『睡眠薬を飲ませる』、は別にドラマに限った話ではないけれど。
(NHKがサイト上に載せた最初のニュースでは、『睡眠導入剤』の入手方法などを中心に報道し、『テレビドラマ』に触れなかったが、テレビでは6時台で『ドラマを見て』に見出しを修正。)
毎回のように睡眠薬を使う『体は小学生』な『名探偵』もいるけれど。アニメで。
その一方で、「遊ぶ金が欲しかった」との理由には、日本テレビだけが、「遊ぶ金が欲しかったが、援助交際は嫌だった」と報道しており、これだけでも動機に関する印象も、だいぶ変わります。
ほかには、姉妹を装ったこと、ホテルに行く前にゲームセンターで待ち合わせたこと、出会い系サイトが携帯のものだった、容疑者の二人が『友達紹介サイト』(これも携帯サイト)で知り合った、睡眠薬は不眠症を偽って手に入れたもの、これらを報道に含めているかどうかも、複数比べないと分かりません。
(2005/09/23) 逮捕されたきっかけが、『被害者にばったり遭って口論となったところ、警官に職務質問されたこと』も一箇所だけが報道してました。
(2005/09/24) スレから新情報。日刊スポーツ九州、サンスポ、スポニチでは、フジテレビで7月25日から再放送されていたドラマ・『GTO』(関西テレビ製作・98年本放送)を見て、睡眠薬を使った犯行を思いついた、と報道してました。(日刊東京版サイトでは、『テレビドラマ』にすら触れず、大阪版サイトでは社会記事はなし。)
ワイドショーではこの事件、98年の『ギフト』叩きに懲りたのか、ニュースコーナーの一報以外、完全にスルーです。
(キムタク主演、97年本放送。フジテレビ製作。「バタフライナイフを持つシーンがかっこいい」からとの理由で、同種のナイフを買う未成年が増え、98年1月に発生した教師刺殺事件など、以降に起きたものも含め、少年犯罪の原因として一斉に批判対象になった。その後、作品名を名指しにして放映中止を求める傷害致死事件被告からの手紙も出て、フジテレビ系列ではサガテレビのテロップ挿入を除き、即刻再放送を取りやめた。)
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(2005/11/28) 『GTO』について書き忘れたことがありますが、鬼塚の趣味がアニメ版では、テレビゲームに修正されたのに対し、ドラマ版では原作のまま『アダルトビデオ鑑賞』になってまして、AVの映像がそのまま作中出てます。
「今回の再放送でもこの部分をカットしていないとは、フジテレビはけしからん!」との投書がBPO・放送と青少年に関する委員会に寄せられていたので…。
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さて、『ザ!情報ツウ』。今日の番組欄ではスパモニ同様の初登院特集ばかりか?と思いきや、今年度からの横浜市教育委員・義家弘介氏をスタジオゲストに呼び、『学校に殺された』子供を特集しました。
木曜なので、スタジオのレギュラーコメンテーターは、福岡政行・海原純子両氏。
8月下旬の警官傷害事件では、『父親の許可を得た』として、少年の部屋を事細かく紹介したVTRののち、「(アニメは)子供に必要ない過激な刺激の一部」(海原)、「この(アニメグッズ・ポスターだらけの)部屋は異常です」(福岡)とまで言った、あのコンビです。しかし、今日は変です。「アニメやゲーム、ネット(福岡氏はネットがらみの事件になると必ず規制を要求する)が悪い」、との発言はこの両氏から一切ありませんでした。
コーナーの流れを説明します。高校生の息子を自殺で、中学生の息子を熱中症で失った、二人の母親がVTRで登場します。
高校生は、テストの答案を同級生に見せた事で教師に叱責され、そのストレスで始めてしまった喫煙も教師に見つかり、最期は飛び降り自殺で自らの命を捨てました。
