goo blog サービス終了のお知らせ 

知床は今

森を歩くガイドの目線で知床の自然を紹介します。

若いって素晴らしい

2025-02-28 | ツアー

今日は関西から元気な8人組が参加してくれました。

スノーシューではふかふかの森を全力疾走。転んでもすぐに立ち上がって急坂を駆け下りていきます。

午後の流氷ウォークももちろん全力。氷をかき分けガンガン泳いでいきます。

流氷が少し離れたため新港での流氷ウォークとなりましたが、
そんなことは関係なく夢中で遊んでいる姿に
「若いって素晴らしいなぁ」と思うおじさんガイドなのでした。


【閑話休題】

知床自然センターについた我々の前に他社のガイドツアーに参加するお客様がいました。
その中の若い女性を見て、みんなが口々に「〇〇ちゃんに似ている」と言いました。
女性も同じことを思ったようです。
聞けば同じ大学、同じ学部の学生さんでした。
約100人の学部生の約10分の1が知床自然センターにいるという不思議。
このあと流氷ウォークでも彼女とすれ違うのですが、この確率っていったいどのくらいなのでしょう。

午前6時の気温・・・-0.9
体感知床・・・ぽかぽかでしたが空気はどこか冷たいです


戻ってきた流氷、沈みゆく夕陽

2025-02-26 | 風景

未明からの強い南風は流氷を大きく遠ざけてしまいましたが、
午後からの北風が押し戻してくれました。

わずかに残った解放水面に赤い夕陽が沈みます。
知床らしい冬の夕方の風景です。

午前6時の気温・・・+4.2
体感知床・・・午後から冷えてきました


流氷に亀裂、でも・・・

2025-02-23 | ツアー

今日も海一面に広がる流氷ですが、

昨夜、うねりが入ったため亀裂が入ってしまいました。

でもおかげで面白い流氷遊びができました。

今年初めてラッコのように海に浮かぶこともでき、お客様も大喜びでした。

午前6時の気温・・・-6.4
体感知床・・・汗をかくほどでした


青空の下、流氷ウォーク

2025-02-23 | ツアー

きれいな青空の下、一面広がる流氷が見られました。

重なり合う流氷も青く見えます。

岩礁に乗り上げた大きな流氷を見つけて・・・

ハイポーズ。

今日もモモンガに会えました。

午前6時の気温・・・-6.8
体感知床・・・日差しが暖かかったです


大雪と流氷ウォーク開始

2025-02-20 | ツアー

知床の海もびっしり流氷に覆われました。

SOT!も他社に遅れること1日。今日から流氷ウォークを開始しました。

ところで今日は大雪。積雪深は午後7時で125cm。120cm超えは10年振りです。
やってもやっても終わらない除雪に辟易でしたが、森は最高のコンディションでした。

