性犯罪報道と『オタク叩き』検証

大谷昭宏part17スレの138、siebzehn138による、海外情報等の補足。『オタク叩き』は性犯罪抑止にあらず。

ダブスタ・節操無し、これが日テレクオリティ (5月17日追加)

2006-04-27 13:32:36 | 報道
の続き。

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『バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会』資料には、『バーチャル社会がもたらしたと考えられる弊害』として、昨年起きた警官刺傷事件も取り上げていた。この事件は日テレでは『アニメは子供に有害』として扱っていた。『新世紀エヴァンゲリオン』の放送権を得てBS日テレで放送したんですがね、『戦闘アニメ』として叩いちゃってるし。

でも、この部屋に貼ってあり、他局では映っていたはずの、劇場版『名探偵コナン』のポスターは、カメラマンの頑張りでVTRに出ませんでしたけど。

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それはともかく、「日テレは警察庁を報道局で応援してます!」って立場だから、研究会資料の内容は完全賛成なんだよね♪じゃ、見てみよっか。
格闘型のアニメーションやテレビゲーム、空想科学や死を扱った映像・書籍等といったものに集中し (p17)
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テレビ番組は研究会ではスルーすると思ってたが、こりゃアダルトアニメや『戦闘アニメ』やゲームどころか、戦争や死を扱ったテレビアニメ、特撮、映画、小説など全創作物ダメってか?

『火垂るの墓』なんて小説からしてダメじゃん!

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まあ、書籍に対しても別の事件で『情報ツウ』で規制は求めてはいましたが、モデルになったとされる手記の事件を、前年すでに自局の『ザ!世界仰天ニュース』で取り上げており、『毒殺日記』と騒いでいた加害者のブログに番組感想が書いてあったことも、激しくスルーでしたな。ついでながら、『イギリス出身の美少年』に対して『ザ・ワイド』でも甘かったことは以下参照。---

と、前フリ長くなりましたが。




警察庁に協力して男性向18禁ゲームと漫画の弾圧を要求する番組を放送した日テレが、昨晩の『NANA』でセックス後の乳出しヌード、ピル服用示唆のシーンを放送。

『きょうの出来事』の直後に。

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なんていうか、『NANA』とBL・腐女子に対する漫画専門誌以外の取り上げ方(特にテレビ)で、
  • 『NANA』読者 →セックスを伴う恋愛をしてお洒落をする若い女性
  • 腐女子 →『スタ☆メン』では直接言えないからと、『BL系乙女』『ニート系乙女』と呼び、日刊ゲンダイを含めて『処女100%』との扱い
をされるのがもう嫌で嫌で。作中同様の恋愛していなくても『NANA』読む女性や、結婚や出産もしている腐女子がいるのはまるっきり無視されてる。

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以下は読売新聞の記事だが、アニメ版のターゲットがはっきり書いてある。
 日本テレビが、コミックの出版元・集英社と正式に協議を始めたのが2004年6月。「モンスター」「花田少年史」など同局が手がけてきた作品の雰囲気を、原作者の矢沢が気に入ったことが決め手となって、アニメ化が決まったという。

 中谷敏夫プロデューサーは、「矢沢先生の作品世界を完ぺきに表現しきれるよう、演出から作画チームまで制作スタッフはエース級の人材を集めました」と力強く語る。

 放送時間が夜11時過ぎで、人気漫画のアニメ化作としては遅い時間帯。仕事で疲れて帰ってきたOLや、悩める10代の若者に向けて、「『心のビタミン剤』としてじっくり見てもらえると考えた」(中谷プロデューサー)という。
26日『ズームイン!!SUPER』では、スポーツ報知から『第1話DVDを707円で限定生産発売』との記事を読み上げたり、作品映像を出して宣伝。---

しかし、『スッキリ!!』、『ラジかるッ』、『ザ・ワイド』、『NNN NEWSリアルタイム』では作品と記事共々一切扱っていない。ぶっちゃければ、ワイドショーや夕方のニュース番組では、『未成年の喫煙や、セックスシーンのある子供に見せたくないアニメ』としか扱えないはずだ。

『これらの放送時間には家にいないはず』の社会人女性や学生に宣伝できる番組は、早朝情報番組しかない。

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また、スポーツ報知から『ズームイン!!』で日テレが関わるアニメの話題を扱ったパターンは、以下の例もある。

黒田清子氏が昨年11月15日の挙式の際、『ルパン三世 カリオストロの城』のヒロイン・クラリスの衣装をモデルとしたドレスを着用したことが、同日のNHK特番で紹介され、スポーツ報知が翌16日に一面記事にしている。
462 :朝まで名無しさん :2005/11/16(水) 07:44:51 ID:OqxGq8bC
7時43分
日テレも、新聞のコスプレ比較画像を出して
漫画好き、アニメ好き、ルパン好きにふれた。
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『ルパン三世』自体は、年に一度の金曜ロードショー版は『ザ・ワイド』でも宣伝したり、『カリオストロの城』は宮崎駿作品として何度も放送されている。しかし、この話題と記事を取り上げた日テレ番組は『ズームイン!!SUPER』だけであり、宮崎作品を含めたアニメファンであることは、『ザ!情報ツウ』以降決して触れられなかった。

黒田氏は学生時代、『アニメージュ』、『アニメディア』両誌を購読し、ファンだった作品の同人誌にわずか1ページであるが執筆した、との情報があるが、早い話がオタク女性だったわけである。

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『NANA』アニメ版に話を戻すと、主人公は『鋼の錬金術師』のエド、メインキャラの一人には『機動戦士ガンダムSEED』シリーズのアスランを、それぞれ演じた声優がキャスティングされている。

他局とはいえ、これらの作品は若者に伝えるための『リアルさ』を追求するために、あえて過激な表現を盛り込んだと、MBSのプロデューサーが発言している。

が、つい最近、声優ファンの女性を馬鹿にしたり、明らかにそれらの作品の同人誌が売られているはずの店で、やおい同人誌放り投げる『情報バラエティー』を放送したはずだよな、日テレ。

さきの挙式報道と比較すると、『そのような連中と皇族を一緒にしたくない』という意図もワイドショー等から読み取れる。

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「『名探偵コナン』は有名人が応援しているし、殺人シーンが出ても誰も真似しないはずだよね。」


「『NANA』はぜひとも若い女の子や女性に見て欲しい。でもこれはお母さん方にはナイショ。」


「宮崎アニメはいいし、出演する芸能人はもちろんヨイショするし、歌も宣伝するけど、声優まで関心持つようなオタクや腐女子はキモイね。」


つーことだな、日テレ。

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製作に携わっており、公開予定の映画の名前、これでも警察庁研究会に賛同するわけ?