中学生は部活動にて、炎天下のランニング途中、「足が痛い」と顧問に訴えたものの、「甘えている」と無視され、本当に倒れてからも助けてもらえず、2時間経過してから、やっと顧問は異変に気づき、病院に搬送したものの、彼は命を失いました。(以上、医師の報告書による。)
スタジオでのコメントは、義家氏が主に行いました。司会の峰竜太氏とアシスタントの松本志のぶアナ、そして福岡氏・海原氏もうなずく一方です。
義家氏が出したフリップによると、昨年度のデータでは、19歳以下の自殺のうち、学校でのトラブル・ストレスが原因とされたのは、男子22名、女子19人、計41人といいます。
しかし、義家氏が言うには、「これは氷山の一角に過ぎない。自分のもとには毎日のように、自分の未来に不安を抱く子供たち、リストカットをする子供たちから相談が来る。自分も教師時代に、ひとりの生徒を自殺で失っている…」
「『普通の子供』という言葉がありますが、『普通の子供』なんてひとりもいません!ひとりひとりが『特別な子供』なのです」
義家氏はフリップに、
さて、海原氏はというと、最初のVTRの直後は、親が子供を失ったのち、『最初は否認、やっと認めるものの怒りなどを伴い、最後にはすべてを受け入れる』という段階を経る事を説明しています。
義家氏のコメントの後、自殺について「『何かがあったから自殺した』と原因を単純化できない」と、複数の要因に注目するべきとして、体調・食欲・態度・服装の変化、大事なものを他人に譲る、ひきこもり・うつなど、必ず発しているはずのメッセージを見逃してはいけない、と説いていました。
福岡氏は、「学校だけでなく、親が子供に向き合うべきだ」と言い、主に自殺についてコメントが割かれたこのコーナーに関し、それぞれの事例に分けて後日詳しく取り上げるべきだ、と説きました。
さて、『情報ツウ』は元々、先ほど触れたように、少年事件の容疑者が『アニメ・ゲーム・ネットを好んでいた』との情報があれば、すぐに原因をそこに持っていく傾向が強いワイドショーです。(フジ『とくダネ!』、テレ朝『スーパーモーニング』に視聴率で負けているとの情報もある。)
また、傷害事件を起こした少年の父親は、息子の社会復帰の妨げになる事がわからないほどの精神状態にあり(両親ともに精神科に通院、母親は入院中)、父親に対してこの点だけは、福岡氏は批判していました。
それでも、『彼はアニメのせいで事件を起こした』と、番組では『原因の単純化』をしています。
ところが、今回は、子供の死の原因を懸命に調査した母親、子供に直接向き合う事を訴える教育関係者を前に、『原因の単純化』を一切しませんでした。
果たして、この番組は、本気でこの特集の続きをする気があるのでしょうか?
私はこの件に関しては、半信半疑です。なぜなら、小児性愛に関して『真剣に取り組んだ』とする特集にて、取材に応じた小児性愛者と、性犯罪被害者に『報道加害』をしているのだから。
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(傷害事件の際には、私が『本業』で扱うアニメは、日本テレビで製作・放映された『戦闘アニメ』で、戦闘時のBGMがかつて同局のドキュメントバラエティー番組OPテーマ曲だったこともあり、視聴者センターに抗議電話をしましたが、センターの担当者は黙っているばかり。なお、同日の『ザ・ワイド』は、『情報ツウ』への抗議と台風情報の影響で事件を一切取り上げませんでした。)
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(2006/04/27) 『情報ツウ』放送内容へのリンク修正。なお、義家氏への評価は現在すっかりガタ落ちになったので以下参照のこと。
姉妹装い男性誘い出し、昏睡強盗 女子中学生ら逮捕 (朝日新聞)他に、毎日新聞・読売新聞と(産経新聞にはなし)、日本テレビ・テレビ朝日では、『テレビドラマの影響』に触れたものの、サイトを見る限り、フジテレビとTBSは、それに全く触れませんでした。
