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コンプガチャとリアルガチャ

2012年05月12日 | 社会

コンプガチャに違法性があるとかないとかが社会問題になっている。

携帯でゲームをするような習慣も無く、そんな無駄使いをする気がしれない私は、この「コンプガチャ」というシステムのゲームの存在さえ報道を耳にするまで知らなかった。

報道で知り、即座に「あぁ、これは問題になっても仕方ないな」と思わざるを得ないシステムだ。

 

後出しジャンケン的でしのびないが、そもそも私は、本物のガチャガチャでさえ問題があると思っていて、そろそろ(本物のガチャガチャを題材に)記事にでも書こうかと思っていた矢先の報道だったのだ。

ではまずそっちから先に書くと、ガチャガチャとはご存知の通り、カプセル入りの小さなおもちゃで、人気のキャラクターものやテーマに沿った小物などが十数種類ありお金を入れダイヤルを回すとどれかが出てくるというスーパーの店頭やゲームコーナーの一角に置いてある自販機だ。

何が問題かって、このどれが出るか分からないという仕組みが非常に問題だと思うのだ。

その本質は、無駄にお金や資源を使う仕組みだからだ。


具体的に言うと、

メーカーとしては、無駄に買わせる事を狙いにしている商売である。

『出る商品は表示してあるものの、どれが出るか分からない』

正直言ってこんなニセクラ商売があって良いのかとさえ思ってしまう。

たった200円・300円だからどうでもいいじゃないかと思う人も居るだろうが、ちりも積もれば山だし、それだけ要らないお金も資源も無駄にしているのだ。日本全体で考えれば無駄なガチャの資源を集めれば相当な量になると思う。

ストラップやライトキーホルダーだとか全て揃える必要のない商品だとそこまで思わないが、特に問題だと思うのはキャラクターもので小さい子供が全部欲しがる商品であり、また全部揃えないと遊べない商品だ。

具体例を挙げると「トーマスのカプセルプラレール」とか「アンパンマン列車」などは、最低レールがつながらないと遊ぶことも出来ない。

全部揃えないと遊べない様な商品をガチャガチャで販売しても良いのだろうか?

例えば15種類あったとすると、15回やったところで8・9種類しか揃わないだろう。そこから先が確立がどんどん悪くなり、15種類揃えるのに40回くらいは必要になる。
(最後の1・2種類は当然確立が悪く本当に当たらない。40回だと200円で8,000円だ)

ガチャガチャ商法を全て否定したいのではなく、「どれが出るのか分からないのが楽しい」という商品もあるだろう。そういう商品はガチャガチャという方式で一向に構わないが、上記のような4・5個買ったところで遊べないような商品は、せめて普通の自販機式にボタンで選べる様にしないといけないのではないか?と思っていた。

だって、上でも述べたように、そこには絶対に無駄が発生するし、無駄買いさせるのを目的にしているメーカーっておかしくないですか?

ウチの事例では、息子が欲しがって同じものが出たカプセルは開けないでしまって置いた。そこにあると同じものでも開けてしまうからだ。たまたま昨年の震災があって、被災地に送ろうと思いつき数えてみると50個以上あった。最終的に役に立ったのでヨシとするが、単純に1万円ほどは無駄なお金だし、それらの資源を全国で集めれば凄い量だと痛感した。

メーカーや販売店はそれで売上があがって良いかもしれないし、無駄と分かりつつ購入するのは自己責任だと言ってしまえばそれまでだが、日本は資源が無く「もったいない精神」の復旧促進が大事だと叫ばれて久しいのに、無駄を売るメーカーって、メーカー姿勢としてどうなんだ?と思わざるを得ない。

それが私のリアルガチャに対して疑問に思っていた理由だ。

 

そして今回のコンプガチャ。

プリペイド式に先に課金が発生していれば多少は違うかも知れないが、購入金額に上限が設定されていないようなので結局は一緒かも知れない。

コンプリートする手法は商売としては優秀と言えよう。

しかし、その単価設定とコンプリートする確立がどうだったのか?

詳しくは知らないが、それによってはここまで問題になる事は避けられたのかもしれないが、若年層にはどういう設定にしていてもやっぱり問題になったのかも知れない。

自分で稼いでない小中高生などには、親の承諾(親のメアドを登録しないとゲームが開始できなくして、購入金額を親にメールが届くようなシステム)がないと出来ないようにするか、それにしたとしても1回、あるいは1日の購入上限の設定は必要だろう。

しかし、問題の本質はそんな事ではなく、net上の非現実性が大きな要因だと思う。

リアルでゲームセンターで同じこういうゲームがあったとして、1回買う毎に現金が必要になっていればこういう問題は起きないのだ。

 

そして、最大の原因は、リアルガチャ同様、

無駄に買わせる事を商売にしている「ガチャガチャ」というシステム自体が問題なんだ!

と、ガチャガチャの空カプセルを見て思うのだった(笑)

 


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2015-03-13 23:44:56
何故無駄に買わせる事を商売にしている「ガチャガチャ」というシステムがダメなんだ?
強制的に買わされるならまだしも嫌なら買わなければいいだけで、欲しいのならそれ相応の金額を払うのは当たり前。
「そのガチャで手に入るカードがないとクリアできない」という風な事を思っているのかもしれないが一切そんなことはない。そもそもコンプリートガチャが実装されていたゲームはパズル&ドラゴンやモンスターストライクとは違ってリーダースキルのような物がなくオンリーワンな性能を持ったカードは存在しない。代用できるカードはいくらでも存在する。だからゲームやイベントをクリアする分にはコンプリートガチャの商品は全く必要なく完全な自己満足なんだよ。
携帯でゲームをするような習慣も無いということなので説明するがガチャを引くためのアイテムは課金をしなくてもイベントをクリアしたりログインしたりする事でもらうことができる。それにその課金アイテムはガチャ以外にもスタミナを回復したり持ち物の所持上限を増やしたりと様々な使い方ができるわけでなお更ガチャに固執する理由はない。
そもそもコンプリートガチャがダメだというのならトレーディングカードゲーム(以下TCG)も禁止するべきじゃないか?
何故ならTCGは大体は40枚程のカードを使い戦うものだがレアリティの高い同名カードが複数必要になったり禁止カード(公式によって発売後に使用が禁止されたカード)の発表や環境に合わせて40枚のカードの束の構築を変えなければいけない。それを考えるとコプリートガチャ以上に
多額のお金が必要になるわけだ。子供向けのホビーなのにもかかわらず。
それに比べればガチャガチャ商法というのは良心的であり問題のないサービスだと言える。
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