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追記。コメント書き込みへの返事を停止してしまってすみません。また、『女性向に関する報道に対する感想』シリーズはタイトルを揃えるため修正しました。

さらに追記。黒田清子氏の名前の修正と、『ズームイン!!SUPER』のソース追加しました。マジで胃腸がorz

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(2006/05/17) すごいね、日テレは男性アナが性的不祥事起こしても、名前を公表しないでいいんだって。

部署異動だけでクビにもされないんだよ。

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…『DEATH NOTE』テレビアニメ版放映も決まったそうですが、今や日本テレビは女性の敵っすよ。

『子どもを守る研究会』と長田百合子特集とヤンキー先生とテレビ局の関係 (5月17日追加)

2006-04-21 13:55:35 | テレビと警察
の続き。

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以前、義家弘介氏の『ザ!情報ツウ』での発言を以下で評価したんですが…、スレで紹介された、週刊文春連載『ヤンキー母港で吠える』では、岡田尊司氏にすっかり感銘を受けてゲーム有害論を主張したり、研究会参加を喜んで引き受けたとのこと。

そのエントリーでは、部活顧問が体調不良を訴えた生徒を放置して死に至らせた件を、『情報ツウ』にて今後詳しく取り上げるべきだと、福岡政行氏が訴えていたと書きましたが、以降そのような特集は組まれず、2006年3月31日に番組は終了。

しかも、後番組『スッキリ!!』には、「塾講師時代の教え子をホステスにした」などの問題発言をした福岡氏だけでなく、木曜レギュラーだった海原純子氏も出演しておらず、木曜に残ったのは義家氏だけ。

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海原氏は、義家氏が教育委員会に在籍している横浜市の市長、中田宏氏との共著『ナカダのナゼダ!?』(小学館)にて、名前を伏せながらも長田百合子氏による『脱ひきこもり』を、精神医学上危険であるとして批判していました。

しかし、かつての共演者である義家氏は、長田百合子氏と共に小田原青年会議所主催の『みんなの学校~私達からのメッセージ』(4月8日)に講演者として出演。

(長男・利重剛氏が10歳の頃読んでいた、『あばしり一家』に不快感を抱いたことを、作品名を挙げずに朝日新聞『子どもを守る』シリーズの、大阪本社主導企画のコラムで書いていた小山内美江子氏も出演。)

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さらに、長田氏の妹である杉浦昌子氏が経営する、名古屋の『アイ・メンタルスクール』入所者が、暴行による疑いが強い不審死をしたことが明らかになっても、ワイドショーではフジテレビ『とくダネ!』だけが取り上げており、義家氏が出演した昨日の『スッキリ!!』と、テレビ朝日『スーパーモーニング』ではスルー。

昨日20日、テレ朝の名古屋系列局・メ~テレでは、警察による『アイ・メンタルスクール』捜査を報道しましたが、『スーパーJチャンネル』では一切取り上げず、息子が親に暴力を振るうさまを家庭内にて取材した上、長田氏が『更生』のために登場し、北海道の牧場に送り込んだ…との特集を放送。フジテレビでも、『スーパーニュース』で同じく『牧場で更生』の特集を今月放送しました。『現代の子供はゲーム等の映像で殺人や暴力シーンを何万回も見ているが、本当の痛みを理解できない』といったことを『ヤンキー母港で吠える』、と義家氏は書いたそうですが…。

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警察庁研究会のオブザーバー2名を含めた17名の一覧は、以下で20日に出ましたが、残り15名は、統一協会の機関紙・世界日報の11日記事(http://www.worldtimes.co.jp/wtop/education/news/060411.html)にて、すでに出ていました。 『時事通信社配信』とあるものの、メンバー一覧を出した新聞記事は、世界日報のみ。研究会メンバーには、日本青年会議所会頭・池田佳隆氏が含まれていますが、先の小田原青年会議所といい、『カッタ君物語』を推薦した件といい、青年会議所は何がしたいんだろう?

(江川紹子氏に対しては、24-589氏がコンタクトを取っており、『色々な意見に耳を傾ける』との返事は得ているのですが…。現在氏のテレビ番組レギュラーの一つはテレビ朝日『やじうまプラス』。この番組でも福岡氏は降板。)

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そして、10日『NNN NEWSリアルタイム』での18禁ゲーム・漫画販売店取材は、カメラのアングルからして『隠し撮り』が不可能であり、何らかの圧力で店が取材に協力した上で撮影されたもの、と指摘されています。『NNNニュースプラス1』や、『ザ・ワイド』にて偶然を装った演出(長田氏施設とか、これとか)は何度もやっており、他局と違って公安批判をしない以上、警察庁とグルになるのは理解に難くないです。(…のにこれを読む前に先走りして関係ないところに問い合わせしてしまったorz)

さらに、AMI同人班の同人誌を例として出したのは、日テレ側では『18歳未満が購入可能の児童ポルノ同人誌』の特集を後日組むから、として視聴者センターで回答があったとの報告もあります。

確かに、AMI同人班サイトの閲覧には『18禁』との警告はなく、特定の表現を好まない人の閲覧は避けるように『としか書いていない』のですが、二次元表現である以上『児童ポルノ』ではありませんし、同人誌委託ショップでは実質18禁として売っていたそうです。

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特に、3番目のサイトにある電凸報告には、『たまたま女性の記者がいるから行かせた』との回答になっていますが、公式サイトでの『あえて女性記者に行かせた』と完全に食い違っています。

日テレの報道や研究会や、一連の関係者のどこにも、『実在児童の保護』への関心がどこにもないのは気のせいですか?

