残雪もなくなり地面の落ち葉も乾いてくると、カサカサと小さな音が聞こえてきます。
なにか動いたぞ!
ノネズミでした。
エゾヤチネズミのようです。
小さな目でこちらをじっと見ている姿はかなりかわいいですよね。
大きな目のモモンガもかわいいですが、エゾヤチネズミも人気者になってほしいです。
午前6時の気温・・・+6.3℃
体感知床・・・今日もにわか雨がありました
残雪もなくなり地面の落ち葉も乾いてくると、カサカサと小さな音が聞こえてきます。
なにか動いたぞ!
ノネズミでした。
エゾヤチネズミのようです。
小さな目でこちらをじっと見ている姿はかなりかわいいですよね。
大きな目のモモンガもかわいいですが、エゾヤチネズミも人気者になってほしいです。
午前6時の気温・・・+6.3℃
体感知床・・・今日もにわか雨がありました
ハリギリの実はカラ類、あるいはツグミなどが食べた痕と考えられます。
こちらはモモンガの特徴的な食べ痕。
モモンガを見つける最高の手がかりですが、今年はこれがなかなか見つかりません。
今年たくさん見られるエゾリスは、ホウノキの集合果を食べていることが多いですね。
枝から取ったり埋めていたものを掘り返したりとあちこちで食べ痕が見られます。
こちらはヤマブドウを食べた痕です。こちらもエゾリスでしょうか。
かなり派手に食べたようです。
【今日のモモンガ】
午前6時の気温・・・-7.4℃
体感知床・・・流氷ウォークは汗だく
久しぶりにモモンガに会うことができました。
雪をかぶった大きなミズナラの木に、ちょこんと乗っていました。
モモンガは、一生懸命にミズナラの冬芽を食べていました。
小さな体を目いっぱい伸ばし、器用に小さな枝を噛み切っていました。
枝を噛み切ると、元の位置に戻り、枝についているいくつかの冬芽を1分ほどで食べます。
あとは、その繰り返しです。
10分ほどの間、10回ほど繰り返した後、突然、枝先からふわりと飛び立ち、
あっという間に見えなくなってしまいました。
【おまけ】いつかのエゾリス。
午前6時の気温・・・-4.3℃
体感知床・・・流氷ウォークはポカポカ
昨日の話。森の中で目の前に現れたのはエゾリスでした。
エゾリスはすぐに逃げてしまうことが多いのに、珍しく枝の上でじっとしていました。
久しぶりの暖かな陽光が差し込む森、エゾリスも穏やかな眠気に誘われウトウトしていたのかもしれません。
午前6時の気温・・・-4.9℃
体感知床・・・流氷がびっしりです
気温より寒く感じる日が多くなり、港には蓮葉氷が浮いていました。
森では突然の大雪。風も伴っていたため、猛吹雪の中を歩いてきました。
エゾシカは天候の急転に、一時的にトドマツの下で避難したようです。
背中の雪が寒そうです。
そんな天気の中でモモンガが姿を見せてくれました。
一瞬だったけど、今年は大変貴重な一瞬でした。
午前6時の気温・・・-5.5℃
体感知床・・・強風になったり晴れたり
今日はいろいろな動物に会いました。
久しぶりにエゾリスに会いました。今冬2度目。
前回は写真が撮れなかったのですが、今回はかわいいのが獲れました。
ミヤマカケスは高いトドマツの上。
一方、若いオオワシが止まっている場所は・・・
矢羽根と呼ばれている標識の支柱でした。ちなみに矢羽根の正式名称は「固定式視線誘導柱」です。
オオワシが安全に比較的近くで見られる場所があります。
スコープで見るととても大きく見られます。
今日一番うれしかったのはクマタカに会えたこと。ちょくちょく会えるといいなぁ。
午前6時の気温・・・-3.0℃
体感知床・・・今日も穏やかでした
1月に入ってからも森ではヒグマの足跡をよく見ました。
スノーシューで歩いた直後にその上を歩いた足跡もありました。
前掌幅は12cm。メス成獣クラスですが、若いオスではないかと思われます。
この堀り跡はどうもヒグマの仕業のよう。
ドングリを探した跡らしく、この近くには大きなフンが見つかりました。
そして・・・
1月22日、ついに遭遇してしまいました。
こちらをじっと見つめたまま動きません。
にらめっこは5分ほど続きましたが、その後プイといなくなったまま、姿を見せることはありませんでした。
私が森を離れたあと、他のガイドも遭遇したそうですが、
この日を最後に新しい足跡は見つかっていないので、穴に入った可能性が高いです。
”穴持たず”の熊ではなかったようですが、何はともあれ安心してガイドができることにホッとしいます。
午前6時の気温・・・-2.5℃
体感知床・・・風は少し緩みました
久しぶりにモモンガに会うことができました。
色々なモモンガの姿をご覧いただきます。
「じゃあ、またねぇ~」※右手を上げるモモンガです
午前6時の気温・・・-3.5℃
体感知床・・・日差しが無く肌寒かったです
今年はノネズミの足跡が多く見られます。
昨年のドングリの豊作の影響でしょうね。
ちょっと面白い足跡が・・・。
深雪の中を進んできたノネズミが鳥に行く手を阻まれ引き返した足跡です。
この足跡はエゾユキウサギ?
