うれし恥ずかしベルリン生活!

心のふれあいを求めて・・ちょい住みのすすめ
日本人から見たドイツ生活とヨーロッパの魅力!

ドイツノクリスマス~ホワイトクリスマス!コーラスなんていかが?

2010-12-23 | 海外生活

クリスマスは何をして過ごしますか?
私は、不幸なことに足に「大けが」!松葉杖生活!。不自由なんです。
このままだと、年末の大掃除もできないし、「おせち」料理も簡単に済ますしかないなあ。っとな!

さて、またまた「ドイツノクリスマス」の思い出を・・・・。


私は「独日協会」なるものの「コーラス部」に所属していて、なんとクリスマスには教会で歌ったのだ!

それも、バッハやモーツアルトだよ。本格的でした。練習が・・・。きびしい!

年配の人が多かったんだけど、日本からの音楽留学生や実際、国立オペラ劇場で働いている人、かつてのオペラ歌手等々すごいメンツだった。その中で、音楽好きのガキみたいなレベルの私が数のうちってわけで参加したもんだから、足ひっぱりまくりでした。

曲目は・・・・・


アヴェ・ヴェルム・コルプス(幸いなるかな、まことの聖杯)・・・・これ、大好きな歌

カンタータ第147番「心と口と行いと生命をもって」よりコラール「主よ、人の望みの喜びよ」・・バッハよ。

ロークス・イステ(神が創りたもう場所)

きよしこの夜

もみの木

ノエル、ノエル(キリストが生まれた聖夜)

ペチカ

オッターヴィオのアリア「友よ、人生はすばらしい」

雪の降る町を


などなど・・・・忘れちまったけどいっぱい歌ったよ。
なんてったって、教会は「寒い」「音は響く」!でも、すてきなひとときだったわ。


トホホのドイツ語学習(1)いろんな国のお友達

2010-12-06 | 回想録
 ドイツで生活するには、片言でもしゃべれるようになるためドイツ語のお勉強をしなくては・・・・お買い物も行けやしない。
 
そこで、ベルリンにあるドイツ語学校へ通うことにした。最初は比較的安心で良心的な、つまり面倒見のいいところというわけで、名門「ゲーテ・インスティテュート」へ・・・。確かに先生は授業も上手で、親切!教材も工夫されていて、とっても楽しく勉強できた。友達もたくさんできて、なんとかお買い物ぐらいの初級ドイツ語は習得!
 「ゲーテ」で勉強する外国人は、圧倒的に若者ー20歳代が多い。国もスペイン、フランス、イタリア、イギリス、アメリカ、日本、カナダなどいわゆるG8の国から来た人。あるいは、ウクライナ、中国、韓国、タイ、インド、グルジア、カザフスタン、ベラルーシ、ブラジルから来た人は国費の援助を受けたその国のエリートが多かったように思う。だって、授業料がめちゃめちゃ高いんだもの。だから、有名大学からの学生さんとか、社会人の職種も、医者、学校の先生、ジャーナリスト、指揮者、歌手、演奏家、俳優、法律家、省庁関係者、建築家、大手企業の社員などなど。みんな、結構まじめに勉強していたなあ。でも、私の場合、彼らより年齢がかなり上なもんで、脳細胞が半分くらいすでに死滅していたこともあって、完全に落ちこぼれ・・トホホ。覚えられないのよね。新しいことが・・・。隣に座るアメリカ人の女優みたいなお姉ちゃん、「ハーバード大学」のノート、見せびらかさんといてくれる?イタリア人のお兄ちゃんからは、いつもいい匂いがふぁーっと・・。スペイン人のお兄ちゃん、しゃべりすぎ。フランス人のお兄ちゃん、かっこつけすぎ。そして、勤勉な日本人の若者よ!もっと積極的に・・。なんか、内向的よね。私はというと、毎日出される宿題にヒイヒイでした。

慣れてきた頃、「別の語学学校も覗いてやれ!」ということで、フォルクス・ホーホ・シューレ(VHS)市民大学講座みたいなところの「ドイツ語コース」へ・・・。VHSは、ベルリンの各区にあって、文字どおり市民のための講座。だから、ドイツ語だけでなく、パソコン講座やスポーツや趣味のもろもろ・・、もちろんほかの語学講座(日本語もある)もあって、通っている人もさまざまな年齢、国の人が集まっている。料金も安くて、人気の講座は、申込日の朝早くから並ばないと定員いっぱいになってしまう。

そこのドイツ語講座も楽しくて随分いろいろなことを感じた。まず、一番仲良くなったのは、ブラジル人の女の子、すごーく親切で前向き!それから、いつも私をからかってくるマルタ共和国のお兄ちゃん。ほかにも、ロシア人のなぞの派手な女性(変に色っぽい)、スーパーの袋に鉛筆を一本だけ入れてやってくるイラン人のおばあさん、アフガニスタンから逃げてきたお兄ちゃん、ボリビアからのインカの末裔っぽいお姉さん、全然勉強しないインドのお兄さん、ハンガリー出身のバイオリンニストのお姉さん、ルーマニアからのかわいい女の子、モロッコ出身のエキゾチックなお姉さんなどなど。共通しているのは、全員「生活が苦しいこと」!かなり切羽詰まった状況にある。でもでも、本当にみんな明るく親切で心が温かい。ゲーテとは違った意味ですごく、楽しかった。
日本で生活していると、これだけいろんな人とお知り合いになることはまずないよね。いろんな国のいろんな考え方の人と出会えて本当におもしろかった。詳しい話はまた今度・・・。

ドイツのクリスマス~聖ニコラウスの日

2010-12-05 | 海外生活

12月6日は聖ニコラウスの日です。

前日の今日12月5日の晩には、やらなくてはいけないことはある。そう、「靴磨き」!