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で、明日は都合により家を空けてしまうのですが、日テレがまたなんかやらかすそうで。
報道特捜プロジェクト 13:30~15:00

【ゲスト】 山本みどり 【コメンテーター】 河上和雄 【司会】 井田由美 長谷川憲司

▽ねらわれる子供たち…アキバに異変!白昼に堂々と違法商売▽遂に逮捕!悪徳医師のあきれた行状
子供も買えるブツによる違法商売って海賊版DVDしか思いつかないが、『ハウルの動く城』海賊版が出てからやっとテレビで放送されて殆ど野放しなんですが。あと、実写アダルトDVDショップもあまり取り上げられません。『援交物』児童ポルノならほんの一時期だけテレビで取り上げられましたが、あとはさっぱり。

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(2006/04/26) 日テレの特番は『狙われる子供たち!相次ぐ「連れ去り」の恐怖』、とのコーナー名で、急遽秋葉原の18禁ゲーム・漫画に関する内容を大幅に減少させてはいました。AMI同人班の同人誌も出ていません。

しかし、『漫画などによる悪影響』を以前から主張する小田晋氏を登場させており、身元を隠したまま「実写・ゲームで興奮して犯罪を犯した」と『証言した元性犯罪者』を登場させ、実写児童ポルノと混同させる印象付けを行っていました。…16歳の女子高生への露出狂って、『児童連れ去り』か?あと、男児誘拐殺人事件には一切触れていません。
日テレに限らず、最近の報道関係者は「幼い子供を狙う事件の犯人がオタクだったらいいのにな」みたいな雰囲気で見ていてヘドがでる。そんなにオタクに犯罪者になってもらいたいのか。オタクのみならず、被害者自身を侮辱しているようなものだ。不謹慎極まりない。 (マスメディア研究所)
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入所者が死亡した『アイ・メンタルスクール』経営者の杉浦昌子氏、 『緊急大激論SP2006!“子供たちが危ない”こんな日本に誰がした!?全国民に“喝”!!』(TBS・2月15日)に出演してました。

どんなにアレな番組だったかと、長田・杉浦姉妹の非道ぶりは以下参照のこと。---

今日vip板スレで、警察庁窓口から『バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会』の資料を入手された方が現れたのですが、規制の根拠とする事件に関する記述があまりにお粗末。
  • 奈良事件 →「高2で『くりいむレモン』を見て小児性愛に目覚めた」との被告の主張を鵜呑み
  • 西鉄バスジャック事件 →インターネットにふけり、殺人・死体サイトの影響で殺人を実行した
  • 佐世保事件 →情緒面の偏りとともに、バトロワによって攻撃的な自我を拡大
資料には作品名は出ていませんが、一方はフジサンケイグループのポニーキャニオンで一般向に編集したバージョンをネット配信していますし、もう一方は亡くなった有名監督が映画化してますし…。

『13歳未満の子どもを対象とする暴力的性犯罪の認知件数』、『児童買春・児童ポルノ事件の検挙状況』は平成12-17年、最近のわずか6年間のデータしか掲載されていません。

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そもそも『バーチャル社会』って、警察庁は『ネットの氾濫』としたいんだろうけど、実態として『弊害』が大きいのは、

140 名前:古鳥羽護 ◆1VqmHx3hiI 投稿日:2006/04/26(水) 01:33:48 ID:aHJU1vY7

だって、「体感治安」って、マスコミが「バーチャルリアリティー」で作り出した
「大衆の不安」で図った治安の事だもの。
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ちなみに、テレビ番組は警察庁研究会の範囲外なので、いくら殺人シーンがあろうと、刑事ドラマや2時間ドラマについては触れられません。

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(2006/04/27) 警察庁資料から印刷された19ページ分全てが掲載されました。当然のことながら早速突っ込みも入りました。

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と同時に、呆れた事もあるので次に続く。

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(2006/05/02) 5月1日付で、警察庁サイトに資料と議事録がPDF形式で公開される。---

1日には、24-589氏が警察庁窓口にて議事録等の公開請求を行っており、快く応じた窓口係員の対応と、氏の友人に『情報非公開』と電話で対応した研究会関係者のそれとは、明らかに食い違っていたとのことです。

また、日本テレビ等、報道機関に渡された資料も同一であり、統計資料では『少年犯罪は増加したわけでも、少女に対する犯罪も増加・凶悪化したわけではない』のに、一連の報道で嘘をついたともわかりました。(24-589氏、本当にありがとうございました。)

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ちなみに、議事録の発言者『J』は、ヤンキー先生と即効でバレ。

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(2006/05/17) 5月8日、アイ・メンタルスクール杉浦代表ら7名の逮捕は、当日の『スーパーJチャンネル』は見事スルーしました。

(NHK・『ニュース7』、日テレ・『リアルタイム』、TBS・『イブニング・ファイブ』、フジ・『スーパーニュース』、テレ東・『速ホゥ!』では扱った。)

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でも、日テレ・『報道特捜プロジェクト』サイトは、4月22日放送分の記録をいまだ掲載してないばかりか、5月13日に編集を加えてよみうりテレビでも放送したとの情報。

それどころか、2月に横浜駅で日テレ男性アナが、女子高生を盗撮をして書類送検された末、今月2日に起訴猶予処分。---

すでに適切な処分をしたとして「個人のプライバシーに関わる」から、名前公表はしない…ってふざけてんのか日テレ。

女性向に関する報道に対する感想 その2 (5月6日追加)

2006-04-11 23:49:09 | 報道
(2006/04/30) 『執事喫茶 Swallowtail』の取材受付態勢に関し、誤謬がありましたので訂正しました。

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1回目のエントリーに追記しようとしたら文字制限でいっぱいだったので…。今回は『子供の性規範』としての報道だったのでご了承ください。(専用ブログはどうしたorz)

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北海道文化放送『のりゆきのトークDE北海道』(4月11日)にて、ビブロスを含む複数出版社のBL雑誌や単行本を、バッシング目的で紹介した模様。内容および一般人へのインタビューではモザイクをかけ、共にBLを購入している母子も登場していました。

