ブログ更新を怠ったことも含め、スレにて受けた批判から、スレ消費減らすために以下の方針で行きます。
ただしこちらでも、東池袋・乙女ロードの女性向同人誌ショップなどに対する取材と報道が、専門外のメディアによって昨年から行われたことには、触れておきます。
女性向については、読み手も作り手も外部にあまり語りたがらないことが、『アキバ系に続いて女性のオタクが出現した』との、実態にそぐわない報道がされた原因との指摘はあります。
しかし、アカデミー賞で監督賞など3部門受賞した『ブロークバック・マウンテン』など、男性同性愛者を実在人物が演じたり、また本人がそうである場合は好意的に扱うメディアが、二次元の男性キャラクターの同性愛描写とそれを好む女性をあからさまに差別する現状は、長年にわたって恐れてきた『想定通り』の事態でした。
(2006/04/01) 日本国内のメディアにおける同性愛・同性愛者の取り上げ方は、現在も偏りやアウティングがあることを、コメント欄で指摘を頂きましたので参照してください。
(2006/04/10) 2000年度の記述ですが、日本では『おネエキャラ』でない限り、男性の同性愛者および性同一性障害がテレビで取り上げられにくい、アメリカでは逆に『おネエキャラ』の描き方がステレオタイプだと、抗議の対象になるとあります。また、アメリカ経由で世界中で放映されるポケモンでは、コジローが豊胸してビキニ姿で女装する回がカットされているなど、性転換を連想させる、あるいは実際にそうである設定も、子供向けのアニメで放映できないようです。(ただし、実際に性的なマイノリティに対する差別がアメリカで根絶されたわけではなく、むしろ酷くなっているケースもある。)
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昨年のテレビ報道で、特に目立ったものとして、日本テレビ『先端研』(11月4日・地上波は関東のみ・BS日テレで後日放送)、フジテレビ『スタ☆メン』(11月20日・全国ネット生放送)がありました。
両番組はショップ取材だけでなく、パロディ同人誌の内容を作者に無許可で晒したり、BL読者代表として取材を受けた女性から、『恋愛経験がないだけでなく、人生自体に欠陥がある』との扱い方をしていました。
今年になって、同人誌に関しては、テレビ東京『速ホゥ!』(1月9日・夕方ニュース番組)、MBS『知っとこ!』(2月18日・全国ネット生放送)ではショップ取材はありませんでした。(『速ホゥ!』は昨年末冬コミ参加サークルの映像で、『知っとこ!』は乙女ロードの通行人から、同人誌の表紙だけを映した。)
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ところが、『スタ☆メン』取材に応じていたもう一方の店、まんだらけは、日本テレビ『すっぴんジャパ~ン!』(3月19日・よみうりテレビ等除く)の取材を受けていました。しかし、放送された内容から、取材や放映の中止がされなかったことにも、私は疑問を抱いています。
『外国人にとっては異常なものだから叩いてよい』との、番組の狙い通りの行動です。
日本テレビは、女性ファンを得ただけでなく、ファン同人誌も制作された複数のアニメを、過去20年以上前から放送してきたことと、自分がファン活動をしている作品もそれに含まれているので、今回さらに自分は恐怖心と失望感を抱きました。
『ファンに対して散々エサを蒔いといて、晒し物のネタとして釣り上げる』ことは、これまでの民放局でのケースで共通してますし…。
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オリジナルBLの出版社からは、ビブロスだけがテレビ取材に応じていますが、同人誌と同様に、テレビ番組では興味本位に扱われていました。
自分は元々やおい同人誌は買ったことはなく、BL専門誌も同様なので、本来はあまり詳しくないです(この件で資料調べてからわかったことも多いし)。また、女性でこのジャンルを苦手とする人もおり、また女性向同人誌でも、男女や女性同士のカップリングや、恋愛を扱わないもの、動物・レポート系など、ジャンルも多岐に渡ります。
しかし、コミケなどの同人即売会にて、やおい・BLの占める率が大きく、それが今になって始まったことではなく、すでに30年は経過しているどころか、商業作家を数多く出している以上、『現在急増』と言われてもデタラメなわけで。
(商業誌に人気同人作家を取り込む動きからも15年以上は経っている。)
現在までに、このジャンルに何かしら関わった作家の漫画が、テレビアニメ化もされているというのに。
そもそも、それらの報道において、『やおい・BL好きの女性』と無関係とする『正常な女性』は、『ファッションやグルメ情報に関心があり、男性との恋愛を切望している』というのが、テレビ局側のシナリオです。果たしてそう簡単に割り切れるものでしょうか?
