まるお、逃亡する。

１１月６日火曜日。
場所は　Ａクリニック。
時間は　１６時１５分頃。

ちゅんたろうは　インフルエンザの予防接種を受けていた。
それを覗きこんでいる　まるお。
ちゅんちろうが　小さな声で言った。
「い、痛い・・・。」
後ずさりする　まるお。
そして　私が振り返った時　まるおの姿はなかった・・・。
「あいつ、逃げやがった～！」

「チクン　やだぁ！」と言いながら逃げるまるお。
追いかける私。
診察室前の廊下を走り　待合室を通り抜け　さらに奥へ逃げるまるお。
必死で追いかける私。
待合室を通り抜けたとき　笑い声が聞こえた。
でも　そんなの関係ねぇ！

なんとかまるおを取り押さえた。
「チクン(注射)　やだぁぁぁぁぁ！！」
泣きわめき　暴れる。
注射をしなければいけない理由は説明してある。にもかかわらず　いやがるまるお。
お兄ちゃんが痛がっているのを見て　怖くなったんだろうな・・・。
暴れるまるおを抱えて診察室へ戻った。
看護師さん２人と私で押さえつけて　注射はあっという間に終了した。

待合室へ行くと　まるおは
「チクン　痛かったよぉ。」と言った。
そこで診察待ちをしているおばちゃんとおじちゃんがニコニコしながら
「そっか。痛かったんだねぇ。」と言った。
同じように待っている　よそのお子ちゃまは　おもいっきり不安そうな顔をしている。
そりゃ　「痛かった」って聞けば　不安になるよなぁ。

お騒がせな　まるおであった。
ふぅ～。。。疲れたよぉ