うれし恥ずかしベルリン生活!

心のふれあいを求めて・・ちょい住みのすすめ
日本人から見たドイツ生活とヨーロッパの魅力!

ドイツ人の3条件!

2011-01-29 | 回想録
ドイツ人の3条件ってなんだかわかる?

1・車好き!

2・ビール好き!

3・サッカー大好き!




この条件三つを全部満たさなくても、どれか一つのテーマをドイツ人に向けてふっかけると絶対に食いついてくる。まあ、特に「男性」だけどね。

サッカーに関してはインテリさんはあまり興味がないみたい。でも、ごひいきのチームに対する思いは尋常でない。

ベルリンはやっぱり「ヘアタ」!特に「バイエルン ミュンヘン」に対しては敵意むき出し!

「シャルケ」や「ドルトムント」も特に「バイエルン」に対してはすっごい敵対心を持っている。

ベルリン「ヘアタ」VS「バイエルン」は日本でいう「巨人」VS「阪神」に匹敵するなあ。

そして、どっちかというと「ヘアタ」が「阪神」で「バイエルン」が「巨人」という構図になってると思う。

最近こそ、日本選手がブンデスリーグで活躍しだしたけど、我々がいた時は、「高原選手」が「ハンブルグSV」で頑張ってた。でも、「すしボンバー」なんて言われてて、結構彼は苦労したんじゃないかな?

どんな分野でも「開拓者」は大変なんだよね。

注意!
女性はサッカー観戦にあんまり行かない方がいいよ!おっかないからね。怖いよ。興奮した野獣たちが吠えまくってるから。それにかなりアルコールも入ってるしね。汚いドイツ語を覚えたかったら、実地練習できるけど・・。

ドイツでのお誕生日!

2011-01-29 | 海外生活

ドイツ人にとって一年で大切なイベントは何でしょう?

それはもちろん「クリスマス」と「お誕生日」なのだ。
今回はお誕生日について・・・。

全く面識のないドイツ人に、「今日は私の誕生日なの!」っと言ってみてください。
眉間にしわを寄せたいかめしい顔のドイツ人でも、ニコッと笑って「そう。お誕生日なの?おめでとう!」って言ってくれますよ。そして、もし逆に誰かのお誕生日だと知ったら、満面の笑顔で「おめでとう!」と言ってあげてくださいね。

さて、私の誕生日は1月!帰国が近づいていたこともあって、記念にドイツ製の「眼鏡」をあつらえようとお友達について行ってもらい、「眼鏡屋さん」へ行った。だって、今まで使っていた眼鏡だと遠くの文字が見えにくくなってしまったんだもの。
暗い暗い部屋のせい?(ドイツの家の電灯は黄色く、間接照明だけだと、天井が高いせいか部屋の明かりが弱く感じる。)
はたまた、細かい文字を見続けていたせいかな?

新しい眼鏡を作るには、眼科へ行ってまず視力検査!やっぱり、近視がすすんでいる。4段階も強いレンズに換えなくちゃいけない。最悪!でも、私のカルテに書かれた生年月日を見たお医者さんは、「今日はお誕生日なんだね。おめでとう!」って言ってくれた。

検査結果を書いてもらって、再び「眼鏡屋さん」に行く。フレームは「RODENSTOCK」!レンズは「CARLZEISS」!知る人ぞ知るドイツの逸品。お値段も日本で買うよりずーっと安い。ただし、できあがるのは10日後。遅ーい。日本だと30分で仕上げることもできるだろうに。まあ、気長に待とう!

