の続き。
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『バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会』資料には、『バーチャル社会がもたらしたと考えられる弊害』として、昨年起きた警官刺傷事件も取り上げていた。この事件は日テレでは『アニメは子供に有害』として扱っていた。『新世紀エヴァンゲリオン』の放送権を得てBS日テレで放送したんですがね、『戦闘アニメ』として叩いちゃってるし。
でも、この部屋に貼ってあり、他局では映っていたはずの、劇場版『名探偵コナン』のポスターは、カメラマンの頑張りでVTRに出ませんでしたけど。
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それはともかく、「日テレは警察庁を報道局で応援してます!」って立場だから、研究会資料の内容は完全賛成なんだよね♪じゃ、見てみよっか。
テレビ番組は研究会ではスルーすると思ってたが、こりゃアダルトアニメや『戦闘アニメ』やゲームどころか、戦争や死を扱ったテレビアニメ、特撮、映画、小説など全創作物ダメってか?
『火垂るの墓』なんて小説からしてダメじゃん!
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まあ、書籍に対しても別の事件で『情報ツウ』で規制は求めてはいましたが、モデルになったとされる手記の事件を、前年すでに自局の『ザ!世界仰天ニュース』で取り上げており、『毒殺日記』と騒いでいた加害者のブログに番組感想が書いてあったことも、激しくスルーでしたな。
と、前フリ長くなりましたが。
警察庁に協力して男性向18禁ゲームと漫画の弾圧を要求する番組を放送した日テレが、昨晩の『NANA』でセックス後の乳出しヌード、ピル服用示唆のシーンを放送。
『きょうの出来事』の直後に。
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なんていうか、『NANA』とBL・腐女子に対する漫画専門誌以外の取り上げ方(特にテレビ)で、
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以下は読売新聞の記事だが、アニメ版のターゲットがはっきり書いてある。
しかし、『スッキリ!!』、『ラジかるッ』、『ザ・ワイド』、『NNN NEWSリアルタイム』では作品と記事共々一切扱っていない。ぶっちゃければ、ワイドショーや夕方のニュース番組では、『未成年の喫煙や、セックスシーンのある子供に見せたくないアニメ』としか扱えないはずだ。
『これらの放送時間には家にいないはず』の社会人女性や学生に宣伝できる番組は、早朝情報番組しかない。
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また、スポーツ報知から『ズームイン!!』で日テレが関わるアニメの話題を扱ったパターンは、以下の例もある。
黒田清子氏が昨年11月15日の挙式の際、『ルパン三世 カリオストロの城』のヒロイン・クラリスの衣装をモデルとしたドレスを着用したことが、同日のNHK特番で紹介され、スポーツ報知が翌16日に一面記事にしている。
『ルパン三世』自体は、年に一度の金曜ロードショー版は『ザ・ワイド』でも宣伝したり、『カリオストロの城』は宮崎駿作品として何度も放送されている。しかし、この話題と記事を取り上げた日テレ番組は『ズームイン!!SUPER』だけであり、宮崎作品を含めたアニメファンであることは、『ザ!情報ツウ』以降決して触れられなかった。
黒田氏は学生時代、『アニメージュ』、『アニメディア』両誌を購読し、ファンだった作品の同人誌にわずか1ページであるが執筆した、との情報があるが、早い話がオタク女性だったわけである。
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『NANA』アニメ版に話を戻すと、主人公は『鋼の錬金術師』のエド、メインキャラの一人には『機動戦士ガンダムSEED』シリーズのアスランを、それぞれ演じた声優がキャスティングされている。
他局とはいえ、これらの作品は若者に伝えるための『リアルさ』を追求するために、あえて過激な表現を盛り込んだと、MBSのプロデューサーが発言している。
が、つい最近、声優ファンの女性を馬鹿にしたり、明らかにそれらの作品の同人誌が売られているはずの店で、やおい同人誌放り投げる『情報バラエティー』を放送したはずだよな、日テレ。
さきの挙式報道と比較すると、『そのような連中と皇族を一緒にしたくない』という意図もワイドショー等から読み取れる。
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「『名探偵コナン』は有名人が応援しているし、殺人シーンが出ても誰も真似しないはずだよね。」
「『NANA』はぜひとも若い女の子や女性に見て欲しい。でもこれはお母さん方にはナイショ。」
「宮崎アニメはいいし、出演する芸能人はもちろんヨイショするし、歌も宣伝するけど、声優まで関心持つようなオタクや腐女子はキモイね。」
つーことだな、日テレ。
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製作に携わっており、公開予定の映画の名前、これでも警察庁研究会に賛同するわけ?
