
茂木健一郎さんと10人のアーティストとの対談集です。
佐藤雅彦
内藤礼
小野塚秋良
いとうせいこう
松任谷由実
ヒロ杉山
リトル・ブリテン
菊池成孔
天野祐吉
リリー・フランキー
実に面白い対談の数々でした。
とくに
天野祐吉さんとの対談。
ユーモアに関する話は、刺激を受けました。
「おれもバカだけれど、あんたもバカだなぁ」っていうのが、ユーモアの基本だし、人間のコミュニケーションの基本だと思うんですね。(中略)「おれもバカだけれど、あんたもバカだなぁ」っていうのがいちばん大切な感覚で、それをお互い共有できたときは自然と笑っちゃいますよね。

「江利子と絶対<本谷有希子文学大全集>」(講談社文庫)
を読みました。
本谷有希子さんの小説、
(まだ演劇は観ていない。観たい。)
キャラクターの作り方と散りばめられた比喩的描写がとてもすきです。
そして
人間の暗い感情を
すかっと
笑いとともに提示できるところがすごい。
(このへんのことは、一青 窈さんによる本書巻末の解説がステキでした。)
そういう意味では
表題作の「江利子と絶対」が一番すきでした。
(本書は、3編の短編からなる作品集です。)
■
本谷有希子さん、
ほとばしる才能に嫉妬してしまうよ、私は。
まったく!
「料理の前に立ったらわたしは、『これが食べたいかどうか』って、問いかけるわけ。」
「誰に?」
「自分によ。で、食べたければ、お皿に載せる。それだけ。一対一なんだから。その結果、全体の量が多くなるとかそういうのは関係ないでしょ」
(伊坂幸太郎「グラスホッパー」角川文庫初版P180 より)
伊坂幸太郎(*)「グラスホッパー」が
文庫版で出版されたので
宇都宮までの旅のお伴に、読みました。
やるしかない。
そうなのですよ。
それが「生きる」ということなのだと思います。
今まで読んだ伊坂作品(**)
の中でも、
私には一際読後の印象が強く、ただいま反芻中。
感想はまた書くかもしれないし、書かないかもしれません。
---が、いつか感じたことを何かの形にしたいな、と思った小説でした。
■
*私が今一番好きな作家のひとり。
**「オーデュボンの祈り」「ラッシュライフ」「重力ピエロ」「陽気なギャングが地球を回す」「アヒルと鴨のコインロッカー」「チルドレン」。
「誰に?」
「自分によ。で、食べたければ、お皿に載せる。それだけ。一対一なんだから。その結果、全体の量が多くなるとかそういうのは関係ないでしょ」
(伊坂幸太郎「グラスホッパー」角川文庫初版P180 より)
伊坂幸太郎(*)「グラスホッパー」が
文庫版で出版されたので
宇都宮までの旅のお伴に、読みました。
やるしかない。
そうなのですよ。
それが「生きる」ということなのだと思います。
今まで読んだ伊坂作品(**)
の中でも、
私には一際読後の印象が強く、ただいま反芻中。
感想はまた書くかもしれないし、書かないかもしれません。
---が、いつか感じたことを何かの形にしたいな、と思った小説でした。
■
*私が今一番好きな作家のひとり。
**「オーデュボンの祈り」「ラッシュライフ」「重力ピエロ」「陽気なギャングが地球を回す」「アヒルと鴨のコインロッカー」「チルドレン」。
乙一さんの小説を読むと
まいど
ふえ~
と感心して
尊敬の念が湧いてきます。
切り口がなにより面白い。
■
「小生物語」(乙一 幻冬舎文庫)。
そんな乙一さんが
公開していたウェブ日記の文庫版です。
日記と言っても
そこは乙一さん。
虚実ないまぜになって
思わず笑ってしまう毎日ですよ。
かくして
私の
今脳みそをひらいて
中をのぞいてみたい作家ナンバーワンの座に
乙一さんがつきました。
■
なににつけても
発想の飛躍ができるひとは
すごいなぁ
といつも思うのです。リスペクト!
まいど
ふえ~
と感心して
尊敬の念が湧いてきます。
切り口がなにより面白い。
■
「小生物語」(乙一 幻冬舎文庫)。
そんな乙一さんが
公開していたウェブ日記の文庫版です。
日記と言っても
そこは乙一さん。
虚実ないまぜになって
思わず笑ってしまう毎日ですよ。
かくして
私の
今脳みそをひらいて
中をのぞいてみたい作家ナンバーワンの座に
乙一さんがつきました。
■
なににつけても
発想の飛躍ができるひとは
すごいなぁ
といつも思うのです。リスペクト!