日本祖国戦線

愛国社会主義(National Socialism)による日本及び世界の再建を模索する研究会です。

ド・ゴール主義によって政治・経済・軍事強国を目指せ!

2017年09月17日 18時48分14秒 | 国際情勢
ド・ゴール主義とは戦中・戦後のフランス指導者、シャルル・ド・ゴールの政治姿勢や行動倫理を思想として捉えたものである。



ド・ゴール主義の最も大きな主張は外国の影響力(特に米英)から脱し、フランスの独自性を追求することである。

故に、フランスはアメリカの「核の傘」から脱却するために核武装し、NATOから脱退した。
更には、国連分担金の支払いまで停止させたのである。

アメリカ・イギリスに与せず、ソ連と対等に相対し、中東やアフリカの国々をまとめて「第三極」としての外交を打ち立て、アメリカ・ソ連に並ぶ大国フランスを実現したのである。



その外交姿勢はド・ゴールの死後も受け継がれ、2003年のイラク戦争ではアメリカの大儀なき侵略行為に反対しイラクを擁護したのである。

(余談ではあるが、当時のイラク指導者サッダーム・フセインもシャルル・ド・ゴールを尊敬していた。)

経済面では政府が積極的に市場や経済に介入する国家資本主義を志向し高度成長を実現した。

ある意味、シャルル・ド・ゴールの思想や行動は第二次世界大戦で闘ったドイツのアドルフ・ヒトラーやイタリアのベニート・ムッソリーニに似ているところも多い。

そのため、同じ連合国陣営でもシャルル・ド・ゴールは嫌われていたと言われている。
それほどの傑物だからこそ米ソと対等になれたのだ。


今こそ、日本はシャルル・ド・ゴールの思想と行動に学ばなくてはならない。


何故、日本は中国や北朝鮮、更には韓国に舐められ続けているのか。
それは、今なお日本が対米従属の植民地状態にあるからだ。

時に、日本では「右翼政権」と世間的に評される政権が成立したこともあった。

中曽根康弘、小泉純一郎、そして安倍晋三が特にそう呼ばれている。

しかし、彼らの特徴とは親米(媚米)でアメリカの軍事力を頼りに中国に強く出るところがある。
だが、アメリカにとって日本はATM以上の価値はなく、日本のために中国と戦うことはあり得ない。
むしろ、アメリカにとって中華人民共和国の「中国共産党」とは反日戦争を戦った「戦友」であるのだ。


(毛沢東とアメリカ人アグネス・スメドレー)

そして、中国や北朝鮮が強大化することを暗に許し、逆に日本が強大化することを様々な手で封じてきた。
軍事面では、日米安保条約によって日本の軍事力を制限した。
経済面では、高度成長と一億総中流を両立させてきた「日本型社会主義」を潰すために「構造改革」という名の弱体化政策を押し付けてきたのである。

そのような外交・軍事・経済でアメリカに屈服してきた自民党の指導者たちが「右翼」と称されるとは馬鹿馬鹿しい。

日本が中国や北朝鮮に対峙するためには、まずアメリカ従属体制から脱却しなくてはならない。
そして、アメリカやロシア、中国に妥協しない「第三極」としてアジア諸国をまとめ上げなくてはならない。

フランスとはドイツに負けて占領された国である。
故に、ドイツと死闘の上、フランスを解放したシャルル・ド・ゴールは何者にも屈しない強大な国家を追究したのだ。



その死闘の相手であるドイツのアドルフ・ヒトラーも、第一次世界大戦に敗れたドイツを英仏の支配とユダヤ資本の収奪から解放し、負けない為に強大な国家を追究したのだ。



だからこそ、大東亜戦争に敗れた敗戦国日本こそ、支配に抵抗し、強大な国家として甦る必要があるのだ。

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