オープニングにて女性アナウンサーは、すでに手渡されていたBL漫画単行本に対し、「絵はきれいだけど、正直気持ち悪い」との感想。以前にアキバ系や『萌え』を扱った特集の際にも、不快感を示す発言もあったという情報もあります。以下ONTV JAPANでの番組表より。
04/11(火) 前09:55 >> 前11:25  UHB
[S] 情報/その他

子どもの性…ボーイズラブにエログ親として理解できる?漫画の世界だけでない近親相カン

司会/佐藤のりゆき 水野悠希
小学館『少女コミック』連載が完結している、実の兄妹の近親相姦を扱い、ジャニーズタレント主演の実写映画も公開される、『僕は妹に恋をする』も同様に扱っていました。

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UHBはフジテレビ系列ですが、『こたえてちょ~だい!』の時間に放送しているのがこれ。

『ライトノベル完全読本 vol.3』(日経BP)にて、アマゾンジャパンのBLコーナーからの担当者によると、購買年齢層では60代もおり、主婦の購入が多いとのコメントもあるのですが…。また、ビブロスの編集者へのインタビューでも購読年齢層について同様のインタビューが出ていました。

(直接視聴不可能な地域のため、主に801板からの情報を元にまとめました。ていうか、BLに限らんでも少女漫画の読者層にしても同様だと思うが…うちみたいに。)

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(2006/04/12) 『Enter第2支部 活動記録』からの感想によると、番組では『子供が何を読み、またどんな情報を得ているのか、親はきちんと把握すべき』という結論で、法規制に話を持っていったわけではないようです。

問題はテレビ報道にて、同レベルの内容でも漫画やネットを媒体にしたときと、テレビ番組や実写映画とでは扱い方に明らかな差が出るケースが多いので、そこは注意したいです。

『僕は妹に恋をする』の実写映画版の扱いが、今回の『トークDE北海道』での漫画版と差が出ることは予想できますし、『少女コミック』本誌は大阪府の規制強化と映画化による注目を踏まえて、最近は直接的な性描写をなくしたり、ジャニーズ特集を組むなどの動きもあります。

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BLに対するスタジオでの発言主が逆だったので、修正しましたorz

感想を尋ねたのは佐藤のりゆき氏からでした。MBS『知っとこ!』、日本テレビ『先端研』共々、BLを『正常な感覚の女性には理解不能』という点を強調していますね。

日テレ『情報ツウ』では番組中で冬ソナ批判をした女性パーソナリティが、視聴者からクレームをつけられて後々降板することにはなったけれども…。(ちなみに降板して自局女性アナに交代した後は視聴率は低下。3月31日に終了。)

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北海道は性感染症の発生率が全国平均の2倍で、10代の妊娠中絶率や喫煙が全国ワースト1位との情報もあります。『トークDE北海道』の特集は視聴者投書からの企画だそうですが、性感染症の実態と番組の問題定義には自分はズレを感じるのですが。

ネットでの購入やブログ閲覧を差し引いても、同人誌や漫画の購入では東京都心のほうが北海道より便利な点は多いし…。

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(2006/04/13) リンク先の名前を修正orz

テレ東規制では未成年の喫煙はアウト(クロ高アニメ版では『謎の物体が付着した棒』に変更されてた)に対し、日本テレビ版『NANA』は原作どおり吸わせてるため、スレで指摘されてますが…。

その前に日中にアニメ版の宣伝は全然してないんだけど…日テレ。

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(2006/04/14) 明日15日、TBS『王様のブランチ』で、執事喫茶を含めた乙女ロード特集が放送されますが、取材態度から警戒を要します。

ネット上の複数情報によると、11日(火)に女性通行人を番組スタッフが呼び止めて、以下の質問を行ったようです。
  • あなたはアニメや漫画が好きですか?
  • ここが何と呼ばれているか知っていますか?
  • BLについてどう思いますか?
  • リポーターとのインタビューに応じてくれますか?



忘れてはいません。かつてこの放送局は、アニメや漫画が好きで、同人誌を描いた女性が集まったコミケ会場の前で、連続殺人犯と同等の扱いをしたことを。


今日の未明には、同人出身者の漫画作品のアニメ番組を放送していたのですが。

『ブランチ』ではコミックランキングを放送する週もありますが、漫画を買って読む女性は『異常者』なんですか?


MBSもそうですが、『情報番組』におけるオタク報道の意識は低いまま。取材の際に逃げる人が出るのは当然です。

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日本テレビ『スッキリ!!』14日放送分で、碧天舎元社長としてビブロス元社長が生出演。BL部門に関しては直接触れず、『アミューズメント部門』として伏せていた。(未視聴のため情報のみによる把握)

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(2006/04/15) 『王様のブランチ』、通行人に対するリポーターによるインタビューや、スタッフによる質問集計は放送されませんでした。---

放送内容は、アニメイト池袋店から3階の少女コミック売場より、TBSでアニメ版放送中『xxxHOLiC』(CLAMP)単行本、BLコーナーからは複数単行本を表紙のみ紹介。(作者名と作品名に加えて著作権表記、あるいは、出版社とコミックス名をテロップに表示。)リポーター2名のうち1名はBL購読歴があり、男性店員による説明の後、画面右上に出るスタジオでの反応に嫌悪感はなし。

同人誌については他ショップの看板を映したのみで、店内取材や実物の紹介は一切なし。男装カフェ『B:Lily-rose』取材は貸切で、MBS『知っとこ!』と日本テレビ『すっぴんジャパ~ン!』と違い、店員にBL関係の話題は振っていませんでした。店員個人に対するファンがいることや、芸能人の趣味を尋ねるなど無難な内容。

次にリポーターは、K-BOOKS池袋アニメ館にて『テニスの王子様』と『鋼の錬金術師』コスプレ衣装を試着。『機動戦士ガンダムSEED』シリーズと『天使禁漁区』の衣装も含め、女性による男装コスプレについて、女性店員が説明。(過去のように同人誌店舗取材はなし。アニメグッズ店舗なので男性客の姿も。)

最後は『執事喫茶 Swallowtail』にて、白髪の執事がお出迎え。『はなまるマーケット』と違い、取材は店内完全貸切で、特に担当執事は会話の対応からもスタジオで好評。

