うれし恥ずかしベルリン生活!

心のふれあいを求めて・・ちょい住みのすすめ
日本人から見たドイツ生活とヨーロッパの魅力!

×(ペケ)は正解?

2013-01-24 | 海外生活

ああ~受験シーズンだね。なんでこの一番寒い時に、受験が行われるのか!

日本も早く秋入学になればいいのに、寒いのがイヤっていうだけの理由だけど・・。

私ははるか昔、かじかむ手で鉛筆を握り、マークシートを塗ったが、ほんまに難儀した。

受験に失敗したのはきっと寒さのせいだろうと今も信じている。

ところで、ドイツであらゆる書類にチェックを書き込む場合、×印を入れる。

これが日本人にとってかなり違和感がある。どう?違う?

だって、×印は、「ペケ・バツ・バッテン・ペケポン・・・」どう読んだって、意味は「あかん!・だめ!失格!・・。」

でしょう?ネガティブな意味しか出てこない。

なのに、ドイツ(だけではない)では、「OK!・そうだよ。」って意味になる。

例えば、あなたは男?女?だったら、該当するところに「×」を書く。

ああ、ごめん。例題が悪かったわね。どっちとも答えたくない人もいるわね。

もとい、なんでもええわ。質問事項に「はい」・「いいえ」で答えるときも、該当する方に「×」印。

「税関に申告すべきものがありますか?」・・・・・・「いいえ」に「×」

「滞在日数は3カ月以内ですか?」・・・・・・「はい」に「×」

「手荷物はひとつですか?」・・・・「はい」に「×」

「ドイツ料理はおいしくないですね。」・・・「いいえ」に「×」?「はい」に「×」?どっちやねん。「バツバツバツ」!

 

ドイツ語でも英語でも、「~ではないですね」という否定型の質問の答えって答えにくいよね。

日本と反対だから、日本語に直して答えると「へっ?」ってことになる。

「あなたは日本人じゃないですね。」

「ずいぶん長いこと待ったんじゃない?」

「電車がすぐに来なかった?」

「今日はあまり寒くないですね。」

一瞬、Ya? oder Nein?

どっちや?って考えてしまう。

そこで登場、東洋人の謎の微笑み・・・・・・。ふふふふ   以上

 


ペットボトルや瓶の「ふた」

2013-01-24 | 海外生活

500mℓのペットボトル、夏はよく持ち歩いたけど、冬でもやっぱりのどは渇く。

乾燥とは常に闘わないといけないのが海外。したがって、水は常備しておかないといけないのも海外。

ところで、このお世話になってる「ペットボトル」なんですけど、このキャップの部分がめちゃくちゃいらつく。

まず、プラスチックの材質が固い、つまり分厚いので、開けにくい。引きちぎりにくい。

さらに、すっきりと最後まで「ふた」の部分と「本体」部分が分離しない。

だから、飲んでいるときに「ふた」がぶら~んってくっついたまま。

力任せにちぎることもできるけど、切り口がまっすぐにならない。気持ち悪いというかすっきりしない。

まあええわ。蓋だけを集めてどこかへ持っていけば何かの寄付になるなんて運動もここではないし・・・。

「ふた」が路上に散乱せえへんだけましや。

さて、この「ボトルのふた」なんですけど、調味料や化粧品の容器の「ふた」・・・・・

とにかく、ありとあらゆる容器の「ふた」が使いにくい

う~ん。なんでやろ。まず、日本でやっているように「ふた」を外そうとすると、くるくるくる・・・・・・・・・って

まわって、勢い余って「ふた」はどこかへ飛んで行ってしまう。結局、這いつくばって「ふた」を探すことになる。

1.「ふた」の材質が悪い。軽すぎる。

2.「ふた」のかみ合わせ部分が浅い。溝が浅い。

3.「ふた」自体が小さくて軽い。

なんせ、使いにくい!

ソファーやベッドの下、テーブルの下、流し台の下、洗面所の下、クローゼットの下・・・・・。

何回も顔を床にくっつけて、「ふた」の行方を捜す!

食品の場合は「3秒ルール」が生きていることは言うまでもありません。

 

 

 


正月は日本で。

2013-01-15 | 海外生活

ああ、やっぱり、正月は日本に限る。こんなに盛大に新年を祝う国は「日本」以外にないと思う。

ベルリンだったら、年末に「アホほど」花火をあげて、新年おめでとう!って言って、2日からは平常通りのお仕事だからね。正月っていう気がしません。

ということで、ベルリン在住の日本人の友達が親孝行も兼ねて日本に帰ってきた。

旧友との親交を温め、故郷へ・・・・。というのがまあいつものプランだけど、今回は東電に勤める友達に遭ったことで、彼女の心に「怒りの火」がついた。

とかく日本を離れていると常に「日本」のニュースが気になって仕方がないのだが、今回の滞在で

実際にはマスコミ報道されないような、「東電」の人だけが知り得る現状を聞いてきたわけだ。

彼女いわく、人を人と思わないような「原発」問題の処理に関しての政府の対応が、「東電」の幹部の対応があまりにもひどいと・・。

命を賭けて原発事故の後始末に追われている人たちや、震災後の復興に向けて厳寒の中、最前線で働いている人たち、孤独に耐えながら祈るような気持ちで新年を迎えた人たち、子供の将来を案じながら日常生活の子育てに励む親たちのことを本当に考えてくれているのか!と思う。

どうも日本人は新しい年を迎えると、今までの悪しきことはすべて水に流して、新しい気持ちでということになるけど、これってどうだろう?

確かにいつまでも過去の失敗を引きずるのは精神衛生上良くないけど、でも、年が変わったからって、すべてが突然変わるわけではないし、未来は確実に今の延長上にあるわけで・・・、今の問題を棚上げにして、突如素晴らしい未来が舞い降りてくることはない。

しんどいけど一歩、一歩努力を積み重ねるしかない。もちろん同じ失敗を繰り返さないようにして・・・・。

なんで、「原発」はなくならないの?さっさと他の安全なエネルギーに変えなさいよ。

ドイツでは確実にチェルノブイリの教訓が生きているよ。

はっきりいって、汚染された土地に、もう人間は住めない。

汚染された土地で作られた食品も汚染されているのは確か。

故郷を失くした人には酷だけど感情論では解決しない部分もある。

その辺のドイツの姿勢は「シビア」です。だって真実から目をそむけていては、進歩がないから・・。

原発事故の後処理をしている人には無制限の保障を、もちろんその家族にも。

震災で家をなくした人、家族を亡くした人にも無制限の支援を。

未来の新しい日本を作るのは政治家ではなく、子供たち一人一人であることを忘れないで欲しい。

ねえ。震災の後、全国から集まったたくさんの義捐金ってどういうふうに使われたの?

復興にどういう風に役立ったの?

大金を送ったわけではないから、足りなかったのだと思うけど、実際の使い道が知りたいなあ。

復興税ってまた国民から税金を徴収するんでしょ。何にどれくらい使うの?

子供だって、お母さんからお小遣いをもらうときは、「あんた、何に使うか言いなさい。」って聞かれるんだよ。

 

あ~あ。今年の日本の冬は一段と寒いような気がする。