姉妹を装って、出会い系サイトで誘い出した男性に睡眠薬を飲ませて現金を奪っていたとして、警視庁は、東京都中野区に住む区立中学3年(15)と墨田区内の無職(18)の少女2人を昏睡(こんすい)強盗の疑いで逮捕した、と22日発表した。
2人はホテルの部屋で男性と王様ゲームを始め、ジャンケンで負けた男性に睡眠薬入りのお茶などを飲ませていたという。同庁は、2人が男性7人から現金計約47万円を奪っていたとみている。
少年事件課と池袋署の調べでは、2人は8月26日午前2時ごろ、豊島区池袋1丁目のホテルで、「エッチしてもいいよ 姉妹2人組」などと書き込んだ出会い系サイトで知り合った横浜市内の会社員男性(44)に睡眠薬入りのお茶などを飲ませて昏睡させ、現金11万円などを奪った疑い。
少女2人は4月ごろ、携帯電話の友達募集サイトで知り合った。テレビドラマで女性に睡眠薬を飲ませる場面を見て強盗を思い立ち、2人で病院を回って診察を受けて睡眠薬を入手していた。
(NHKがサイト上に載せた最初のニュースでは、『睡眠導入剤』の入手方法などを中心に報道し、『テレビドラマ』に触れなかったが、テレビでは6時台で『ドラマを見て』に見出しを修正。)
毎回のように睡眠薬を使う『体は小学生』な『名探偵』もいるけれど。アニメで。
その一方で、「遊ぶ金が欲しかった」との理由には、日本テレビだけが、「遊ぶ金が欲しかったが、援助交際は嫌だった」と報道しており、これだけでも動機に関する印象も、だいぶ変わります。
ほかには、姉妹を装ったこと、ホテルに行く前にゲームセンターで待ち合わせたこと、出会い系サイトが携帯のものだった、容疑者の二人が『友達紹介サイト』(これも携帯サイト)で知り合った、睡眠薬は不眠症を偽って手に入れたもの、これらを報道に含めているかどうかも、複数比べないと分かりません。
(2005/09/23) 逮捕されたきっかけが、『被害者にばったり遭って口論となったところ、警官に職務質問されたこと』も一箇所だけが報道してました。
(2005/09/24) スレから新情報。日刊スポーツ九州、サンスポ、スポニチでは、フジテレビで7月25日から再放送されていたドラマ・『GTO』(関西テレビ製作・98年本放送)を見て、睡眠薬を使った犯行を思いついた、と報道してました。(日刊東京版サイトでは、『テレビドラマ』にすら触れず、大阪版サイトでは社会記事はなし。)
ワイドショーではこの事件、98年の『ギフト』叩きに懲りたのか、ニュースコーナーの一報以外、完全にスルーです。
(キムタク主演、97年本放送。フジテレビ製作。「バタフライナイフを持つシーンがかっこいい」からとの理由で、同種のナイフを買う未成年が増え、98年1月に発生した教師刺殺事件など、以降に起きたものも含め、少年犯罪の原因として一斉に批判対象になった。その後、作品名を名指しにして放映中止を求める傷害致死事件被告からの手紙も出て、フジテレビ系列ではサガテレビのテロップ挿入を除き、即刻再放送を取りやめた。)
- TVドラマ “ギフト”の問題 ―― 少年犯罪と作り手のモラル ―― 飯田譲治 聞き手・西出勇志 (岩波書店) (脚本家との対談)
- 『カウボーイビバップ』がテレビ東京で放映されたことの不運 (TVアニメ資料館)
- 言いたいことも言えないこんな世の中じゃポ (せんだって日記)
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(2005/11/28) 『GTO』について書き忘れたことがありますが、鬼塚の趣味がアニメ版では、テレビゲームに修正されたのに対し、ドラマ版では原作のまま『アダルトビデオ鑑賞』になってまして、AVの映像がそのまま作中出てます。
「今回の再放送でもこの部分をカットしていないとは、フジテレビはけしからん!」との投書がBPO・放送と青少年に関する委員会に寄せられていたので…。