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(2006/04/30) 講談社『VoCE』6月号が、『執事喫茶 Swallowtail』に一般客として入店して盗撮した写真と、案内メールを無断転載したカラー1ページ記事を掲載。店側では、正式な取材は営業時間外のみ許可しており、営業時間内の撮影・録画・録音を一切禁止しています。そのため、4月10日放送『はなまるマーケット』に登場した『一般客』は、芸能プロダクションからの派遣であり、営業時間内の予約客ではありませんでした。訂正してお詫びします。

なお、30日現在、講談社および、『VoCE』編集部からは、盗撮等に関する謝罪コメントは出ていません。

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それでも視聴者からは『もうテレビでやらないで』、『昼間から触れないでくれ』との意見はもちろんあります。乙女ロードやBLが、オタク女性の全てを代表しているわけではないのです。

しかし、今回の『ブランチ』では、今までのテレビ局の取材で問題とされた点である、同人誌とBL書籍の内容晒しや、ボカシ処理を必要とする行為はなかったのでその点は評価。ただし、昨日分で触れた通行人に不安を与える取材は、結局放送しなかったことからも不必要であり、最初からすべきではなかったでしょう。

個人的な感想は、男装カフェ取材は女子校ぽく、男装コスプレでは「学生時代、男子の服を着てみたかった」というリポーター発言から、学生生活の延長としてのノリでの取材という印象でした。執事喫茶の担当執事は見事にツボ。

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さらに録画したビデオを確認したら、番組終盤で『SonyMusic ANIME FES.06』(5月6日開催)のCMを放送してました。(2006/04/30) 5月6日に開催するのは、国立代々木競技場第一体育館『BLEACH・銀魂 STAGE』。

MBS製作の複数アニメ作品主題歌をSMEから出してますので、まず番組内で作品自体を悪く扱えなかったでしょう。しかし、当のMBS『知っとこ!』での乙女ロード特集は酷かったし、関西ローカル『ちちんぷいぷい』に至っては、いまだに『オタクとは男だけで少女趣味があり…』との扱い。

また、関西では『知っとこ!』はあっても、『ブランチ』は放送されていないんですよね…。

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と、書いたそばから『ブロードキャスター』が秋葉原のメガネメイド喫茶の話題で、「デモに参加するフランスの若者と違い、日本の若者は『萌え』とは情けない」という貶しに持ち込んだそうな。あー、これだからもう(怒)。

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(2006/04/21) ビブロスのBL部門を、アニメイトが新会社を設立して引き継ぐことになりましたが、ビブロスとアニメイトはMBS『知っとこ!』にて、両方とも取材受けていたんですよね…。

また、執事喫茶公式サイトのブログにて、TBS『王様のブランチ』に関し担当者が「今まで受けたテレビ取材の中で最も好印象だった」との感想が述べていました。『アキバ系』との対照として扱われることを望んでいない、とのコメントも。

でも現実問題、『女性セブン』で秋葉原のメイド美容室や、東池袋の男装カフェとの取材を行った記事は、40代女性記者によるものとはいえその路線だったからな…。その記者はやおい同人誌の存在を初めて知ったときにヒいた、との記述がありましたが、小学館の雑誌でそれ言われても…。

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テレビ朝日『ワイド!スクランブル』の『夕刊キャッチアップ』で、乙女ロードを取り上げた新聞記事が紹介され、出演者から『どこが面白いのか』との発言ありとの情報。トルーパーやガンダムWを放送したの、ここの局でしょうに…。あと『夕刊キャッチアップ』って、長年『爆れつハンター』のOPのイントロ使ってんじゃなかった?

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(2006/04/26) 『夕刊キャッチUP』で紹介されてたの、現地取材せずに乙女ロード記事を書いた前科がある、日刊ゲンダイだったorz
  • 東池袋「女性オタク通り」の異様風景 (ゲンダイネット) (http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/story.html?q=24gendainet05016849&cat=30)
リンクもコピペもしたくないほど吐き気(実際体調悪くした)する記事ですが、突っ込んどくか。

前回同様、現地取材はしてないとみた。
  • 『B:Lily-rose』の、ドリンク・デザートは500円だが、カレー・唐揚げは700円で『全品500円』ではない。カウンターはチャージ料500円がかかる。
  • 同人誌ショップの客については昨年と同様の記述。(『郊外のショッピングセンターの客』というなら分かるがとのツッコミあり)
  • 『執事喫茶 Swallowtail』公式サイトには、取材申込にも対応した問い合わせフォームがあるが、ちゃんと取材する気もなかったんだろう。
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また、23-24日にかけてテレビ東京(ハウフルス)『出没!アド街ック天国』スタッフが、まんだらけ池袋店、アニメイト池袋店で撮影し、まんだらけ店内では、女性客に撮影前提でのインタビューを行おうとしたと情報が出ました。

23日には男性ADが、チェック柄のカートを持ってスタッフとともにアニメイト前に立っていた、24日にはまんだらけ前でも同様のカートを見た、との報告が801板でありました。どうみても、女性タレントか劇団員を使ったヤラセの準備です。ありがとうございました。

25日に複数発売された月刊テレビ雑誌を確認したところ、5月6日放送分がゴールデンウィーク最後の日曜日に行きたい街を複数取り上げるとして、メイド喫茶などを紹介する特別版を放送するので、多分それではないかと。

番組公式サイトの情報掲示板は『東池袋(乙女ロード)』の情報を募集しており、取材スタッフから「BLを中心に取り上げる」との発言があったこと、5月放送予定に東池袋単独はないことから、時間量からみて1コーナー的扱いにしかならないでしょう。

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ちなみに、昨年のアキバ特集では、神田の店を強引に入れたり、『タモリ倶楽部』の製作会社らしくアダルトグッズやエロポンを強調する一方で、漫画専門店は『とらのあな』だけという、何とも微妙な内容。BL中心って…どう紹介する気なんだよorz

