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団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

ようやく選挙だ

2012-12-03 13:00:14 | Weblog
 日曜日の政治討論番組を見ていたが、選挙前だけにみんな耳当たりのいいことばかり言っていた。国民に辛抱を強いる政治をいう政党はなかった。
 国民の気持ちはほぼ同じで、原発は廃止、中国は嫌い、社会保障はしっかりやって、景気は良く、教育はもっと道徳を重んじろ、といったことで、きわめて常識的なんだと思う。
 それをイデオロギーを絡めていうと、言葉が変わって訳が分からなくなってしまう。もうイデオロギーの時代ではないと思うが、やはり右だ左だと言っている。
 安倍さんはウルトラ右翼、じゃあ、石原さんは極超右翼か、嘉田さんは左翼寄りで、じゃあ小沢さんはなんだろうな、といろいろと考えしまうが、むろんそれが判断基準ではない。
 こうなると、これまで何をやってきたか、というのが政治家の評価だろう。民主党を出て、なにをやるといっても、じゃあ命がけで民主党時代にやったことはあるのか、というのが、その政治家の見方になるのだろう。
 そういう目で見れば、石原さん、橋下さんは首長で一定の評価を得ている。橋下さんはそれこそ殺される覚悟で、改革を推し進めた。その意味で、現在の維新の会がやや混乱しているとしても、政治家として評価できよう。
 日本未来の党は、都知事候補の宇都宮さんの支援をしている。名を連ねているのは共産党に社民党だ。つまり市民に名を借りた左翼が都政を牛耳ろうとしているわけだ。民主党が野に下り、左翼の方々も甘い汁が吸えなくなるから、都政に目をつけたかも。ただ小沢さんはそうでもないだろうから、この戦略はあまりいただけない。未来の党にイデオロギーの色をつけることにならないか。
 以上が現在の私の見方ではあるが、本来政治家はどこかの政党の公認を得て立候補し、そこの政党の公約を論じて当選する。それを信用した人がいるわけだが、そうした有権者の信頼を裏切るように、出たり入ったりしていいものだろうか。
 よほどの事情がない限り、任期中には政治家を辞任したり他の政党に移ったりすることを禁じたらどうだろうか。これだって公約違反だし、そもそも約束を反故にして嘘をついたことにならないか。
 日本国憲法に軍隊を持たない、と書いてあるのに、自衛隊は立派な軍隊だ。国の根本に偽装があるのだから、国会議員も嘘をついていいのか。どういう顔で先生方は子供に憲法を教えているのだろうか。
 あれこれ面倒なことをやる前に、分かりやすくすっきりと国を変える覚悟を国民が持つことではないか。それが選挙で決まることを期待したいものだ。 

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