いATMを利用)

●ダビデの塔 ¥2,472
(入場券とナイトショーのセット券)

●ミツペ・ラモンのジープツアー ¥6,326
(混載で2.5時間)

●日本での空港バスなど ¥4,500
(東京→成田空港→YCAT)


現地の色んなものの値段
単位はNIS=シェケル/1NIS≒¥30
○水は500mlで3NIS、1000mlで5NISくらい
○サンド系の軽食+ジュースで25~35NIS

○バスは安い。主なところは以下の通り
・エルサレム~ベツレヘム(アラブバス)6.5NIS 30分
・エルサレム~エンボケック(遠い方の死海)37.5NIS 2時間
・エルサレム~ティベリヤ(90号を通る)37.5NIS 2時間半

○電車も安い。利用したのは1回だけ
・ハイファ(バト・ガリム駅)~テルアビブ 27.5NIS 1時間

○エルサレムのメータータクシー
・ライオン門~昇天教会(1kmちょっと)15NIS

○エルサレムのアラブ人タクシー
・メアシェリーム~ヤッフェ門(2km弱 夕方ラッシュ)40NIS

○ハイファのユダヤ人タクシー
・バハーイー庭園→宿→バト・ガリム駅(5.5km)70NIS

○テルアビブの美術館(企画展と常設展のセット券)60NIS
○有料トイレ 1~2NIS(ちょうどで用意するべし)

○ガリラヤ湖畔のセント・ピーターズフィッシュは74~79NIS(+税)

○宿などもクレカや外貨払いは無税だけど、NIS払いは税金がかかる。


◆◆エリア別の感想◆◆

●エルサレム旧市街
城壁内はアーケードが多くて周りが見えず、目印になるような建物が見えない&目的地間近でも気づかない。
全体的に坂道や階段多数で、しかも滑りやすい石を使ってるところも多いので歩きにくくて疲れる。
城壁内はなんでも高いので、夕食とかは壁の外がオススメ。




●エルサレム新市街
都会でキレイ。夜のライトアップが可愛い。
てか、夜しか歩いてないので、実はよく分からない。




●ヘブロン
英語の通用度が低い感じ。たまにペラペラの人もいたりする。
パレスチナなのでアラビア語が役に立つ。
イスラエルとパレスチナがバッチバチのエリアなので旧市街は緊張感がハンパない。
チェックポイント(検問)多すぎ。
旧市街に行ったら英語堪能なガイドさんを見つけて社会科見学するべき。
旧市街は部分的にゴーストタウン。
新市街はめっちゃ賑わってます。
物価は総じてエルサレムより安い。




●ベツレヘム
英語の通用度が低い。パレスチナなのでアラビア語が役に立つ。
タクシー運転手の「遠いよ」「バスないよ」は絶対に信じちゃだめ。
物価は総じてエルサレムより安い。




●エン・ボケック(死海)
高級なエン・ゲディではなく、エン・ボケックの無料ビーチに行ってきました。
自分が見た範囲では、鍵つきロッカー的なものは見当たらず。
荷物をつめたバックパックを日除けの柱(沢山ある)にワイヤーでつないでおいた。
更衣室、シャワー、トイレ、足洗い場などはちゃんとある。
マクドナルドとかの看板も見えたし、周囲には高級ホテルがわんさか建っているので、ご飯とか食べる場所はありそう。
(食べてないけど)

エン・ボケックのバス停では、人気の方面だとバスが満席ってこともあった。2便見送ってる人もいた。(そういう時はバス増便してるかも)
自分の乗ったベエル・シェバ行きのバスは乗車率1割未満でガラガラ。




●ミツペ・ラモン
でっかいクレーターのある砂漠。でも旅行者は少ないらしい。
近場の遺跡へのアクセスも悪くなさそう。
北のハンガル地区は芸術が盛んでアトリエとかギャラリーとか飲み屋もある。
ガゼル的なのがウジャウジャいるので、動物好きにもいいかも。