『テレビのシナリオ通りの出演者』と『正常な視聴者』だけで、この世の中は構成されているわけではありません。
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追記。スレにて発売前に紹介した『解説書』については、AmazonとBK1にて『読むべきではない』とのカスタマーレビューが出ました。(以下はレビュアーのエントリー) (2006/03/25) リンク先を同一筆者による、評論メインのブログに移動。(『先端研』はアンガールズが司会で、自分たちをネタにしてBL漫画家に4コマ漫画を描かせたり、現首相やお笑い芸人を扱った同人誌まで出してしまっていた。)
もともとAERAでの取材記事を発展させたものですが、同誌連載・『齋藤孝のサイトー変換』で、BLガイド本書評が出たときと、質としては同レベルだったのかorz
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追記その2。誤字ついでに文面も修正しました。齋藤孝氏がAERAで取り上げたのは、『嫌オタク流』を出している太田出版からの、『やっぱりボーイズラブが好き』。明らかに男性に対する紹介記事で、具体的な説明がされた文章をそのまま引用するな~!と見てるこっちが焦る内容でした。
太田出版自体も、BL系出版物出しておきながら、CONTINUE最新号にて、乙女ロードや執事喫茶をイロモノ扱いする、男性によるレポート記事出してんですよね…。記事内容には、取材を受けた担当者が困惑していました。
その『執事喫茶 Swallowtail』で、従業員採用面接が行われた2月4日、NHK『つながるテレビ@ヒューマン』からの取材があり、即日放送されましたが、残念ながら放送内容で面接者とのトラブルが発生しました。同店はK-BOOKSによる経営で、日本テレビ『ニュースプラス1』が、冬コミ参加者へのアンケートを含めて、長期密着取材を行っているのですが、同局別番組やNHKとのトラブルからして、果たしてどうなることやら…。
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追記3。『スタ☆メン』との比較として、前番組『EZ!TV』より、2005年5月29日に放送した『2200万部の少女マンガ 「NANA」にはまる理由』では、『友人と作品について語り合う、お洒落で恋愛に関心ある女性』が登場していました。
フジテレビの報道番組としては良心的で、ゲーム悪影響論の根拠のなさや、ガンダム特集を組んだ『ニュースJAPAN』でも、アメリカで少女漫画の人気が出るようになったとして、『NANA』を中心に取り上げていました。(2月2日放送分)
しかし実態としては、日本の漫画から総合では、『鋼の錬金術師』・『NARUTO』に人気があり、少女漫画では『フルーツバスケット』が一番売れています。残念ながら、これらの作品の人気や内容について詳しく触れられることは、アニメ関係の番組以外ではまずありません。それも、ハガレンのMBSのように、オタクへの偏見を強める番組を別に持っている放送局は、珍しくないのです。
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(2006/03/27) JUNE本誌はすでに廃刊、現在その名を唯一残している『コミックJUNE』が全くの別物、アニパロ語るにJ9抜かしちゃダメだった…と自身の知識不足を反省するorz『アニパロとヤオイ』(西村マリ)も以上の文頭で批判されているが、これまた太田出版で、『同人誌=アニパロ』と言いきる乱暴なものだったという。
少女漫画誌と同人誌における、やおい描写の関係については、84-5年頃が転換期なんですが(少女漫画誌が男女間の恋愛を扱う作品を重視するようになる)、さきに書いた文章からは一旦削除しました。
また、過去にスレで得た情報から、吾妻ひでお氏が同人誌『シベール』を発刊する際は、今で言えば『コミケからやおいを追放する』意気込みだった、と語ったのは、comic新現実vol.3のインタビューからと判明。(コミケ初期から女性向が優勢で、ロリコンブームのほうが遅かった。)
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(2006/04/01) 吾妻ひでお氏の「コミケからやおいを駆逐するぞ」発言は、『失踪日記』(イースト・プレス)144ページで、漫画としても描いていました。