子どもたちは、せっせと家族の靴を磨いてから、寝るのです。

そうすれば、明日早く起きると、ニコラウスさんからのプレゼントが!
お菓子が磨いた靴の中に入っているはずです。いい子にしているとご褒美がもらえる。たいていは「サンタクロースの形のチョコレート」です。お菓子屋さんに行けば、じつにいろいろなサイズの「サンタチョコ」が売られている。サンタさんの服をはがせばチョコが出て来るのですが、中は空洞!あら、残念!

というわけで、今晩は靴磨き忘れないでね!


6日の朝、職場に行くとデスクにチョコレートが置かれていたということもあるようです。大人になってもせっせと靴を磨いている人を知っています。そんな場合は 気の利いた同僚が勤勉なその人に・・?いやいやニコラウスがやって来た違いありません!


ドイツのクリスマス~「ガチョウ計画」!

2010-12-02 | 海外生活

さて、クリスマスといえば、皆さん何を食べます?ケーキ?チキン?

ドイツでは、正式には「ガチョウ(Gans)」です。チキンでもなく、カモでもなく、アヒルでもなく、そして七面鳥でもなく、「ガチョウ」なのだ!というわけで、我々は「ガチョウ計画」なるものを実行することにした。ベルリンの友達が、ヴァンゼー(Wannsee)という湖の近くにある老舗のレストランを予約してくれて、クリスマスムードたっぷりで、とっても気取って「ガチョウ」を頂いたのだ。

実際、計画というほどの大げさなものではなく、これもクリスマスを楽しむ気分を高揚させるための手段。でもでも、そんな素敵なレストランでクリスマスディナーとなれば、お洋服だって着飾って、とお思いかもしれませんが、そこんところは「ドイツ的」に、セーターによそ行き用のジーンズ?とヤッケにぐるぐる巻きのマフラー、手袋に毛糸の帽子と完全防寒フル装備!が一番大切なのだ。しかも、おなかを減らしてグーグー鳴るくらいのところに「ガチョウ」を味わうのがいいという、友人の提案で、冬空の下、気温はもちろん氷点下だったと思う。そんなところを約4時間ほど歩いた。これを彼らは「お散歩」というが、ほとんど「従軍歩行」に近い!Wannsee辺りはGrünewaldという森が続き、それはそれは自然いっぱいのすばらしいところなんだけど・・ただし夏、絶対に夏。今は冬!最後の方はもう誰も何も語らない、ベルリン人特有のユニークな冗談も言えない。でも、湖はきれいだったし、途中、博物館やお城や、橋、公園を見て回ったので、おもしろかった。

そして、森の中にある、小屋風のいい感じの「レストラン」に到着!いよいよ「ガチョウ」にありついたのだ。ワインもおいしいし、ガチョウって初めて食べたけど「カモ」ほど油っぽくないし、わりとあっさりとした感じ。でも、歩き疲れてゆっくり味わうというよりも腹減って、ガツガツ食べてしまった。我々の「ガチョウ計画」は無事に成功したと思うけど、今度はゆっくり食べてみたいな。




ドイツのクリスマス~ピラミッド

2010-12-01 | 旅行
いよいよ12月に入り、アドベンツカレンダーを一つ開ける!クリスマスまでの秒読み体勢に入りました。

クリスマスマーケットで買ったものの一つに、クリスマスピラミッドがある。やっぱり日本に帰国して持ち帰るにはそんなに大きなものは買えなかったけど、私としては大のお気に入り。


 エルツ地方にある「ザイフェン(Seiffen)」の木彫りのもので、ろうそくを灯すと、くるくると回転する。下には3人の博士たちとラクダがくるくると回って、中央におはしますイエスと母マリア、父ヨゼフにお祝いを言いに来ているところ。上には3人の天使たちがラッパを吹いている。ザイフェンの木のおもちゃは素朴で温かい感じがする。色はついていないものが私は好き。ツリーの飾りもザイフェンの木の人形を購入。小さいけどとっても丁寧に作ってある。特に人形の表情がいい。合唱隊や木こりやいろいろ買った。12月は氷点下の日が続くので、暖かい家の中で過ごす。室内は暖房が入っているので常に20度ぐらいになる。うちの場合はハイツング(Heizung)だから快適。温かいパイプが部屋ごとに配置されていて、上の階と下の階の部屋が暖房を入れていると自分の家でHeizungを使わなくても暖かい。


でも、夜すごく寒くっても、「オペラ」を聞きに行ったり、「バレエ」を見に行ったり、「博物館」も夜遅くまで開いている日があるので、楽しみには事欠かない。なにしろ、日本に比べて料金が格段に安い。いい席でなければ、20ユーロぐらいで十分。それでもクリスマスは少し料金は高くなるかな?出演者にもよるけど、大奮発して50ユーロも出せばかなりいい席で鑑賞できる。博物館はただの日があるからそれをねらう。とにかく、ドイツのいいところの一つは、安く音楽をはじめ、最高の芸術に触れることができること。ディナーショウに何万円も出す日本の興行なんて信じられないよ。