●ティベリヤ
ガリラヤ湖畔の町。廃墟と野良猫とカモメ的な水鳥がウジャウジャで、湖畔はかなり埃っぽいし、町全体がゴミゴミしてる。
宿も汚かったw
町から出てハイキングなどをした方が、湖畔ののどかさを味わえてよい。
余談だが、エルサレムからティベリヤを目指すなら、是非90号線を通るルートで、ヨルダン川側に座ることをオススメする。
景色がステキ!
(天気がよければね)



●ゴラン高原
冬に行ってはいけない。
ツアーやレンタカーがオススメ。
夏に行ってハイキングや川下りをしたい。
シリア国境間近だが、いたって平和で緑豊かな高原である。
しかし地雷原も広大なので注意されたし。
雷が鳴っても「訓練かな?本番かな?」っていう地元のテンション。
イスラエル最高峰のヘルモン山にも近く、メッサダやマジダル・シャムスなどシリア系住民の村も多く、文化的にも興味深い。
ワインも美味しいよ。




●ツファット
オーソドックスなジューイッシュが多い。
坂と階段も多い。
白い壁に青い格子窓などが映える小さいけどかわいくてステキな村。
夜しか見てないけど、昼間も良さそう。
ここも聖地です。




●ハイファ
海から一気にそりあがる山肌にある町。
とにかく坂が多い。うまくバスを使いたい。
目的地には何番バスで行けるのかを調べておくだけでも吉。
Suicaぽいやつ買っておくと、これも吉。
バハーイー庭園はキレイだが、観光はちょっとしにくい感じ。
庭園を突っ切れないのが不便すぎる。
個人的にはバーブ廟が結構好きかも。
(いい匂い)
夜景がきれい。
民族問わず気さくな人が多かった。
すごくいい感じの波が来てて、サーファーやSAPもちらほら。




●テル・アビブ
めっちゃ都会!かと思いきやレトロな町並みやキレイな街路樹もある。
色んな顔をコンパクトにギュギュッと詰め込んだ感じ。
ヤッフォもめっちゃ近い港町。
いずれも平和で明るくアート好きな雰囲気。
ひとり歩きしていないので、気づいてない部分もたくさんあるかもだけど。




◆◆治安とかの話◆◆
●自分は無事に帰国。
●殆どの街で日没後もウロウロしたけどそんなに危機感はなかった。
●夜のエルサレムは一人だとちょっとドキドキ。初夜だったからかも?
●エルサレムなどは要所要所にマシンガンみたいなのを装備した警官がウヨウヨいてドキドキするけど、いないほうが危険?
●ヘブロンは警官?アーミー?の数が一番多かった。というかダントツで多かったし、マシンガンを携行している民間人も多かった。これは別途ちゃんと書く。
●イス・パレの国境(?)を越えるバスの車内検査員は防弾チョッキ着用。写真はもちろんNGでした。




◆◆人々の話(主観)◆◆
●色んな民族が入り混じっているし、エリアの個性も強いので、一言で「イスラエル人は~」とは語れない。
●メア・シェリーム地区(ガチ系のジューイッシュ村)はカメラ持ってるだけで子供に唾吐かれたり、にらまれたりもした。(大人はスルー)
本気度が高い人ほど写真NGだが、稀に向こうから「撮ってくれ~」って人もいる。
●とにかく今回は依頼撮り・隠し撮り、ともに人間の写真が少ないです。
●長距離バスの運転手さんは総じてとっても親切だった。
●タクシー運転手は油断ならない人多数。
●バス・ノット・カミングおじさん(タクシー運転手)には要注意。
要所要所のバス停で「バス・ノット・カミング」と声をかけてくるけど、バスは来ます。(シャバット中のユダヤ系バスは本当に少ないけど)
タクシー運転手以外のローカルさんに確認するべし。
●メータータクシーに乗れたらラッキー。
●車内でナンパしてくるアホもいます。
●タクシーへの悪口が止まらない。
●美人がめっちゃ多いと聞いていたが、言うほどでもないかも?
●でも、たまにものすごい美人がいる!つい振り返ってしまう。



◆◆総括◆◆
また行きたいにゃあ