また、3月31日で『ニュースプラス1』平日版最終回。執事喫茶への取材特集が放送されないまま、番組自体が終了。関東のみの『必見』コーナーで放送予定だった。というか、『DEATH NOTE』実写映画版製作は日本テレビだし、深夜アニメで『NANA』だけでなく、『桜蘭高校ホスト部』も4月放映開始だし、こちらは原作単行本に『BONESが製作』と帯つけて売ってますけど…。すごいなあ、明らかに視聴者になる層を、別の番組でバカにしてから放送するなんて。
先日の深夜番組では、『NARUTO』サスケ役を乙女ロードに連れてきて、女性ファンを試してもいたので。
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(2006/04/02) 『執事喫茶 Swallowtail』公式サイトに、メディア掲載情報追加。テレビ取材は、イギリスの放送局のみ予定が記載されており、放送時期・局が完全に不明であるものも、2件記載はされている。『執事カフェ経営戦略部』は掲載済情報のみ更新。
『オタク女子研究 腐女子思想大系』に対する批判や反応については、以下2件を参照のこと。さらに、書中で引用された雑誌について不適切な紹介、および引用をしているとして、質問のメールとブログへのコメントを送ったライターに対し、著者はブログのコメント欄を全削除・封鎖し、メールにも一切返事を行っていない。
午後5時現在。ニュー速に、801板荒らしのスレができてしまった…。該当書名も修正(過去に出したリンクの誤字はそのままにします)。
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(2006/04/10) 関西テレビ『痛快!エブリデイ』(4月4日)、TBS『はなまるマーケット』(4月10日)にて、執事喫茶の報道あり。K-BOOKSなど女性向同人誌ショップ等との関連付けはされていない。(『はなまる』では、VTRでのお客の反応は良好だったが、スタジオでは低評価。)
日本テレビ、『すっぴんジャパ~ン!』を1時間半に再構成して再放送(4月8日)。合計8つのコーナーから、AKB48、乙女ロードなど5つが残されていた。
ビブロス、4月5日に自己破産。3月末に同社長が経営する自費出版業者・碧天舎が東京地裁から破産宣告を受けており、好調だった本社のBL関連を除き、無軌道な事業拡大によるものとみられている。---
マガジン・マガジン、4月6日に小説誌『夢JUNE』創刊。DVD付録あり。
親会社・サン出版のゲイ雑誌『さぶ』廃刊時(2002年2月号)、投稿・原稿をJUNE系列編集側で保管するとの記載あり。『コミックJUN』からの『JUNE』創刊は『さぶ』からの派生であり、『さぶ』掲載小説をJUNE別冊の『ロマンJUNE』にて再掲したこともある。しかし、基本的に『さぶ』とJUNE系列(JUNE本誌は1996年廃刊)は読者層を異にする存在だった。 ---
801板での『オタク女子研究』に関する一連のまとめは以下。杉浦由美子氏、夕刊フジ4月10日分記事、『オタク出版社倒産で「やおい」人材争奪戦のワケ』(http://www.zakzak.co.jp/top/2006_04/t2006041017.html)にコメント。
- このブログでは、犯罪そのもの(実写児童ポルノと同等の扱いを受ける)や、犯罪の原因としてオタクメディアが扱れた場合
- 主に女性向(BL・少女漫画等)に関する話題は、別のブログを設置して行う
ただしこちらでも、東池袋・乙女ロードの女性向同人誌ショップなどに対する取材と報道が、専門外のメディアによって昨年から行われたことには、触れておきます。
女性向については、読み手も作り手も外部にあまり語りたがらないことが、『アキバ系に続いて女性のオタクが出現した』との、実態にそぐわない報道がされた原因との指摘はあります。
しかし、アカデミー賞で監督賞など3部門受賞した『ブロークバック・マウンテン』など、男性同性愛者を実在人物が演じたり、また本人がそうである場合は好意的に扱うメディアが、二次元の男性キャラクターの同性愛描写とそれを好む女性をあからさまに差別する現状は、長年にわたって恐れてきた『想定通り』の事態でした。