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(2006/04/27) ゲンダイの記事での使い回し表現を比較しておきます。
  • 2005年11月12日 (11月15日Web掲載)
    • みな一様に小太りで、染めていない黒髪を無造作にゴムで結わえ、パンツルックにスニーカー。肩には大きな布バッグを下げている。“いかにも処女”という雰囲気の女性の集まりで、ギャル系やOL系の女性は皆無だ。
    • 場違いな記者に軽蔑と嘲笑を込めた視線が突き刺さる。
  • 2006年4月21日 (4月24日Web掲載)
    • 場違いな記者の背中に女性の軽蔑と嘲笑を込めた視線が突き刺さる。
    • 客の多くは黒髪にメガネ、着古したジーパンにトレーナー姿で、OL系やギャル系は皆無。
昨年記事では『通行人のいでたちと、同人ショップの女性客の反応』、今年の記事では『B:Lily-roseの女性客の反応と、同人ショップの女性客のいでたち』で使ってるんですわ。

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店の情報は雑誌やテレビでかじった程度だろうし、『少女を守る』という名目でフィギュア叩きをした記事を大谷昭宏センセイのコメントつけて書いても、二木啓孝氏のいるゲンダイの女性に対する見方って、

『オヤジに股を開かない女は人間ではない』

に過ぎないからな。

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(2006/05/02) 今日、ABCテレビ『おはよう朝日です』にて、アニメイト、まんだらけ、K-BOOKS池袋コミック館を含めて、乙女ロード特集を放映。---

(2006/05/04) 801板の情報によると、2日『おはよう朝日です』で同人誌は画面には出たものの、軽く触れただけで、執事喫茶を含めて飲食店の紹介を中心にした内容。

ただ、『執事が女性に人気』と紹介するのに、『ゴッドチャイルド』、『戦う!セバスチャン』を引き合いに出し、前者から選んだ1コマが…だったとのこと。

…で、今日4日はテレビ朝日『やじうまワイド』で、『ワイド!スクランブル』とは違い、産経新聞で女性記者が正式に取材した記事を紹介していた。(でも、一方で東京版ではATM盗撮容疑者を外見から『アキバ系』と見出しをつけた記事があるのでプラマイゼロ。)---

(2006/05/06) 5月4日産経新聞記事に関するリンクを変更。

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で、今日5月6日『出没!アド街ック天国』、『G.W残り1日・明日行きたい街スペシャル』にて、『12位・池袋』から店内取材はナムコ・ナンジャタウン、『執事喫茶 Swallowtail』のみ、乙女ロード説明は遠景映像のみ。

「BL中心で特集を組む」と取材スタッフが発言したものの、まんだらけとアニメイト店内および来店客や、『チェックのカートを持ったヤラセ要員』の映像は一切出ませんでした。ところが、ナンジャタウン公式サイト『テレビ放映リスト』によると、6月10日『池袋東口』特集で、取材分をまとめて放送されてしまうらしいorz

密室でこそこそ『バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会』 (4月21日追加)

2006-04-11 00:32:30 | テレビと警察
(2006/04/21) この件については追加情報が出ましたので、別エントリーで続きを書きます。

研究会メンバーに義家弘介氏がいること、メンバー一覧が統一協会の新聞である世界日報の4月11日分記事に出たこと、日テレの行為が隠し撮りではなく、取材先の了解を得た上での演出でない限り、撮影が不可能なアングルだったこと、以上の内容です。

以下の現エントリーは、4月11日時点で管理人が得た情報によるものとしてお読みください。

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児童ポルノに実在児童だけでなく『架空の女児を対象にしたもの』も法律での規制対象にせよ、子供をゲームやネットから遠ざけさせろ、と警察庁のお偉いさんがたが、報道機関以外には非公開で会議行うんだと。
インターネットや雑誌、ゲームなどの仮想現実(バーチャル)社会を通じて、子供が性や暴力に関する情報に簡単に接し悪影響を受けている可能性があるとして、警察庁は六日、「バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会」を設置することを決めた。十日に初会合を開く。

 同庁生活安全局に事務局を置き、ジャーナリストの江川紹子さんや京都医療少年院の精神科医、岡田尊司氏、首都大学東京の前田雅英・都市教養学部長ら心理学、教育、法律の専門家ら十五人が委員を務める。

 今後、月一回程度の会合を持ち、子供の性を対象とするアニメ▽ネットに氾濫(はんらん)する性・暴力情報▽子供のネット、ゲーム依存-などの問題について検討、第一線のアニメ製作者らをゲストスピーカーに招いて意見を聞くなどして、今夏をめどに論点を整理して問題提起する方針という。

 討議内容のうち、アニメについては、児童買春・ポルノ処罰法の規制対象外となっている現状の是非なども論点とする。ネット、携帯電話などの有害情報については、将来的な規制のあり方も検討。専門家の間でも意見が分かれるコンピューターゲームの子供への影響についても、論点を明らかにした上で対応策を打ち出す。
 アニメやインターネット、ゲームなどにあふれる性や暴力の情報が子供に与える弊害について議論し、改善策を検討する有識者の研究会を警察庁が設置、10日に東京都内で初会合を開いた。

 設置されたのは「バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会」。

 警察庁によると、子供を性の対象とするアニメなどの影響を受けて子供を狙う性犯罪が誘発されることがある一方、インターネットで殺人などの画面を見た少年が「実際にやってみたい」という気持ちになり、加害者となった例もあるという。

 研究会は月1回程度、開催。これらの現状を踏まえて問題点を夏までに整理し、規制の在り方も含めて改善策を探る。専門家で意見が分かれている子供のゲーム依存の影響についても話し合う。

 会合の冒頭、警察庁の竹花豊生活安全局長は「(この問題では)いろんな改善努力がなされているが状況を大きく変える力にはなっておらず、研究会を立ち上げた」とあいさつ。首都大学東京の都市教養学部長前田雅英氏が座長に選ばれた。
アニメやインターネット上の性や暴力に関する情報など子どもを取り巻くバーチャル社会の弊害を検討する警察庁の研究会の初会合が10日、東京都内で開かれた。子どもを性の対象とするアニメ▽インターネット上の性、暴力情報▽子どものインターネット、ゲーム依存--などについて議論、夏をめどに論点を整理し、その後具体的な提言を行う予定。

 同会は心理学や教育の専門家ら15人で構成。会議の冒頭で警察庁の竹花豊生活安全局長が「携帯電話やパソコンが流通し、犯罪にかかわる情報に子どもたちが巻き込まれていることに強い危機感を感じている」とあいさつした。