---
さて、『ザ!情報ツウ』。今日の番組欄ではスパモニ同様の初登院特集ばかりか?と思いきや、今年度からの横浜市教育委員・義家弘介氏をスタジオゲストに呼び、『学校に殺された』子供を特集しました。
木曜なので、スタジオのレギュラーコメンテーターは、福岡政行・海原純子両氏。
8月下旬の警官傷害事件では、『父親の許可を得た』として、少年の部屋を事細かく紹介したVTRののち、「(アニメは)子供に必要ない過激な刺激の一部」(海原)、「この(アニメグッズ・ポスターだらけの)部屋は異常です」(福岡)とまで言った、あのコンビです。しかし、今日は変です。「アニメやゲーム、ネット(福岡氏はネットがらみの事件になると必ず規制を要求する)が悪い」、との発言はこの両氏から一切ありませんでした。
コーナーの流れを説明します。高校生の息子を自殺で、中学生の息子を熱中症で失った、二人の母親がVTRで登場します。
高校生は、テストの答案を同級生に見せた事で教師に叱責され、そのストレスで始めてしまった喫煙も教師に見つかり、最期は飛び降り自殺で自らの命を捨てました。
中学生は部活動にて、炎天下のランニング途中、「足が痛い」と顧問に訴えたものの、「甘えている」と無視され、本当に倒れてからも助けてもらえず、2時間経過してから、やっと顧問は異変に気づき、病院に搬送したものの、彼は命を失いました。(以上、医師の報告書による。)
スタジオでのコメントは、義家氏が主に行いました。司会の峰竜太氏とアシスタントの松本志のぶアナ、そして福岡氏・海原氏もうなずく一方です。
義家氏が出したフリップによると、昨年度のデータでは、19歳以下の自殺のうち、学校でのトラブル・ストレスが原因とされたのは、男子22名、女子19人、計41人といいます。
しかし、義家氏が言うには、「これは氷山の一角に過ぎない。自分のもとには毎日のように、自分の未来に不安を抱く子供たち、リストカットをする子供たちから相談が来る。自分も教師時代に、ひとりの生徒を自殺で失っている…」
「『普通の子供』という言葉がありますが、『普通の子供』なんてひとりもいません!ひとりひとりが『特別な子供』なのです」
義家氏はフリップに、
きょう、あなたは子供の心に出会いましたか?と自ら記します。
さて、海原氏はというと、最初のVTRの直後は、親が子供を失ったのち、『最初は否認、やっと認めるものの怒りなどを伴い、最後にはすべてを受け入れる』という段階を経る事を説明しています。
義家氏のコメントの後、自殺について「『何かがあったから自殺した』と原因を単純化できない」と、複数の要因に注目するべきとして、体調・食欲・態度・服装の変化、大事なものを他人に譲る、ひきこもり・うつなど、必ず発しているはずのメッセージを見逃してはいけない、と説いていました。
福岡氏は、「学校だけでなく、親が子供に向き合うべきだ」と言い、主に自殺についてコメントが割かれたこのコーナーに関し、それぞれの事例に分けて後日詳しく取り上げるべきだ、と説きました。
さて、『情報ツウ』は元々、先ほど触れたように、少年事件の容疑者が『アニメ・ゲーム・ネットを好んでいた』との情報があれば、すぐに原因をそこに持っていく傾向が強いワイドショーです。(フジ『とくダネ!』、テレ朝『スーパーモーニング』に視聴率で負けているとの情報もある。)
また、傷害事件を起こした少年の父親は、息子の社会復帰の妨げになる事がわからないほどの精神状態にあり(両親ともに精神科に通院、母親は入院中)、父親に対してこの点だけは、福岡氏は批判していました。
それでも、『彼はアニメのせいで事件を起こした』と、番組では『原因の単純化』をしています。
ところが、今回は、子供の死の原因を懸命に調査した母親、子供に直接向き合う事を訴える教育関係者を前に、『原因の単純化』を一切しませんでした。
果たして、この番組は、本気でこの特集の続きをする気があるのでしょうか?