(2006/04/01) 日本国内のメディアにおける同性愛・同性愛者の取り上げ方は、現在も偏りやアウティングがあることを、コメント欄で指摘を頂きましたので参照してください。
(2006/04/10) 2000年度の記述ですが、日本では『おネエキャラ』でない限り、男性の同性愛者および性同一性障害がテレビで取り上げられにくい、アメリカでは逆に『おネエキャラ』の描き方がステレオタイプだと、抗議の対象になるとあります。また、アメリカ経由で世界中で放映されるポケモンでは、コジローが豊胸してビキニ姿で女装する回がカットされているなど、性転換を連想させる、あるいは実際にそうである設定も、子供向けのアニメで放映できないようです。(ただし、実際に性的なマイノリティに対する差別がアメリカで根絶されたわけではなく、むしろ酷くなっているケースもある。)
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昨年のテレビ報道で、特に目立ったものとして、日本テレビ『先端研』(11月4日・地上波は関東のみ・BS日テレで後日放送)、フジテレビ『スタ☆メン』(11月20日・全国ネット生放送)がありました。
両番組はショップ取材だけでなく、パロディ同人誌の内容を作者に無許可で晒したり、BL読者代表として取材を受けた女性から、『恋愛経験がないだけでなく、人生自体に欠陥がある』との扱い方をしていました。
- 末端研 11月3日分 (先端研)
- 週刊人物ライブ スタ☆メン (テレビブログ・番組公式サイト)
今年になって、同人誌に関しては、テレビ東京『速ホゥ!』(1月9日・夕方ニュース番組)、MBS『知っとこ!』(2月18日・全国ネット生放送)ではショップ取材はありませんでした。(『速ホゥ!』は昨年末冬コミ参加サークルの映像で、『知っとこ!』は乙女ロードの通行人から、同人誌の表紙だけを映した。)
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ところが、『スタ☆メン』取材に応じていたもう一方の店、まんだらけは、日本テレビ『すっぴんジャパ~ン!』(3月19日・よみうりテレビ等除く)の取材を受けていました。しかし、放送された内容から、取材や放映の中止がされなかったことにも、私は疑問を抱いています。
- すっぴんジャパ~ン! (日テレ公式サイト)
- テレビブログ 3月19日分・3月12日分(AKB48など『アキバ系アイドル』を取材)
『外国人にとっては異常なものだから叩いてよい』との、番組の狙い通りの行動です。
日本テレビは、女性ファンを得ただけでなく、ファン同人誌も制作された複数のアニメを、過去20年以上前から放送してきたことと、自分がファン活動をしている作品もそれに含まれているので、今回さらに自分は恐怖心と失望感を抱きました。
『ファンに対して散々エサを蒔いといて、晒し物のネタとして釣り上げる』ことは、これまでの民放局でのケースで共通してますし…。
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オリジナルBLの出版社からは、ビブロスだけがテレビ取材に応じていますが、同人誌と同様に、テレビ番組では興味本位に扱われていました。
自分は元々やおい同人誌は買ったことはなく、BL専門誌も同様なので、本来はあまり詳しくないです(この件で資料調べてからわかったことも多いし)。また、女性でこのジャンルを苦手とする人もおり、また女性向同人誌でも、男女や女性同士のカップリングや、恋愛を扱わないもの、動物・レポート系など、ジャンルも多岐に渡ります。
しかし、コミケなどの同人即売会にて、やおい・BLの占める率が大きく、それが今になって始まったことではなく、すでに30年は経過しているどころか、商業作家を数多く出している以上、『現在急増』と言われてもデタラメなわけで。
(商業誌に人気同人作家を取り込む動きからも15年以上は経っている。)
現在までに、このジャンルに何かしら関わった作家の漫画が、テレビアニメ化もされているというのに。
そもそも、それらの報道において、『やおい・BL好きの女性』と無関係とする『正常な女性』は、『ファッションやグルメ情報に関心があり、男性との恋愛を切望している』というのが、テレビ局側のシナリオです。果たしてそう簡単に割り切れるものでしょうか?
