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イベント営業演出家

2007-02-13 20:54:14 | 
「イベント営業演出家」(小林雄二著 株式会社経済界発行)を読みました。

2002FIFAワールドカップの予選抽選会や決勝時のセレモニーを演出した著者による
イベントを演出する
ということの方法論が
経験に基づいて
展開されています。

(余談ですが、偶然、著者が取締役を務めるイベント会社様とはやりとりをしたことがありました。仕事をともにするには至りませんでしたが。)

普段お世話になっている
イベント会社
の仕事が垣間見えて、イベントに従事する者として興味深かったです。


...が、
それ以上に---
イベントをつくる
ということの躍動感に胸踊りました。


イベントの熱気と儚さ---
私はすでに
イベント
という
祭り
の虜である訳ですが、
この本を読んで
一層に
その思いが強くなりました。


芸術起業論

2007-01-30 00:06:38 | 
村上隆氏著「芸術起業論」
を読みました。

書物は
時に生き方を変える力を持ちますが

この本は
私にとりまして
まさにそのような書物となるでありましょう。

今まで
漠然としていました思考を
すぱりとまとめてくれ
それに留まらず
この先のモチベーションを強く強く与えてくれました。

(恐らく、このように感じたのは、先日観た「オブジェ・ボラン」の作品たちが強く影響していると思います。)


書の内容は---

村上氏の経験に立脚した
芸術
への姿勢を綴ったものであります。
(これでは、まったく内容が伝わりませんが、あえて伝えません。興味のある方は読んでみてください。)


私は
数年前までアカデミックな世界の末端に籍を置いて居りました。

今まで
そのような世界と
今立っている世界とは
関連のないものであると思って居りました。

しかし。
そうではないのです。

そうではない
ことを感じ

ぱーっと
全てがひとつに繋がり---

自分にできる事
自分がやるべき事

が拓けて来ました。

嗚呼。

こんなときは走りたい。

こんときがあるから
知ること
は素敵だと思います。


女王の百年密室

2005-08-23 23:55:39 | 
人間だけが、今、自分が触れているもの、見ているもの、聞いているものを現実だと信じる。そして、それが揺るぎない絶対の存在だと思い込む。その思い込みのために、過去を歪め、未来を見誤る。過去を恐れたり、未来に怯える。すべては認識の誤差が招く幻だ。
---森博嗣「女王の百年密室」より

森博嗣氏の作品を読んでいますと、しばしば、
純粋さ
に思い巡らされます。

「純粋」として在ることに
「純粋」に流れることに
「純粋」な環境に身を置くことに

「純粋」でないわたくしは
「純粋」に移動できないわたくしは
「純粋」では有り得ない世界に居るわたくしは

強く強く---
憧れるので御座居ます。


しかし

ないと思えば---
ない

あると思えば---
ある。

凡ては己の認識次第。



現在と云う面積ゼロである点に
真直ぐに立ちまして

碓とした意志を持ち
「純粋」
に在ることを志向していきましょうぞ。


COMIC

2005-07-19 23:55:45 | 
手塚治虫氏の作品
「ばるぼら」
を再読いたしました。
以前から好きな作品でありましたが、
改めて読み直しますと---

面白い。

うねるように進んで行く物語に、ページを繰る手も流れるが如しで御座居ますよ。

作中に
芸術家が、政治や金儲けに心囚われてはならん
と云うことが度々語られるので御座居ますが---

わたくしは芸術家ではなく、ジャグラーに過ぎないのでありますが、強く共感する言葉でありました。
主客をきちりと見極めましょうぞ。


わたくしは酔い奴です

2005-06-10 23:01:59 | 

再々読、京極夏彦「嗤う伊右衛門 」でございます。
改めて---

唸りましたです。
登場人物が生きています。
登場人物が活きています。
終盤、其れらと物語が絡み合って、畳み掛け

迫ってきますですよ。

章毎の、時間、エピソードの飛ばし方が、また
刺激的で御座居ます。

京極夏彦氏を評価しますに、多様な側面があるかと思うのでありますが、其のひとつは---
想像力を突く語り師であることでありましょう。

濃厚濃縮濃密な「ドラマ」に酔いしれていますことよ。