私はこの件に関しては、半信半疑です。なぜなら、小児性愛に関して『真剣に取り組んだ』とする特集にて、取材に応じた小児性愛者と、性犯罪被害者に『報道加害』をしているのだから。
---
(傷害事件の際には、私が『本業』で扱うアニメは、日本テレビで製作・放映された『戦闘アニメ』で、戦闘時のBGMがかつて同局のドキュメントバラエティー番組OPテーマ曲だったこともあり、視聴者センターに抗議電話をしましたが、センターの担当者は黙っているばかり。なお、同日の『ザ・ワイド』は、『情報ツウ』への抗議と台風情報の影響で事件を一切取り上げませんでした。)
---
(2006/04/27) 『情報ツウ』放送内容へのリンク修正。なお、義家氏への評価は現在すっかりガタ落ちになったので以下参照のこと。
短絡的な思考の理由を非常に知的な感じで、
冷静に分析されており、
とても読みやすかったです。
私自身神経性不安症に悩まされているせいか
エントリ内のヤンキー先生の言葉には、
涙が出そうになりました。
それにしても、なにかあるとすぐ他のもののせい
(アニメ・マンガ・ゲームなど)にする
その短絡的過ぎる思考は
どうにかならんのか?と私自身
うんざりしているぐらいで、
アニメを本業とされておられる管理者様は
私よりもっと辟易されて
いられることと思います…。
私は幼少時代からアニメ・ゲーム・マンガ
好きで、今現在もエウレカセブンなどをを
見ていたりするのですが(笑)
彼ら頭の堅い人々の短絡的な決め付けを
ニュースなどで見るたびに、ため息が出ます。
単純に考えても、
「アニメでこうやってたから人殺そう!」
という人はほとんどいないと思うのですが…。
もしいたとしても、
そんな人は相当そのアニメに入れ込んでいる
ほとんど宗教じみた狂信者的な人ぐらいで
そういった人は、ほとんどいないと思われます。
最近の報道は本当に矛盾したことばかり
平気で流していると思います。
自らの力で、真偽を見つめていかないと
このままだとさらに危険なことになりそうですよね。
最後になりますが、アニメのお仕事
おつかれさまです。
それでは、長文失礼いたしました(m__m)
ありがとうございます。『本業』というのはネット上の活動ことでして、「日テレで製作したアニメの私設ファンサイトをやってる」、ってだけで(NHKの別作品も扱ってますが)、アニメ業界の者ではないのです…。すみません。
しかも、作品自体は国内ではとんとマイナーでBGMだけなら『知ってるつもり?!』な方が多いはずなんですが。OPで使われたので。(『いつみても波乱万丈』でマクロスの曲が使われてるようなもので。)
本題ですが、スレのほうで『人はいつから「殺人者」になるのか』(佐木隆三 青春出版社)から、奈良事件地裁公判の傍聴記録を取り上げましたが、中二での女児への「いたずら」による補導と担当した保護司の証言は同書にありませんでした。
しかし、同じ時期に初めてエロ雑誌を読んで、すぐに先輩の誘いで風俗へ行って卒業まで4回通って、高二で『くりいむレモン』(押収物にあったというが今回かこれまでの前科での捜査時かは不明)を見てから夏休みの合宿先で女児に性的行為を行った、と被告人質問に答えていたとあります。
自分は作品を直接見てませんが、シリーズの総合本数や、小学生としてヒロインが登場したのは最初の無修正版だけからして、全作品が完全にペドフィリア的な内容だと供述した、また見た・持っていたという本数が二転三転していることが不自然です。
(マスコミでタイトルがそう騒がれなかったのは、フジサンケイ系のポニーキャニオンが過去にビデオ・LD・PCゲームを出しており、現在も一般向け再編集版をR-15自主規制でのネット配信していることも関係しています。)
生い立ちにしても、不良にいじめられつつも父親を避けて新聞配達のバイトをして、その金で遊んでいたことからもオタク的なものはほとんど感じられませんでした。「初犯時はロリコン雑誌を読んでもすぐ捨てた」といい、「実写ビデオも見たが、アニメのほうが良かった」と強調していることからも、宮崎事件報道の悪用としか思えませんが。
スレの書き込みで、これらに深く同意しています。
> エロ本→風俗→アニメ といった具合に散々遠回りした
> 挙句に、結局「リアルの犯罪を選んだ」わけだ。
>
> その結果、その遠回りする過程で消費された媒体が悪者に
> されると。
>
> なんて、馬鹿馬鹿しい、ふざけた理屈ですか。責任転嫁の
> つもりなら、黙ってさっさと逝ってくれ。
> 特に犯罪的な行為ともなると、余程本人がその行為に
> 純粋に惹かれてなければ先ず起しえないとも思います。
> 途中、様々なメディアに寄り道して色々試したところで、
> それが本人にとって最も自然な物でなければ、興味の
> 低下とともに他の何かに気持ちが移るのも当然でしょうし、
> それが犯罪なら、詰まる所「犯罪者になるしかない」の
> でしょう。