『テレビのシナリオ通りの出演者』と『正常な視聴者』だけで、この世の中は構成されているわけではありません。
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追記。スレにて発売前に紹介した『解説書』については、AmazonとBK1にて『読むべきではない』とのカスタマーレビューが出ました。(以下はレビュアーのエントリー) (2006/03/25) リンク先を同一筆者による、評論メインのブログに移動。(『先端研』はアンガールズが司会で、自分たちをネタにしてBL漫画家に4コマ漫画を描かせたり、現首相やお笑い芸人を扱った同人誌まで出してしまっていた。)
もともとAERAでの取材記事を発展させたものですが、同誌連載・『齋藤孝のサイトー変換』で、BLガイド本書評が出たときと、質としては同レベルだったのかorz
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追記その2。誤字ついでに文面も修正しました。齋藤孝氏がAERAで取り上げたのは、『嫌オタク流』を出している太田出版からの、『やっぱりボーイズラブが好き』。明らかに男性に対する紹介記事で、具体的な説明がされた文章をそのまま引用するな~!と見てるこっちが焦る内容でした。
太田出版自体も、BL系出版物出しておきながら、CONTINUE最新号にて、乙女ロードや執事喫茶をイロモノ扱いする、男性によるレポート記事出してんですよね…。記事内容には、取材を受けた担当者が困惑していました。
その『執事喫茶 Swallowtail』で、従業員採用面接が行われた2月4日、NHK『つながるテレビ@ヒューマン』からの取材があり、即日放送されましたが、残念ながら放送内容で面接者とのトラブルが発生しました。同店はK-BOOKSによる経営で、日本テレビ『ニュースプラス1』が、冬コミ参加者へのアンケートを含めて、長期密着取材を行っているのですが、同局別番組やNHKとのトラブルからして、果たしてどうなることやら…。
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追記3。『スタ☆メン』との比較として、前番組『EZ!TV』より、2005年5月29日に放送した『2200万部の少女マンガ 「NANA」にはまる理由』では、『友人と作品について語り合う、お洒落で恋愛に関心ある女性』が登場していました。
フジテレビの報道番組としては良心的で、ゲーム悪影響論の根拠のなさや、ガンダム特集を組んだ『ニュースJAPAN』でも、アメリカで少女漫画の人気が出るようになったとして、『NANA』を中心に取り上げていました。(2月2日放送分)
しかし実態としては、日本の漫画から総合では、『鋼の錬金術師』・『NARUTO』に人気があり、少女漫画では『フルーツバスケット』が一番売れています。残念ながら、これらの作品の人気や内容について詳しく触れられることは、アニメ関係の番組以外ではまずありません。それも、ハガレンのMBSのように、オタクへの偏見を強める番組を別に持っている放送局は、珍しくないのです。
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(2006/03/27) JUNE本誌はすでに廃刊、現在その名を唯一残している『コミックJUNE』が全くの別物、アニパロ語るにJ9抜かしちゃダメだった…と自身の知識不足を反省するorz『アニパロとヤオイ』(西村マリ)も以上の文頭で批判されているが、これまた太田出版で、『同人誌=アニパロ』と言いきる乱暴なものだったという。
少女漫画誌と同人誌における、やおい描写の関係については、84-5年頃が転換期なんですが(少女漫画誌が男女間の恋愛を扱う作品を重視するようになる)、さきに書いた文章からは一旦削除しました。
また、過去にスレで得た情報から、吾妻ひでお氏が同人誌『シベール』を発刊する際は、今で言えば『コミケからやおいを追放する』意気込みだった、と語ったのは、comic新現実vol.3のインタビューからと判明。(コミケ初期から女性向が優勢で、ロリコンブームのほうが遅かった。)