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追記。コメント書き込みへの返事を停止してしまってすみません。また、『女性向に関する報道に対する感想』シリーズはタイトルを揃えるため修正しました。
さらに追記。黒田清子氏の名前の修正と、『ズームイン!!SUPER』のソース追加しました。マジで胃腸がorz
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(2006/05/17) すごいね、日テレは男性アナが性的不祥事起こしても、名前を公表しないでいいんだって。
部署異動だけでクビにもされないんだよ。
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…『DEATH NOTE』テレビアニメ版放映も決まったそうですが、今や日本テレビは女性の敵っすよ。
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『バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会』資料には、『バーチャル社会がもたらしたと考えられる弊害』として、昨年起きた警官刺傷事件も取り上げていた。この事件は日テレでは『アニメは子供に有害』として扱っていた。『新世紀エヴァンゲリオン』の放送権を得てBS日テレで放送したんですがね、『戦闘アニメ』として叩いちゃってるし。
でも、この部屋に貼ってあり、他局では映っていたはずの、劇場版『名探偵コナン』のポスターは、カメラマンの頑張りでVTRに出ませんでしたけど。
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それはともかく、「日テレは警察庁を報道局で応援してます!」って立場だから、研究会資料の内容は完全賛成なんだよね♪じゃ、見てみよっか。
格闘型のアニメーションやテレビゲーム、空想科学や死を扱った映像・書籍等といったものに集中し (p17)---
テレビ番組は研究会ではスルーすると思ってたが、こりゃアダルトアニメや『戦闘アニメ』やゲームどころか、戦争や死を扱ったテレビアニメ、特撮、映画、小説など全創作物ダメってか?
『火垂るの墓』なんて小説からしてダメじゃん!
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まあ、書籍に対しても別の事件で『情報ツウ』で規制は求めてはいましたが、モデルになったとされる手記の事件を、前年すでに自局の『ザ!世界仰天ニュース』で取り上げており、『毒殺日記』と騒いでいた加害者のブログに番組感想が書いてあったことも、激しくスルーでしたな。
- 母親毒殺未遂事件におけるワイドショーコメンテーターの思考回路 (KIYOJIROUWEBlog+)
- 美少年は天才毒殺魔 目的は…人体実験 (2004年1月21日放送)
- ザ!世界仰天ニュース (ドン・プロダクションズ)
と、前フリ長くなりましたが。
警察庁に協力して男性向18禁ゲームと漫画の弾圧を要求する番組を放送した日テレが、昨晩の『NANA』でセックス後の乳出しヌード、ピル服用示唆のシーンを放送。
『きょうの出来事』の直後に。
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なんていうか、『NANA』とBL・腐女子に対する漫画専門誌以外の取り上げ方(特にテレビ)で、
- 『NANA』読者 →セックスを伴う恋愛をしてお洒落をする若い女性
- 腐女子 →『スタ☆メン』では直接言えないからと、『BL系乙女』『ニート系乙女』と呼び、日刊ゲンダイを含めて『処女100%』との扱い
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以下は読売新聞の記事だが、アニメ版のターゲットがはっきり書いてある。
- 「NANA」 アニメで登場 日テレ系 水曜夜11時25分~放映 (読売新聞・3月31日)
日本テレビが、コミックの出版元・集英社と正式に協議を始めたのが2004年6月。「モンスター」「花田少年史」など同局が手がけてきた作品の雰囲気を、原作者の矢沢が気に入ったことが決め手となって、アニメ化が決まったという。26日『ズームイン!!SUPER』では、スポーツ報知から『第1話DVDを707円で限定生産発売』との記事を読み上げたり、作品映像を出して宣伝。
中谷敏夫プロデューサーは、「矢沢先生の作品世界を完ぺきに表現しきれるよう、演出から作画チームまで制作スタッフはエース級の人材を集めました」と力強く語る。
放送時間が夜11時過ぎで、人気漫画のアニメ化作としては遅い時間帯。仕事で疲れて帰ってきたOLや、悩める10代の若者に向けて、「『心のビタミン剤』としてじっくり見てもらえると考えた」(中谷プロデューサー)という。
