daichanの小部屋

ある平凡な将棋指しの日常

5月

2015-05-02 09:48:27 | 日記・雑談
早いもので、今年ももう3分の1が終わりました。
佳境に入っている棋戦もありますが、順位戦開幕まで、棋士もすこし気持ちが休まる季節です。
逆に理事会は昨年度の決算、定時総会、それに今年は役員改選もあり、忙しい時期と言えます。

女流棋士ファンクラブ・駒桜の発展的解消から1か月、このたびHPもリニューアルして再始動となりました。
女流棋士会Web Site
近年女流棋士を目指す有望な子たちもますます増え、先日は新人対象の棋戦も誕生。
ニコ生やイベントで活躍の場が広がり、女流棋界は活気づいています。
引き続き応援のほど、よろしくお願いします。

昨日は若手棋士たちと、今後我々プロ棋士はコンピュータ将棋とどうつきあっていくのか、意見交換をしました。
この2年間ずっと考え続けていたことで、未来は分かりませんがひとつだけ間違いないのは、若い棋士ほど受ける影響が大きいということです。
だから彼ら一人ひとりが一生懸命悩み、その中でプロ棋士としてどうあるべきかを真剣に考えてほしい。

自分としては彼らのため、未来の棋士のために、与えられる限りの考える材料を提供して、できる限りの経営努力をしたいという思いがあります。
それが、いまの自分の役割だと思うからです。

いろいろな話ができて、もちろん明確な答えがあるというものでもありませんが、とても有意義なひとときでした。
最後にある新人が「こういう場を設けて下さってありがとうございました」と言ってくれたのは、嬉しかったです。
これからも将棋界が魅力ある世界になるよう、力を合わせて頑張っていきたいと思います。

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