---
(2006/04/01) 吾妻ひでお氏の「コミケからやおいを駆逐するぞ」発言は、『失踪日記』(イースト・プレス)144ページで、漫画としても描いていました。
また、3月31日で『ニュースプラス1』平日版最終回。執事喫茶への取材特集が放送されないまま、番組自体が終了。関東のみの『必見』コーナーで放送予定だった。というか、『DEATH NOTE』実写映画版製作は日本テレビだし、深夜アニメで『NANA』だけでなく、『桜蘭高校ホスト部』も4月放映開始だし、こちらは原作単行本に『BONESが製作』と帯つけて売ってますけど…。すごいなあ、明らかに視聴者になる層を、別の番組でバカにしてから放送するなんて。
先日の深夜番組では、『NARUTO』サスケ役を乙女ロードに連れてきて、女性ファンを試してもいたので。
---
(2006/04/02) 『執事喫茶 Swallowtail』公式サイトに、メディア掲載情報追加。テレビ取材は、イギリスの放送局のみ予定が記載されており、放送時期・局が完全に不明であるものも、2件記載はされている。『執事カフェ経営戦略部』は掲載済情報のみ更新。
『オタク女子研究 腐女子思想大系』に対する批判や反応については、以下2件を参照のこと。さらに、書中で引用された雑誌について不適切な紹介、および引用をしているとして、質問のメールとブログへのコメントを送ったライターに対し、著者はブログのコメント欄を全削除・封鎖し、メールにも一切返事を行っていない。
午後5時現在。ニュー速に、801板荒らしのスレができてしまった…。該当書名も修正(過去に出したリンクの誤字はそのままにします)。
---
(2006/04/10) 関西テレビ『痛快!エブリデイ』(4月4日)、TBS『はなまるマーケット』(4月10日)にて、執事喫茶の報道あり。K-BOOKSなど女性向同人誌ショップ等との関連付けはされていない。(『はなまる』では、VTRでのお客の反応は良好だったが、スタジオでは低評価。)
日本テレビ、『すっぴんジャパ~ン!』を1時間半に再構成して再放送(4月8日)。合計8つのコーナーから、AKB48、乙女ロードなど5つが残されていた。
ビブロス、4月5日に自己破産。3月末に同社長が経営する自費出版業者・碧天舎が東京地裁から破産宣告を受けており、好調だった本社のBL関連を除き、無軌道な事業拡大によるものとみられている。---
マガジン・マガジン、4月6日に小説誌『夢JUNE』創刊。DVD付録あり。
親会社・サン出版のゲイ雑誌『さぶ』廃刊時(2002年2月号)、投稿・原稿をJUNE系列編集側で保管するとの記載あり。『コミックJUN』からの『JUNE』創刊は『さぶ』からの派生であり、『さぶ』掲載小説をJUNE別冊の『ロマンJUNE』にて再掲したこともある。しかし、基本的に『さぶ』とJUNE系列(JUNE本誌は1996年廃刊)は読者層を異にする存在だった。 ---
801板での『オタク女子研究』に関する一連のまとめは以下。杉浦由美子氏、夕刊フジ4月10日分記事、『オタク出版社倒産で「やおい」人材争奪戦のワケ』(http://www.zakzak.co.jp/top/2006_04/t2006041017.html)にコメント。
>しかし、アカデミー賞で監督賞など3部門受賞した『ブロークバック・マウンテン』など、男性同性愛者を実在人物が演じたり、また本人がそうである場合は好意的に扱うメディアが、二次元の男性キャラクターの同性愛描写とそれを好む女性をあからさまに差別する現状は、長年にわたって恐れてきた『想定通り』の事態でした。
男性同性愛者をメディアが好意的に扱っている、と言えるのか疑問に思います。例えばメディアに出てくる同性愛者は、女性的な方々ばかり。私は女性的な同性愛者を嫌いませんが、彼等が平均的と言えないとは考えています。最近では男性性を誇示するHGもいますが、彼の問題は同性愛者をあたかも性的な部分のみで成り立っているかのように表象している点です。例えば過剰に性的な部分を強調する女性タレントがいたら、多くの女性はやはり違和感を感じるのではないでしょうか(杉本彩にしたって、性的なだけではないタレントだと思います)。