 同庁によると、児童を性の対象とする児童ポルノの05年の検挙件数は470件で04年の177件に比べ大幅に増えた。そのうちインターネットを利用したものは、04年に85件だったが、05年は136件だった。【遠山和彦】
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24-589氏によると、警察庁に電話してもメンバー全員についても教えてもらえないそうなので、情報開示請求による情報入手しかない模様です。ぶっちゃけ、Wordで制作したいかにも適当なページってのが…。

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さらに日テレが、『NEWSリアルタイム』で、『少女を性暴力の対象にするものが大半である』として、報道局社会部の平野亜由子記者に、18禁PCゲームソフトを購入・プレイさせるVTRも用意。『リアルタイム』の映像では、秋葉原のゲーム・DVD・コミックショップの隠し撮りが行われ、奈良事件・監禁事件・高崎事件が引き合いに出されていました。

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しかし、報道VTRを制作する際に、秋葉原が引き合いに出されることがないであろう、以下の事例は完全にスルーしていました。
08:30:01 「スクールセクハラ」の実態・狙われた生徒

教師による生徒へのセクハラが後を絶たない。先日、神奈川県平塚市の52歳男性県立高校教諭が教え子に900通以上もの不適切なメールを送信し、懲戒免職となった。昨年度、わいせつ行為で処分された教師の数は168人(文部科学省調べ)。今月になって処分された教師の数は判明しているだけで5人。福岡ジェンダー研究所・長谷川伸子理事、神奈川県教委教職課・山本博副課長の電話コメント。セクハラ被害を受けた高校3年生、生徒へのわいせつ行為経験のある都立高教師のコメント。プロ教師の会主宰・河上亮一氏、日本大学総合科学研究所・高木美也子教授、ジャーナリスト・大谷昭宏氏、橋下徹弁護士のコメント。
香川県の元中学教諭(42)のわいせつ行為が学校で発覚したのは、2度目だった。

 最初は8年前。指導していたバレーボール部の女子2人を放課後、別々に呼び出し、下半身を触ったという。保護者がこの行為を学校に訴えた。

 しかし、元教諭は学校側に「意図はなかった。ただのマッサージ」と釈明した。被害にあった女子の一人は元教諭の授業を受けることも拒んだが、結局、処分はされず、4年間、その学校に在籍した。「校長や保護者らは子どもの言葉より先生を信じる」。元教諭はそう思ったという。

 そして、転任先でも、部活指導の際、女子3人の下半身に触れるなどのわいせつ行為をした。生徒から話を聞いた保護者らの指摘に対して、今度も「マッサージをした」と答えた。

 しかし、保護者らは警察へ連絡し、元教諭は強制わいせつ容疑で逮捕され、今年1月、懲役4年の実刑判決を受けた。

 こうした問題が発覚すると、学校はすぐに事故報告書をつくり、教育委員会に報告することになっている。しかし、この元教諭についてはつくられなかった。

 元教諭の逮捕を受けて、香川県教委は(1)体罰、セクハラに関することは事件の軽重にかかわらず、必ず報告する(2)セクハラなどの問題を起こした教職員の情報を転任先へ伝え、管理をしっかりする――などの通達を出した。

    ◇

 朝日新聞社は2月、47都道府県と14政令指定市に、学校での処分の実態をアンケートした。元教諭のように、発覚してもすぐに教委へ報告しなかったケースは00年以降、16件にのぼった。このうち、10件はその教職員が再び同じ行為を繰り返し、懲戒免職や諭旨退職になっていた。

 最初の段階で、完全に芽を摘みきれなかったことが傷口を広げている。

 大分県では、03年、中学教諭が運動部の練習試合で遠征宿泊中、女子生徒の隣に寝て手足を触ったとして懲戒免職された。が、実は、前年も、この生徒へのわいせつ行為が発覚していたのに、校長は「セクハラという認識はなかった」として事故報告書をつくらなかった。教委にも知らせなかったという。

 文部科学省は、セクハラを「生徒らを不快にさせる性的な言動」、わいせつ行為を「下着姿の撮影、わいせつ目的で体を触る」などと定義している。子どもから被害届があれば、軽重にかかわらず、各学校はすべて管轄の教委へすぐに報告するよう指導している。

 しかし、死角はある。岩手県では01年、小学校教諭が女子児童へわいせつ行為を繰り返し、校長が注意して市教委へ報告した。が、それは、処分や異動など教諭の人事権をもつ県教委まで届かなかった。その後2年間、教諭はわいせつ行為を繰り返したという。

    ◇

 現在は神奈川県に住む女性(24)は、陸上部員だった中学時代、故郷で男性教諭から受けたセクハラ行為を教委に訴えたことがある。

 その教諭は陸上部を全国レベルに引き上げた中心人物。同僚教師が自宅を訪れ、「学校に必要な人。土下座でも何でもさせるから、学校へ戻してやってくれ」と頼んできた。逆に、学校ではうわさが広がり、女性は不登校になった。

 それから数年、教諭は転勤先で、再び同じ問題を起こしたという。

 「人生が変わってしまうほど苦しんだ。問題をうやむやにされると、訴えた生徒が二重に傷つく。今後、同じような被害が出ないよう厳正に処罰してほしい」
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10日の『報道STATION』で、川で遺体が発見された少女は事故死の可能性が高い、と分かるやため息をつくキャスター、また会議にて規制推進のみを目的としたメンバー、そして便乗した報道関係者は全て、



『「オタク」と印象付けられる犯人でない限り、少女が傷つけられたり、殺されても関心はない』

『「オタク」と印象付けられる犯人に、少女が傷つけられたり、殺されるならば、非常に嬉しい』



それだけのことなのだ。

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『きょうの出来事』では、撲滅ではなく、「目立たないところでやって欲しい」とのゾーニング徹底までに論調を抑えた模様。(『わざわざ表に引っ張り出したのはどっちだ』、との突っ込みもスレであった。)

日本テレビのVTRには、テレビアニメ化もされたメジャータイトルは映されておらず、東池袋の乙女ロードやBL書籍・やおい同人誌・18禁BLゲームは登場していなかった。しかし、女性でも男性向ゲームの愛好家・スタッフ・漫画の描き手はいるし、大阪府での少女漫画に対する規制強化の動きなど、表現規制は女性に対しても無関係ではない。