午前6時の気温・・・-5.0
体感知床・・・ずっとずっと雪が降っていました


陽だまりの中のエゾリス

2025-02-19 | 野生動物

昨日の話。森の中で目の前に現れたのはエゾリスでした。

エゾリスはすぐに逃げてしまうことが多いのに、珍しく枝の上でじっとしていました。

久しぶりの暖かな陽光が差し込む森、エゾリスも穏やかな眠気に誘われウトウトしていたのかもしれません。

午前6時の気温・・・-4.9
体感知床・・・流氷がびっしりです


流氷模様

2025-02-18 | 気象・自然現象

風に乗って流氷が大きく接近してきました。

崖の上からはこんな感じで帯状の流氷が伸びていました。

その姿はまるで天に伸びる天の川のよう。

チャシコツ岩付近には流氷の一部が接岸していました。

今年初めての流氷の海に沈む夕陽です。

午前6時の気温・・・-6.0
体感知床・・・空気が冷たいです


やっと流氷初日

2025-02-16 | 歳時記

久しぶりに朝からよく晴れた知床。
流氷レーダーは流氷がすぐそばまで来ていることを示していましたが、朝のプユニ岬からは確認できませんでした。

その後午前中に原生林を抜けて海岸線に出ると水平線に白いものがうっすらと見えました。
双眼鏡で確認すると雪のような白い帯がしっかりと広がっています。

さらに近くから見られる場所まで移動すると、間違いなくそれは流氷でした。
昨年は1月21日が流氷初日だったので、26日も遅い今年の流氷初日でした。

午前6時の気温・・・-8.7
体感知床・・・朝はかなり冷えました


貴重な一瞬

2025-02-15 | 野生動物

気温より寒く感じる日が多くなり、港には蓮葉氷が浮いていました。

森では突然の大雪。風も伴っていたため、猛吹雪の中を歩いてきました。

エゾシカは天候の急転に、一時的にトドマツの下で避難したようです。
背中の雪が寒そうです。

そんな天気の中でモモンガが姿を見せてくれました。
一瞬だったけど、今年は大変貴重な一瞬でした。

午前6時の気温・・・-5.5
体感知床・・・強風になったり晴れたり


難撮、キクイタダキ

2025-02-13 | 野鳥

トドマツの中をチョコマカ動いていたのは、

キクイタダキでした。
小さくてチョコマカと動き回るのでなかなか撮影が難しく苦労しましたが、

何とか一枚だけ撮影できました。

午前6時の気温・・・-1.7
体感知床・・・冷たい北西の風


みんなが美味しいヤマブドウ

2025-02-12 | 植物

今年は真冬のこの時期でもたくさんの実が成っています。

ヤマブドウはとても美味しい実。
特に今は天然の干しブドウとなり、甘みがギュッと濃縮されて森の御馳走です。

そんなヤマブドウを御馳走と思っているのは我々だけではないようで・・・・

クマゲラの食痕の穴の中にたくさんのヤマブドウの実が隠されていました。
犯人はエゾリスでしょうか。真冬に備えて貯食していたのでしょう。
でも雪に埋もれていたので、エゾリスも忘れてしまっていたかもしれませんね。

午前6時の気温・・・-6.6
体感知床・・・最高気温+4.4℃


流氷がなかなか来ません

2025-02-11 | 気象・自然現象

今日もプユニ岬から流氷が見えることはありませんでした。
こんなにも流氷初日が遅れることはとても珍しいことです。

1989年か1990年の冬、私が初めて知床を訪れた時のことです。
2月に20日間滞在したのですが、ついに流氷はやって来ませんでした。
知床を離れる日、斜里バスの車窓から水平線に白い帯が見え、
「あれが流氷だよ」と教えてもらったのが、私が初めて目にした流氷でした。

多くのお客様と観光関係者が待ちわびている流氷。
一日も早く姿を見せてほしいです。

午前6時の気温・・・-4.0
体感知床・・・風が落ち着きました


波浪と強風

2025-02-09 | 気象・自然現象

今日の海は大荒れで、波浪警報が発令されたほどでした(その後解除)。
波は垂直の崖を駆け上がるように押し寄せ、その勢いに圧倒されました。

高波で舞い上がった潮が海岸の雪面に降りかかり、雪が黄色く染まっていました。
ここは標高100m以上もある場所。潮がこんな高さまで飛んでくるとは驚きです。

風も強く、「天に続く道」は吹き溜まりのため通行止め。
楽しみにしていた観光客の方々は、入り口付近で困惑した様子で立ち尽くしていました。

午前6時の気温・・・-4.2
体感知床・・・北西の風、ビュービュー


カワユオンセン、イキマスカ?

2025-02-08 | 気象・自然現象

今日はウトロよりも斜里の方がひどい天気だったようです。
真北の風が畑からの雪を飛ばし、道路上に溜めていきます。
それを避けようブレーキをかけたレンタカーがスリップ。
あわや大事故になるところでした。

大雪のため釧網線は部分運休が発生。
JR知床斜里駅は釧路方面に行きたいお客様でごった返していて、
「カワユオンセーン!」と叫ぶ外国人観光客の対応に若い職員さんが追われていました。

午前6時の気温・・・-2.2
体感知床・・・顔に氷の粒が飛んできました


いろんな動物に会いました

2025-02-06 | 野生動物

今日はいろいろな動物に会いました。

久しぶりにエゾリスに会いました。今冬2度目。
前回は写真が撮れなかったのですが、今回はかわいいのが獲れました。

ミヤマカケスは高いトドマツの上。

一方、若いオオワシが止まっている場所は・・・

矢羽根と呼ばれている標識の支柱でした。ちなみに矢羽根の正式名称は「固定式視線誘導柱」です。

オオワシが安全に比較的近くで見られる場所があります。
スコープで見るととても大きく見られます。

今日一番うれしかったのはクマタカに会えたこと。ちょくちょく会えるといいなぁ。

午前6時の気温・・・-3.0
体感知床・・・今日も穏やかでした