そして、眼鏡屋さんの店員さんがお客様カードを見て、「お誕生日おめでとう!って言ってくれた。ほかの店員さんも同様に「おめでとう!」と言ってくれた。ついでにそうそう「眼科の受付のおばさん」も「おめでとう!」って言ったっけ・・。

日本にいると年を重ねるごとにだんだん誕生日がおっぱずかしくなるもんだけど、やっぱり、「おめでとう!」って言われるといまさらねえ、なんて思いながらも「いい気分」になる。

これからは、日本でも年齢に関係なく、「お誕生日おめでとう!」っていろんな人に言ってあげようと思った。

それから、お誕生日の人はパーティーを開いて、友達や家族をもてなさないといけないの。招待された人は誕生日プレゼントを持ってきてくれるけど、だいたいは「お花」か「ワイン」が多いね。ぜんぜん高価なものをあげる必要はない。これだと気楽に訪問できるね。しかし、招待する側は、つまり誕生日を迎えた人は食事やら飲み物やらデザートやらいろいろと用意しなくちゃいけない。みんなに「おごる」んだよ。これは日本と反対だよね。

うん、このドイツ式風習は日本人だから、帰国しても無視することにしようっと。


ドイツでの恐るべし「法律」の威力!

2011-01-28 | 海外生活

さて、今日はドイツの法国家について、なんて言うといかにも「いかめしい」感じがするけど・・・。

ドイツ人が法律を遵守することに誇り?を持っているかは、周知の事実だよね。
まじめなドイツ人は、基本、ルールは守らなあかん!とは思っているようです。だから、例の「ドイツ語講座」でも、「外国人だからと言ってここの国の法律を知らなかったという言い訳はまったく通用しません。違反すれば、即「罰金」です。」と教えられた。

たとえば、無賃乗車。たとえ、家に定期券を忘れて、検札の時携帯していなかったら、次の駅で降ろされて「40ユーロの罰金」!これに引っかかった人は多い。

近所の若者が夜の10時過ぎても友達と家でうるさくパーティーしてたら、すぐに通報されて「1000ユーロの罰金や!」と言われていたし、(通報したのは私です。)

朝早くから「洗濯機」をまわしたり、「掃除機」をかけてはいけないし、休日は特に静かにしてなくてはいけない。平日の昼も休息時間だから「掃除機」はかけられない。

冬の朝は午前7時ごろまでに「雪かき」しないといけない。もし、凍った雪が原因で家の前でおばあさんが足を滑らせて骨折したら、治療費はそこの家の人が支払わなければいけない(らしい)。

許可なく「家の木」を切ってはいけない(らしい)。

日曜日は「お店」を開けてはいけない。これは「閉店法」といって結構有名。日本人の観光客も日曜日にお土産をとお買い物しようとしたら、店が閉まってた、なんて経験したんじゃない?でも、最近は特にスーパーなんかが、頑張って日曜でも営業しているみたい。もう、商売しても良いのかしら?土曜日に限ってはだいたい午後2時ぐらいでお店は閉まる。

土曜日の午後2時ぎりぎりに「パン屋」の前で並んでいたら、2時になって、まだお客さんがいるのに「閉店、ガラガラ」!残ったパンをザーザーッと別の袋に入れてしまった。おい、お客さんもまだいるし、商品も残ってるじゃないの!売りなさいよ!
店員さんはそそくさと帰り支度をしていなくなっちゃった。勤務時間以外は働きたくないのよね。

条例か、法律かなんか知らんけど、そのほかにもいっぱい細かいことがあって、厳しいなあと思うことが多かった。ところが、実際暮らしてみるとそうでもないことに気づく。普通に生活してるうちに慣れちゃって何とも思わなくなる。それに、まあ、どこでも「規則破り」「掟破り」は存在するわけで、前回みたいに大胆、単純な手口で人を騙そうなんて輩がいる。

そういう事情からか、私が通ってた「ドイツ語講座」でも、新移民法とやらで、ドイツ語の習得とドイツの社会事情を学ぶことが義務づけられていた。「ドイツ基本法」の冊子をもらってそこに何が書いてあるかという内容のお勉強です。全くつまらない授業なので、我々はこの授業を「シャイセ!コース!」と呼んでいた。この言葉の意味はあえて書かないよ。きたない言葉だからね。


トホホのドイツ語学習(3)詐欺に遭う?

2011-01-27 | 海外生活

今日のドイツ語「トホホ・・」は危うく詐欺に遭いかけたこと!