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(午後12時) 昨日の夜書いたものを今日アップしてしまったので、幾つか修正しました。以下はNHKサイト上でのニュース文面。
  • “バーチャル対策” 策定へ (NHK・4月10日)
インターネットなどのいわゆるバーチャルな世界の暴力や性に関する情報が、子どもに悪影響を与えていると指摘されていることから、子どもを取り巻くバーチャル社会のあり方について検討する警察庁の研究会が開かれ、ことしの夏をメドに改善策をまとめることになりました。

研究会の初会合には、大学の教授や弁護士、それに医療少年院の精神科の医師などの委員が出席しました。

この中で、警察庁の竹花豊生活安全局長は「暴力や性に関する情報がはんらんし、子どもたちへの影響が心配されている。何が問題で、どのような対策が必要か率直な意見を出してほしい」と呼びかけました。インターネットやテレビゲーム、それにアニメなどの中には、暴力的なシーンやわいせつなものがあり、子どもへの悪影響が心配されています。研究会では、ことしの夏をメドに問題点を整理して改善策をまとめることにしています。

研究会の座長で首都大学東京の前田雅英都市教養学部長は「かなりの人たちが、インターネットのわいせつな情報などを、いいとは思っていない。表現の自由との兼ね合いなど、いろいろな問題があるが、放置することは出来ないので、まず現状を正しく認識するのが大切だ」と話しています。
現在のところ、記事とニュース映像からは、竹花豊、前田雅英、岡田尊司、江川紹子、宇佐見昌伸(ECPAT/ストップ子ども買春の会)、坂元章(お茶の水女子大・以上敬称略)の出席が確認されている。

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日本テレビでは、『NEWSリアルタイム』配信サイト上に、10日分『STAFF NOTE』として、以下の文面を掲載している。
「電車男」、「メイド喫茶」、そして「萌え」。
去年、話題をさらったアニメ・コミックカルチャーの震源地、東京・秋葉原。

ニュースでも取り上げることが多く、
居並ぶ店舗の中で平然と売られている過激な商品を実際に目にすることもあった。

過激な商品、つまり少女を対象にしたアダルトアニメやゲームの数々。

ビデオやDVDに現実の少女を登場させれば犯罪。
が、アダルトアニメやゲームの映像自体は、虚構の少女を登場させているがゆえに規制の対象外だった。
けれど、これほど子供を標的にした事件が多発する中、それを見過ごすことは犯罪の助長に繋がりはしないのか。
警察庁がこれらアダルトアニメやゲームに対する規制の研究会を設置した。

もちろん全てが犯罪に結びつくわけではない。
愛好者であるユーザーもあくまでバーチャルな世界だと語っていた。
男性である僕たちにはその内容をヒドイなと思いながらも、
それを楽しむ男性に対しては、趣味・嗜好の世界だと区別できなくもない。

だから、あえて今回の取材は女性記者に行ってもらった。

子供に対する犯罪の温床になるかもしれないドギツイ商品に対して、
母親にも近く、より子供にも近い目線を持つ女性記者にはどう映るのか。
その視点を映し出すことが必要なんじゃないか、と。

何でもかんでも規制すればいいというものでもない。
が、必ずしも犯罪に直結するとは限らないとはいえ、
過去にバーチャルと現実が錯綜したような事件が起こったことも事実。

かなりの議論を要すこの問題、皆さんはどう考えられるでしょうか?

デスク T.T
しかし、番組中にインタビューを受けた18禁ゲームの『プレイ暦10年』とする男性の身元も、顔も隠されているので証明しようがない。それに、どこから『喜んで規制賛成報道に応じる』プレイヤーを拾ってこれたのだろうか。
また、『ニュースプラス1』時代から、事前に役者を仕込んだり、マイクを仕込まない限り明瞭な録音ができないなど、『偶然起きた』出来事としては不自然な映像が何度も放送されている。(例・湘南海岸で無駄に望遠レンズを使ったカメラで『隠し撮り』しているのを誰も止めない。)

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最も不愉快なのは、確実に『不快に反応する』と想定した人間に、店の隠し撮りとゲーム購入及びプレイをさせたことである。

『報道』番組と騙ってはいるが、同性愛に対して強い偏見のある国の出身者に、正式な取材許可の上とはいえ、やおい同人誌を放り投げさせた『すっぴんジャパ~ン!』と、行ったことは同じなのだ。 ---

しかし、『仮面ライダー』を好きだった大人については、この番組は許している。その一部が子供の頃、『仮面ライダースナック』のカードだけを抜いて、お菓子を捨てていようと。
お値段、なんと¥31,500!?2006年04月10日

「大っきい。ずっしり。コレは凄いわ…」
「あっ、回った~」

本日のエンタメコーナーで使ったあるアイテムに、
思わず感嘆のため息をもらし、だんだんとハシャギmodeに
もり上がる笛吹&近野の両キャスター。
胸躍るそのお値段、なんと¥31,500。
童心に返って、すべり台やブランコの上からヘンシーン…!?
17:32:00 東京渋谷・HMV・仮面ライダー生誕35周年復活記念イベント

東京渋谷のHMVで仮面ライダー復活イベントが開かれた。藤岡弘、がイベントに出席。DVD「仮面ライダー」(全16巻・各3990円・販売元・東映、発売元・東映ビデオ)の映像。「新仮面ライダーベルト」発売(値段3万1500円)、ファン・星野守弘さんの紹介。
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今年になって、マンションから落とされて殺された子供や、同級生の母親に殺された園児の一人は、男の子でしたが、


『男の子が暴力や性的被害に遭う映像等による影響』については、何にも触れてませんでしたね。

『女の子の被害はそのような映像の影響が原因だ』と断言する割には、


男の子として生まれただけで『守られなくてよい』のでしょうか?


教師によるわいせつ事件には、男子生徒が被害に遭ったものも含まれています。


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ところで、バンダイがスポンサーで、日本テレビが製作した、特撮作品の要素を盛り込んだ内容の、ロボットアニメのファンである自分は、日テレにとっては『報道』のやり口に反対しているから、敵なんですかね?