私は、結局メディアはほっておけば興味本位でしかものを書かないのだろうと、そう考えています。そのことは、男性同性愛者に対してもやおいを愛好する女性に対しても同じなのではないでしょうか。週刊誌は、いまだにゲイだと分かった芸能人に対してアウティングします。標的になったタレントは、裁判沙汰にするのも危険ですから、噂が風化するのを待つしかありません。メディアは興味本位でゲイを扱いたいだけであって、好意的に受け入れているわけではないと思います。もちろん、一方では同性愛を受け入れていく動きが大きくなっているのは事実だと思いますが……
やおいを愛好する女性に対するバッシングは、それにしてもひどいですね。オタクバッシングであるだけではなく、女性嫌悪的な性質も持っているせいでここまで悪質になれるのでしょう。
管理人さんがなさっているようなメディア監視は、非常に重要なことだと思います。メディアがきちんとした報道をするようになればよいですが、そうでなければきちんと批判していくしかないでしょう。これからも期待しておりますので、がんばってください。
こんばんは。ご意見ありがとうございます。
さきの映画については『芸術作品』であると認識はされているために、テレビにてキャラクター化された場合とは違い、同性愛者に対する扱いとしては特例的なものとみなすべきなんでしょうね。
『腐女子差別報道』には、『女性による女性蔑視』も含まれているので、かなり厄介ですね(杉本彩氏に対する例えがそうなりますが)。
男性のオタク向けに女性がするコスプレやメイド喫茶が、『一般の』女性からも『かわいい』と認識されるようになった、といわれています。「自分も着てみたい」との声があるので。
しかし、昨年から民放にてなされた、女性向媒体に対する悪質な報道をみる限りでは、『一般女性にとっては共感できない、最近になって突如現れた異常な存在』なんですよね…。
NHKでは少女漫画で少年愛を扱った名作も、BS2で作者インタビューを交えて紹介するものも含めて番組を製作しているだけでなく、1993年には教育テレビにてキャプ翼の同人誌を好意的に紹介していました。
テレビ朝日でも過去に『はなきんデータランド』にて、アニメ人気ランキングを放送したとき、権利の都合で映像が使えない幽白については、視聴者からの葉書を映していましたが、ほとんどが女性からのイラストで占められていました。
そもそも『キャラクターに萌えて積極的なファン活動』を行うのは、女性のほうが先行しており、一般的には男児人気があったとされるロボットアニメでも、アニメ誌の記事や別冊はキャラクター重視になっていた、といいます。
日刊ゲンダイの記事もかなり酷かったのですが、それ以上にテレビ局が過去のアニメ作品に対して、熱狂的な女性ファンがいなかったかのような扱いをするのが悲しかったです。
日テレの場合は、ジブリ作品に出演するタレントのファンなら悪くは扱わないでしょうけど、先日の番組で男性声優とファンを釣りに使ったのには、やはり差別意識を感じましたね。
母が『のりゆきのトークDE北海道』見たみたいで、お前もこんなのよんでんのかい。って聞かれました。もちろん持ってますw
でも、オタクじゃない男の人だってエロ本AV持ってるし、その中にはグロいのもけっこうたくさんあるし。なんでマンガやゲームに食いつくんでしょうか?
マンガやゲーム、ネットのせいで犯罪に走るひとなんてほとんどいませんよね。それより、過激なバラエティー番組やドラマの真似をしてイジメをしたり強盗や殺人を起こす人のほうが多いんじゃないかと思う。
これって子供の躾が出来ない親の責任転嫁と、これに便乗したマスコミや政府によるネット・マンガ規制じゃないでしょうか?
とくにネットなんて、マスコミからしたら洗脳を妨害する邪魔者ですもんね。
女のオタクはすぐ調子に乗る。
外でも大きな声で喋りだす。
まわりはお前の事なんて、どうでもいいのに。
後、萌えは架空の美少女キャラにのみ
使える言葉なんで、もう少し勉強しようね。
拡大解釈はダメ。