ドイツに住み始めて間もないころ、自分足で歩き回って探しあてた待望の新居!
日当たり良好!アクセスもいいし。100パーセントの満足度とはいかなかったけど、まあまあのアパート!

家探しも大変だったけど、ここからがまたまた大変!
住民登録、在住登録、外国人登録、電気、ガス、水道、銀行口座の開設その他引っ越しをしたら待ち受けている様々な事務手続き!

これが、言葉の不自由なものにとっては最難関!ずいぶんいろんな人に助けて頂いた。

しかし、ドイツでの事務手続きには驚くほど時間がかかる。日本みたいにさっさっとやってくれない。何週間も待たされるなんて当たり前。こっちが何にも言わなかったら、いつの間にか書類自体がどこかにいってしまっている始末!そのうえ「ごめんなさい」の一言もない。だいたいドイツ人に限ってではないけど、「あやまる」ということは自分のミスを認め、敗北を意味するからか、やつらは「あやまる」ということをしない!

ぼちぼちと生活の準備を整えていったんだけど、まず、電話屋が来ない!ちゃんと文書で何日の何時に行きますっていう返事をもらったのに。一日予定を開けて待っていたのに・・・。来ない!インターネットが開設できないというのは今の時代不便だよ!

さらに、引っ越ししたら一番にやりたかったことが「洗濯」!もう、着るものがないよォー状態だったから。そこで、いそいそと洗濯機を回したら、うんともすんとも動かない!
「大家さん」に連絡をとってもらったら、水道屋に行って見てもらうからという返事。あちゃー、今日も手洗いかあ。水道屋さんは次の日にやってきたけど、5分ほど見て「水道自体には問題ない。これは洗濯機がつぶれている。」と言ってさっさと帰ってしまった。またまた、大家さんと連絡。結局「新しい洗濯機を買うから」と言うことで待つことになった。

来た来た!新しい洗濯機!アパートの4階まで洗濯機を肩に担いで「大男」がやってきた。(そう、このアパートにはエレベーターがない!これって、結構普通のこと)
こわーい!2メートルぐらいの大男、二人。腕の太さは私の太もも以上にごつい!
子どもの落書きみたいへたくそな刺青が入っている!
片手で首しめられたら一巻の終わりや。「さっさと仕事して、はよ、帰れ」と祈っていた。そうこうしているうちに、無事に設置して帰りよるわと思っていたら、一枚の紙を出してきた。設置料が20ユーロ、洗濯機の代金が400ユーロ!

はあー?私、洗濯機壊してないねんけど?なんで、支払わなあかんの?おっかしいやろ?書類にはゴチャゴチャと細かい字でドイツ語がいっぱい!何これ?
ドイツ語のほとんどの単語が意味不明?

ただし、「Bezahlt」と書いてあるのを発見!「Bezahlen」って、たしか、「支払う」という意味だったはず。おい、洗濯機代はもう支払っているんじゃないの?「支払い済み」っていうことじゃないの?おかしい?そう言ったんだけど・・。
しかし、こわいプロレスラーみたいなおっさんは帰りそうにない!言葉のできない東洋人の足下を見られている。羊のようにおとなしい日本人を「カモ」にしようとしている。わかっていたけど、「あんたら、早く帰って!」その一心でお金を全額支払った。「この書類、コピーとりますからそこにもサインして」と言ったとき、ヤツラの顔色が変わった。やっぱりあやしい。

後でまたまた「大家さん」に連絡。
「ええー?払ったの?僕も支払ったよ。ここってイタリヤじゃないよね。ドイツだよね。電気屋に電話するよ。コピーとったよね。」
「そんなジョークに笑えないんですけど・・。」

2日後、遅れた電話屋の工事中、てんやわんやしている時に来やがった例のプロレスラーが・・・・。

全額返金。無事解決!

しかし、「ごめんなさい」はなかった。あんたら、「詐欺やで!犯罪やで!警察に言うたろかあ?冷や飯食いたいんかあ?」と言いたかったけど、言えない。だって、ドイツ語知らないもん。それに、今はまたまたあやしい電話屋と戦っている最中やから・・・。

「悪いことしたら、ごめんなさい!」幼稚園で習ったでしょう


トホホのドイツ語学習(2)感動したよ!

