daichanの小部屋

ある平凡な将棋指しの日常

本物に触れるということ

2007-08-09 11:50:04 | 日記・雑談
以前も書きましたが、この夏に東大の後輩たちが「アジア国際学生将棋交流企画」といういままでに全くなかった試みをやります。ウェブサイトもきちんとできて、企画段階に比べるとだいぶ内容も煮詰まってきた感があります。
最終日のフォーラム(赤字で書いてあるやつです)は入場者を募集していますので、興味のある方はぜひ行ってみてください。

ところで、集まった参加者の方には、初日にプロの対局を見学に来てもらう予定になっています。個人的にこれだけはどうしても実現させたかったので、プログラムに組んでもらえて良かったです。本物を見てもらうのは、きっと貴重な経験になるのではないかと思っています。

将棋の普及が叫ばれていますが、その一環として、より多くの人に対局を見てもらう努力を、欠かすべきではないと思っています。プロとして、ただ棋譜を提供するというだけでなく、本物に触れてもらう努力をもっと積極的にすべきです。

たとえばいま、小学校に定期的に棋士を派遣していますが、その年に何回かあるうちの一回で、見学の時間を設けてもらえれば、子どもたちにとっても良い経験になるのではないでしょうか。

あまり知られていないように思えて、それが問題だと感じるのですが、社会科見学のような形での対局見学は、実は随時受け付けています。関心のある方はぜひ将棋連盟に問い合わせてみてください。見学する人が後をたたない、ということになれば、きっと将棋の普及になるのではないかと思います。文化の発展には、本物に触れる人を増やすことが、大切だと思います。


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4 コメント

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少し思うのですが (hagiwara)
2007-08-09 23:32:12
 本物に触れる機会が多ければ多いほど普及につながるという考え方に賛成です。
 ただ、普及は子供と大人セットのような気がします。
 子供の普及に比べると大人の普及は少し遅れをとっているような気がします。少し思うのですが、将棋に理解のある大人が多ければ多いほど、子供の将棋が続いていく可能性が高くなっていくような気がします。
 その意味でも?フォーラムが成功するといいですね。うらやましい企画です。敬具
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そうですね (daichan)
2007-08-10 14:07:57
僕もそう思います。特に、普及と言うとどうしても将棋を全く知らない人がクローズアップされてしまいがちですが(もちろん、それも大切ですが)、ある程度すでに楽しんでいる方へのフォローも大切と思います。

対局は基本的に平日なので難しいかもしれませんが、機会がありましたらご相談の上、見学にいらしてください。
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がんばってください~ (AKIRA)
2007-08-16 02:14:04
はじめまして~

むかしむかし・・・片上さんが広島将棋センターでカレーパンを食べながら、どんどん強くなっておられたころに2学年下で将棋させてもらってました。
(失礼しました)2枚落ちでも勝てなかったな~
覚えてらっしゃらないと思います。。

何度も転校があり、将棋とはまったく離れていますがいつも応援しています。
ぜひタイトルをとって今と違う世界をみて下さいね。

(プライベートも充実されてうらやましいな~。。)
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カレーパン (daichan)
2007-08-16 08:29:08
懐かしいですね~。

どなたが分かりませんが、今後ともどうぞよろしく。
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