- 「NANA」DVD…7月7日限定77日間707円 (スポーツ報知、Infoseekニュース)
- ズームイン!!SUPER 4月26日 (テレビブログ)
しかし、『スッキリ!!』、『ラジかるッ』、『ザ・ワイド』、『NNN NEWSリアルタイム』では作品と記事共々一切扱っていない。ぶっちゃければ、ワイドショーや夕方のニュース番組では、『未成年の喫煙や、セックスシーンのある子供に見せたくないアニメ』としか扱えないはずだ。
『これらの放送時間には家にいないはず』の社会人女性や学生に宣伝できる番組は、早朝情報番組しかない。
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また、スポーツ報知から『ズームイン!!』で日テレが関わるアニメの話題を扱ったパターンは、以下の例もある。
黒田清子氏が昨年11月15日の挙式の際、『ルパン三世 カリオストロの城』のヒロイン・クラリスの衣装をモデルとしたドレスを着用したことが、同日のNHK特番で紹介され、スポーツ報知が翌16日に一面記事にしている。
- 紀宮様、クラリスのコスプレでご結婚式。おめでとうございます! (フィギュア萌え族(仮)犯行説問題ブログ版・サブカル叩き報道を追う)
- ズームイン!!SUPER 11月16日 (テレビブログ)
- 【サブカル叩き報道被害】表現の自由は誰のモノ【part32】 (「フィギュア萌え族(仮)犯行説」問題)
462 :朝まで名無しさん :2005/11/16(水) 07:44:51 ID:OqxGq8bC---
7時43分
日テレも、新聞のコスプレ比較画像を出して
漫画好き、アニメ好き、ルパン好きにふれた。
『ルパン三世』自体は、年に一度の金曜ロードショー版は『ザ・ワイド』でも宣伝したり、『カリオストロの城』は宮崎駿作品として何度も放送されている。しかし、この話題と記事を取り上げた日テレ番組は『ズームイン!!SUPER』だけであり、宮崎作品を含めたアニメファンであることは、『ザ!情報ツウ』以降決して触れられなかった。
黒田氏は学生時代、『アニメージュ』、『アニメディア』両誌を購読し、ファンだった作品の同人誌にわずか1ページであるが執筆した、との情報があるが、早い話がオタク女性だったわけである。
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『NANA』アニメ版に話を戻すと、主人公は『鋼の錬金術師』のエド、メインキャラの一人には『機動戦士ガンダムSEED』シリーズのアスランを、それぞれ演じた声優がキャスティングされている。
他局とはいえ、これらの作品は若者に伝えるための『リアルさ』を追求するために、あえて過激な表現を盛り込んだと、MBSのプロデューサーが発言している。
が、つい最近、声優ファンの女性を馬鹿にしたり、明らかにそれらの作品の同人誌が売られているはずの店で、やおい同人誌放り投げる『情報バラエティー』を放送したはずだよな、日テレ。
さきの挙式報道と比較すると、『そのような連中と皇族を一緒にしたくない』という意図もワイドショー等から読み取れる。
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「『名探偵コナン』は有名人が応援しているし、殺人シーンが出ても誰も真似しないはずだよね。」
「『NANA』はぜひとも若い女の子や女性に見て欲しい。でもこれはお母さん方にはナイショ。」
「宮崎アニメはいいし、出演する芸能人はもちろんヨイショするし、歌も宣伝するけど、声優まで関心持つようなオタクや腐女子はキモイね。」
つーことだな、日テレ。
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製作に携わっており、公開予定の映画の名前、これでも警察庁研究会に賛同するわけ?
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追記。コメント書き込みへの返事を停止してしまってすみません。また、『女性向に関する報道に対する感想』シリーズはタイトルを揃えるため修正しました。
さらに追記。黒田清子氏の名前の修正と、『ズームイン!!SUPER』のソース追加しました。マジで胃腸がorz
---
(2006/05/17) すごいね、日テレは男性アナが性的不祥事起こしても、名前を公表しないでいいんだって。
部署異動だけでクビにもされないんだよ。
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…『DEATH NOTE』テレビアニメ版放映も決まったそうですが、今や日本テレビは女性の敵っすよ。