2011-01-26 | 感動
さて、トホホのドイツ語学習の第二弾!

ドイツ語の学習もセミナーの後半をむかえると、Referat(研究発表)というかみんなの前でスピーチをさせられる。テーマは基本自由なわけで、様々な国の紹介とか、この国(ドイツ)でのおもしろおかしいところ、文化の違い、社会問題など発表者の疑問などを語るわけ・・・。

これが日本人の最も苦手なところだと思うのだけど、そう、「みんなの前で話す」というのが・・・。とうとう私の番が回ってきたのだ。

テーマは「日本とドイツの考え方の違い」という漠然としたもので原稿を準備していた。もちろん話すときは何も見ないで、ジョークを交えて語りかけるように話そうと家でも練習していたんだけど、いざ始まってみると、人の話を聞かないで「それはどういうこと?」とか「なんでそう思うの?」とかいろいろと遮るように質問の嵐!

スピーチに興味を持ってくれているのはうれしいんだけど、ちょっと待ちなさいよ!人の話は最後まで聞きなさい!って言いたくなる。そのうちに私が準備していたのとは全然違う方向に話は展開し、自分でも何を言うはずだったのか頭が大混乱!特に、ラテン系の人!静かにしてくれる?だんだん腹が立ってきて、途中で話をやめてしまった!そしたら、「どうしたの?」「それで終わり?」とかぬかしやがって、ますます怒り心頭!

わかってもらえないつらさと聞いてもらえない腹立たしさとせっかく準備万端で臨んだのにうまくいかなかった悔しさからか、いろんな感情が心の底からこみ上げてきて、「ああ、私の語学力の乏しさの情けないことといったら・・・・。」と大パニック!知らぬまに私の目からは大粒の涙がポタリポタリとこぼれ始めた。

こんなことはめったにないはずなんだけど、悲しくって悲しくって涙が止まらない!結局その時間は打ち切りになり、みんなに慰められながら帰ることに・・・。なんでやねん!

ここで登場、いつも私に一番優しくしてくれる「アフガニスタン人」の彼、R君!
今日書きたいのはこのR君なんだ。彼はアフガニスタンから妹と二人で命からがら逃げてきたらしい。両親は死んでしまったので、このドイツで妹と肩寄せ合って必死に生きている。頭は「スキンヘッド」そして後頭部には縦にジグザグ手術の後がくっきりと残っている。詳しい事情は聞けないけど、つらい目にあったのは確か!その彼とは家が近いこともあって歩いて帰ることになった。

まだ涙の止まらない私は、彼と一緒に歩いているとだんだん落ち着いてきて、ふと彼に聞いた。「なんで、いつもそんなにやさしいの?」だってほかのみんなは「もう、泣くな!」とか「明日、必ず来いよ!」ぐらいなのに、R君は何をいうでもなく、ずーっと一緒に歩いてくれる。
「ぼくね。お父さんに子どもの時からずーっと言われていたことがある。それはね、どんなにつらいときがあっても、悲しいことがあっても、人には温かい心を持ち続けること。これが一番大事なんだ。つらい人や悲しんでいる人のそばにいることがどんなにその人を勇気づけられるかそれを忘れてはいけないって。」

感動!

そして、その彼の言葉を後ろから聞いていたのか、ドイツ人のおっちゃんが、追い抜きざまに親指を立てて、「そのとおり!君はなんてすばらしいことを言うんだ!」とウインクなんか、アフガニスタン人と日本人とドイツ人との価値観が一致したというか、心が深いところでつながったというか、人間って国境を越えて一つになれるじゃん!鉄仮面のドイツ人って思っていたけど、おっちゃんもやるやん。一瞬のことだけどジワーッと心が熱くなった。

R君はすごいつらい経験をしてきてるはず・・。ちょっとうまくいかなかったくらいで大泣きした自分のアホさが恥ずかしい!君は一生の「と・も・だ・ち」だよ!