北海道旅行記 ~網走監獄~

当日は出発時間がとても早く始発に乗って
羽田空港へ行きました。飛行場では虹が出て
おり、幸先の良いスタートです。

飛行機内では爆睡し、8時45分には女満別空港
に到着。ただ、ここからレンタカーを借りたり
などして、10時半ぐらいには最初の目的地、
博物館　網走監獄に到着しました。博物館と
いうことで建物内かと思っていましたが、外を
歩いて見学することが多く、暑さとの戦いで
まるで修行のようでした。館内では冷房が効いて
いない場所もありました。北海道なのになぜ
こんなに暑いのか…。

見学する前に監獄食堂へ。焼き魚はあまり得意
ではないので、私は食べませんでしたが、
監獄食はこんな感じです。
同行者曰く、おいしかったそうです。

こちらには重要文化財や登録有形文化財が
数多くあり、1984年まで網走刑務所の
獄房として、使われていた舎房もありました。
また、北海道の開拓を担った囚人たちの過酷の歴史
を知ることができました。そして、網走刑務所と
いえば、高倉健さんのイメージなのですが、しっかり
「網走番外地」の掲示もありました。

展示の中には横並びの水道があり、小学校と同じです。
食事も給食のようでしたし、罪を犯した人は小学校から
やり直せということなのかと感じました。

とても気に入ってしまったのは二ポポです。北海道網走市の
郷土玩具で八角形の胴をもつ一刀彫り無彩色の素朴な人形で、
こけしのような形状をしています。キーホルダーを買って
しまいました。

せっかくここまで来たので、網走刑務所にも訪れました。
刑務所の前には刑務作業製品展示場があり、商品も
売っています。観光客は刑務所の入口まで行くことは
できず、壁のみ撮影できました。ところで網走駅の
看板は縦書きだそうですが、網走刑務所で刑期を終えた
元受刑者のほとんどが網走駅から列車に乗車し故郷等に
向かって行ったため、網走の町を去る際に「この縦書き看板
のように、横道にそれることなく、まっすぐに歩んで
生きて行って欲しい」という思いが込められているそうです。