白老の自然情報

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センブリ(千振)リンドウ科

2015-09-26 20:33:25 | 植物(草本)の観察

10月初めセンブリが咲くと、萩の里自然公園の花の季節の終りです。

萩の里自然公園では、生育適地を探しながら細々と生き続けているようだ。

センブリ(千振)リンドウ科 センブリ属 1~2年草 花期:10月 分布:北海道(渡島半島・胆振地方)・本州・四国・九州

 

山野の日当りの良いところに生える1~2年草。7~20㎝ほどと小型で、茎は紫色を帯びる。

葉は対生し、広線形で2~3㎝、幅2~3㎜。

花は上部にやや密に集まる。花冠は、花弁状に5つに深裂して、径は1.5㎝ほどで、白色で紫色の筋が入る。

 

全草に強い苦みがある。胃腸虚弱、下痢、腹痛などに薬効がある。

血行を良くする効果があり育毛剤にも配合されている。

和名の由来は、千回煎じてもまだ苦いというところからきている。

 

「1~2年草」とはどのような生き方なのだろうか?

2年目を迎えて地上に現れた今年咲くセンブリ。 2008年5月5月26日

 

2007年9月12日2年目を迎えて今年咲く株と、その根元にある1年目(来年咲く)センブリ。

 

同じ、2007年9月12日 今まで見た事の無い小型の蕾を持ったセンブリ。

同10月2日 開花寸前の一年草としてのセンブリ。

環境が生育に適すると、一年草として生きるようだ。

昨年(1014年)6月頃、生育地の周辺に生えたススキなどのイネ科の植物を刈り払ったようで、夏から秋まで、従来よりも日当りが良かった。そのせいか、この年は数年ぶりに多くの花を見る事ができた。翌年2年草として咲くはずの一部が咲いてしまったので、今年(2015年)はその分少ないようだ。

 

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