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知床は今

森を歩くガイドの目線で知床の自然を紹介します。

遊歩道脇の小さな命・・・が増えた⁉

2025-05-25 | 野鳥

今日はとても寒く完全防寒で歩きました。
最高気温こそ12.0℃でしたが、体感はもっと寒かったです。

以前ご紹介したエゾライチョウの巣は毎日メスが抱卵する様子を確認していましたが、

今日はお母さん鳥の姿がありませんでした。
巣を覗いてみると・・・なんと、卵の数が2つ増えてる!
どういうこと?まさかお母さん鳥がどこかから盗んできた?
可能性としては托卵(たくらん)や種内托卵も考えられますが、おそらく5月16日に見たときは親鳥がまだすべての卵を産み終わってない状態で、その後数日にわたって1日1個ずつ産み足されていたと思われます。すべての卵が産卵が終わった段階で今日確認したので、卵が増えたように見えたと思われます。
ちょっとびっくりした出来事でした。
ちなみに午後にもう一度確認に行ったらちゃんとお母さん鳥が戻ってきていました。

5月16日の様子。

午前6時の気温・・・+11.7℃
体感知床・・・手がかじかみました