再び、イスタンブールへ・・・。
イスタンブールは人口約1000万人の大都会。
今はトルコの首都ではないけれど、かつてはビザンチウム、コンスタンチノープルと呼ばれ、古くから東ローマ帝国、オスマン帝国の首都として栄えた街。アジアとヨーロッパをつなぐ文化の中心地です。そうそう、学校の世界史の授業で習ったなあ。
ビザンチン建築の最高傑作といわれる「アヤソフィア」や6本の高いミナレット(尖塔)の回教寺院「ブルーモスク」、大きなサファイヤやダイヤを散りばめた宝物がある「トプカプ宮殿」を訪れた人も多いのではないでしょうか。この夏もここは観光客でいっぱいでした。
今回宿泊したのは、アジア側にある老舗のホテル。ヨーロッパ側には近代的なホテルが多いのですが、やはり旧市街の方が情緒があっていい。まあ、ごちゃごちゃしていますが・・。
ホテルの中の調度品もイスラム調でかつゴージャス、まるでスルタンになったような気分。
すごいなあ、と感動していたのもつかの間、部屋に入ってびっくり!
お水が・・・・・。お風呂と洗面所の蛇口から出てきたお水が・・。まっ茶色!これじゃあ、お風呂どころか、顔も洗えないし、歯磨きもできない。フロントに連絡しても、「技術者をやるから」と言うだけで、待っても待っても誰も来ない。やっと来た「技術者」は水道の水を流しっぱなしにしてただ見てるだけ。しばらくすると、やや赤みを帯びていた水が少し透明になってきたけど、水が流れた後は砂のような赤茶色の筋が何本も残っている。
「これでOK?やなあ」って言われたけど、まだまだ「あかんやろ。」って言ったら、再び水を流し始める。これって本当に技術者なの?修理するんじゃないの?
そのうち、水道管からキュルキュル変な音が鳴りだして、「だめだこりゃ」ってことになり、結局、部屋を変えてくれることになった。
最初からさっさとそうしてくれたらいいのに。
ということで、VIPルームに変更。めちゃくちゃ広い。カウチもあるし、バスルームもシャワーブースとバスタブがあるし。部屋の窓からはモスクが見える。ちょうどラマザン(断食)明けで、お祈りの声がよく聞こえること・・。翌日にはお詫びのしるしというわけか、フルーツの山盛りをサービスしてくれた。
大満足!そこで右手を天にかざし、左手を地に向けてくるくると今日は多めに回った。
さて、観光は、今回、ゆっくりとドルマバフチェ宮殿を見学したり、ボスポラス海峡クルーズに出かけた。
東洋と西洋をつなぐ、ボスポラス海峡には橋が二本ある。日本の企業IHI、三菱重工が架けたつり橋です。世界に誇る日本の技術はすごい。
さらに、ガラタ橋あたりをブラブラ散策。ここにはいつもたくさんの釣り人が並んでいる。
スルケジの辺りにはオリエント急行の終着駅がある。
さらに、イスタンブール大学のあたりの古本屋へ行く。
いい掘り出し物を見つけて購入したけど、値段はあまり負けてくれなかった。
なぜなら、長ーいラマザン期間が今日で終わるということで、腹ペコ状態の極限に達していた店員さんの気が立っていたからだ。そうだよね、早く家に帰って、腹いっぱいご飯を食べたいよね。
グランバザールもあまり商売っ気がなく、早々に閉店。明日はお店がほとんど閉まり、祝日。家でごちそうを食べまくる日だそうです。
街を歩いていて思うのは、男の人ばっかりが出歩いていること。
女の人は家庭でお仕事。きっと明日に向けてのごちそう作りに忙しいんだろう。
でも、この時期に限らず、たいてい女の人は家にいて家事に専念しているらしい。
まあ、亭主のいない間に甘ーいお菓子とチャイで近所の人とおしゃべりしていると思うけどね。そこんところは、どこの国も似たようなものかな?
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