daichanの小部屋

ある平凡な将棋指しの日常

朝練

2007-09-26 09:43:26 | 日記・雑談
昨日は朝からある先輩に稽古に来ていただく。全然関係はないですが、数年前経堂で島・森下両先生が「朝練」を開いておられたのをふと思い出しました。こちらはあれほど早朝ではないですが、昼までみっちり1分将棋で2局。どちらもお釈迦さま相手に攻めさせられているような将棋で、良い勉強になりました。

図はその一場面。気持ちの良い次の一手をお考えください(後手番)。


フォームを変えようとしている最中ですが、その一環として、すこしだけ指す機会を増やそうと思っています。棋士は基本的には一人で勉強するものだと思っていますが、今期は実戦不足を痛感するような負け方が多く、実戦訓練の必要を感じています。

夜は大学時代の友人を、知人のやっている店に連れて行って飲み。


さて今日は王位戦第7局。掛け値なしの大一番です。
羽生三冠の王位戦・王座戦の戦い方を見ていると、ゴキゲン中飛車をかなりの有力戦法と見ている様子がうかがえます。ここでの採用は、深浦八段含め多くの人が意表を突かれたのではないでしょうか。

陣屋まで見に行きたいところですが、今日は棋士会なので自重です。


最後に、この記事にはびっくりしました。たぶんこうして表立って募集するのはいままでになかったことだと思いますので、どうなるのか注目しています。

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5 コメント

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次の一手 (kokuritsusan)
2007-09-26 09:51:32
△7三桂、が△8五桂以下の詰めろになっているように見えますが。
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Unknown (nucleus)
2007-09-26 11:41:26
パッと見、△8八銀成らず、が目に付いたものの後の展開が読みきれず。。。
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Unknown (駒落ち好き)
2007-09-26 22:36:21
7三桂、もしくは9三桂は味が良いですね。
8二桂成なら8五桂から金で詰みですね。
受けるのも難しいですね。
8七玉なら飛車切りから8五金から
4九角の攻めがありますね。
図でいきなり飛車切りからはダメそうですね(笑)
8八銀不成から、8六飛車、8七香、4九角、
3七飛車、3六歩、5七飛車……5八金・・・
1七飛車、4八金・・・
5七飛車に、4七金、同銀、同歩成、同飛車、
5八銀、4九飛車、6七銀成、8六香、7八金・・・
アマの終盤です(笑)
または図から8五飛車として、4五飛車から
4七歩成を間に合わせる・・・・ぬるすぎますね(笑)

王位戦は白熱の終盤戦の末、
深浦八段が勝って、深浦康市新王位誕生ですね。

3一金と桂を受けた手にそれでも
2一馬と取られて攻められてしまいましたね。
7四歩ではやはり7五桂だったですか。
受けがないですから
7五同香に取って後手残していましたか。
竜王ブログによると後手に勝ちがあったと控え室結論で
よく考えたらそうでもなさそうと
再び自宅で検討のようです。
いろいろある終盤で検討しがいもありますね。

35歳初タイトル。
史上4番目の最年長初タイトルだそうですね。
そして羽生二冠に後退。
竜王戦では佐藤二冠が三冠目に挑戦。
渡辺竜王は4連覇を狙います。
充実の森内18世名人。
深浦王位。
強者ひしめく戦国時代ですね。
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驚異の終盤力 (天空棋士)
2007-09-27 00:05:04
王位戦第7局での、深浦新王位の7七桂は詰めろ逃れの詰めろであの羽生先生が王位を失冠するとは!!

将棋の終盤力ってどうやったら磨けるのでしょうか。
ともかくプロの技の凄さを見せてもらいました。
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正解など (daichan)
2007-09-27 07:51:08
△7三桂が正解です。飛車を取ると△8五桂で詰みです。本譜は▲5九銀に△8六飛▲同玉△8五歩▲9七玉△4九角と進んで勝ち。数年前の青野ー北浜戦になんとなく似てるなあと思いながら指しました。マニアックな人だけ分かってください(笑)

最初は△8八銀成とするつもりでしたが、△7三桂のほうがかっこいいし、すっきりしています。

終盤力をつける方法が分かれば我々も苦労しないわけですが、まず一に詰将棋。まあこれは誰でも言う答えですよね。
あとは、終盤を考えるのが好きになることではないかと。棋士は皆、昨日のようなどっちが勝ちか分からない将棋を、ああでもないこうでもないとつつくのが大好きです。
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