高校時代、かなり突っ張っていた。
今思うと生意気なかっこ付けの学生だったに違いない。
硬派という訳でもないが、
当時の姿は高下駄ににラッパズボン。
足が短いのにその姿だから、滑稽だったに違いない。
そして、好く喧嘩をした。
学校行く前に他校のグループと喧嘩したり、
数人の体格の好い体育会系に囲まれたり、
とにかく喧嘩をしたのである。
鼻血を出したり、青タン、赤タンはしょっちゅうだった。
そんなあるとき、一度だけマカロニウエスタンのような荒野の決闘をしたことがある。
一対一、原因は好く覚えていないが、相手方の友人が立会人。
冷たい秋風が吹く、誰もいない原野に行き戦った。
結果は忘れた。
最後は握手をして、以後喧嘩を市内や憶測をして別れた。
風を受けながらの帰り道、
実に気持ちの好い爽快気分だったことを覚えている。