いえいえ、キタキツネが走った時の足跡です。
知床の真っ白な雪原に刻まれた動物たちの足跡にはさまざまな物語があります。
小さなネズミの繊細な足跡から、クマの力強い踏み跡まで、一つ一つが動物たちの営みを物語ります。
足跡の大きさや深さ、間隔から、その動物の種類や行動パターンを推測することもできます。
ガイドツアーで一緒に見つけに行きましょう!
午前6時の気温・・・-8.8℃
体感知床・・・放射冷却で冷えるも、昼間はポカポカ
良く晴れた知床の森を今日もモモンガを探して彷徨いました。
景色はとても美しく、こんな日はきっと良いことが・・・と思っていたら、
一瞬だけですが、モモンガに会うことができました。
今日が今年のモモンガ初日。
ふわふわのしっぽを揺らし、木から木へ軽やかに飛び回るモモンガのかわいい姿をまた目にしたいですね。
午前6時の気温・・・-9.4℃
体感知床・・・放射冷却でとても冷えました
道路脇の雪が崩れているのを見つけました。
この大きな足跡はもしや・・・
まだ冬眠していないヒグマの足跡です。
前掌幅(前足の横幅)は約12cm。メス成獣クラスと判断できます。
12月15日「静寂を破る大きな足跡」は14cmだったので、別の個体のようです。
足跡の近くには穴を掘った痕もあり、この辺りは気を付けなければいけませんね。
午前6時の気温・・・+1.8℃
体感知床・・・最高気温+7.9℃、最低気温-6.6℃
国道334号線を片側封鎖して行われていたのは、
漂着したクジラの回収作業です。
大きなクジラはこのまま放置すればヒグマなどを誘引してしまうので、
クレーンで釣り上げてトラックに載せて、移動させ地中に埋めます。
移動先にはすでに大きな穴が掘られていて準備万端。
雪の中の作業は大変だったと思います。お疲れさまでした。
午前6時の気温・・・-2.9℃
体感知床・・・朝よりも日中の方が寒かったです。
毎日、朝の風景を探しながら歩いていますが、今朝は道路に興味深いものを見つけました。
ヒグマの足跡です。
海側からやってきて、
道路をしばらく歩いた後、山側へと抜けたようです。
前掌幅(前足の横幅)を測ると14cm。
ヒグマは14cmがオスの成獣とされているのでオス熊の足跡ですね。
森歩きはまだまだ用心が必要ですね。
午前6時の気温・・・-5.5℃
体感知床・・・久しぶりに良く晴れてきました
2日連続で知床五湖の地上遊歩道が閉鎖になりました。
ヒグマが滞留していると考えられるためです。
高架木道からは電気柵のすぐ先に大きな食痕が見られます。
急遽の中止に担当ガイドは説明に大わらわ。
でも「ヒグマの棲み処にお邪魔している」身としては仕方ないことです。
でもどうして同じ場所に居座っているのでしょうか。
ヒグマと話ができるものならば・・・と思ってしまいます。
午前6時の気温・・・+16.8℃
体感知床・・・急激な雨の後、青空が広がりました。
知床五湖の遊歩道脇に新しい堀跡がありました。おそらくはヒグマの仕業でしょう。
穴の中を覗くと壊されたハチの巣が見えました。
中の住人の姿はもう無く、ヒグマに襲われた後に巣を手放してしまったようです。
午前6時の気温・・・+20.6℃
体感知床・・・北西の風が吹いたとたん冷えてきました