白老の自然情報

☆北海道にある白老町の自然情報を写真でお届けします。&私の”知る楽しみ”にお付合い下さい。☆

白老のスプリング・エフェメラル(春植物) ムラサキケマン(紫華鬘) エゾキケマン(蝦夷黄華鬘)

2012-04-25 22:55:42 | 植物(草本)の観察

            ムラサキケマン(紫華鬘)

■ケシ科 キケマン属  2年草 プリング・エフェメラル(春植物・春の妖精)

■分布:北海道・本・四・九   

■開花時期:5~6月 

■やや湿った林下などに生える軟弱な毒草(毒・アルカロイド) 呼吸麻痺、心臓麻痺を起こす。 別名 ハッカケ・ネコイラズ

■和名の由来: 華鬘(ケマン)という仏具の一種に似るケマンソウの花に似ており、花が紫色であることから。

■繁殖:花びらを押し下げると雄しべ雌しべの先が現れ、ハチ(蜂)に花粉を託す。飛び去ると元に戻るという。

種子散布 ムラサキケマンの実が弾けるitigogaeruさんの動画)

■生活史:初夏まで成長した後、地上部は枯れ、地下に団子状の塊茎を残す。

これが再び活動するのはその年の秋で、数枚の葉を出して年を越し(※1)、

春になると花茎を立てて花をつけ、結実すると全体が枯れて一生を終えます。

花を咲かせながら作られた種子は6月頃に成熟するが発芽するのは翌年の春。

 撮影 2004/05/23 萩の里自然公園

花を咲かせながら実を実らせる。もうすぐ枯れて一生を終える。撮影 萩の里自然公園 2006/06/02 

 

             エゾキケマン(蝦夷黄華鬘)

■ケシ科  キケマン属  全体粉白色を帯びる軟弱な2年草  プリング・エフェメラル(春植物・春の妖精)

■分布:北海道・本(北部)   開花時期:5~6月

■和名の由来: ムラサキケマンと同じだが、花が黄色で、北海道や本州北部に分布することから。

■山地の明るい所に生えるという。白老ではムラサキケマンに比べて少ないようだ。

撮影 2008/05/22   ポロト自然休養林

撮影 2007/05/20 ウヨロ川河畔

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