アトリエVerde

猫と七宝と四季のくらし

雅叙園終了しました。

2018-05-16 21:13:45 | 七宝焼

目黒雅叙園での「猫都の国宝展」が13日に終了しました。今回は46日間という長い展示でした。
大勢の方に来ていただきありがとうございました。(4万人の来客があったようです?!)
13日の最終日には搬出に行きました。あいにくの雨の日となり、夕方は結構強い雨になりました。
その雨の日でも大勢の来場者があり私も驚きました。時間ぎりぎりまで見ていたお客様もありました。
若い方も大勢見に来ていて気取った展示でなくて親しみのある身近な企画展だったのだと思います。
見て来られたヴェルデのお客さまからも「良かった」と感想のハガキやメールや電話など
たくさんいただきました。本当にありがとうございました。
とりわけ「拝んできました。」というお言葉には恐縮しました(笑)

雅叙園に行く前に久しぶりに「山種美術館」の「琳派」展を見てきました。



自分が学生だった頃、茅場町にあった山種美術館には良く足を運びました。
速水御舟、奥村土牛、小林古径、加山又造、…日本画の素晴らしい作品を見てきました。
今は恵比寿から歩いて行きますが、今回、速水御舟の「翠苔緑芝」に出会いました。







その学生だった頃この絵を見てなんだこの変な絵は、御舟にしてはヘタな絵だなあと思っていました。
ずっとこの変な絵が頭の中にありました。
あれから何十年とたち、今回2度目に見て「本当に傑作、素晴らしい絵だ」と感激しました。
本当に変な絵なんです。でも素晴らしいとしか言えないのです。御舟34歳の絵です。
猫とウサギの絵ですがこんな猫がつくれたらいいなあと思っています(とても難しいのですが)。
次の3回目に出会えることがありますように…

ルルが自慢げに脚立の上に上って下を見下ろしています。




短い脚でも梯子に簡単に上れることが分かりました。