東京都八王子市に設置予定の不登校児童・生徒のための体験型学校特区「ジュニアマイスタースクール(仮称)」を視察。
5月27日午前7時、仙台駅新幹線口は、人でごったがえしていた。予約指定していた新幹線は間引きされ、次の新幹線に自由席に乗車。4人の携帯電話は、安否の確認電話が鳴りつづいていた。
東京駅から中央線で西八王子駅で下車し、タクシーで八王子市教育センターに5分遅れで到着。東京都八王子市に設置予定の不登校児童・生徒のための体験型学校特区「ジュニアマイスター・スクール(仮称)」を視察。
永関和雄参事に説明を聞きました。八王子市には、様々な理由で学校に行かない、行けない児童生徒が600人を超えています。その子ども達が安心して通える学校を平成16年4月に開設を予定しています。
1.一人一人の学力に合わせた習熟度別ステップ学習の実施
2.分かる喜びを体得できる少人数授業の実施
3.社会性を育成し、自分を磨くことのできる多様な体験的な学習の実施
など学習指導要領を弾力的に運用し特色ある教育課程を編成ができる公立の小中一貫校を設立。
不登校になっている児童・生徒の家庭訪問から始め、初年度40人から始められればと計画している。八王子はサポート体制が充実している。市内に創価大学をはじめ21の大学が存在する。
メンタルサポーターは学生ボランティア、その他ボランティア団体も20団体手が上がっている。マイスターとは、ドイツ語で職人を意味する。ドイツでは、大統領、教授などと同格に職人が位置付けられている。子ども達は、そのマイスターと触れることによって、自信を回復させる。
子ども達に自信を回復してもらいたい。そのために、学習指導要領を打ち破りその子に合った学習をする。同じ悩みの子ども達が集まるので違和感がなくなるのではないか。体験学習が自信を取り戻す大きなきっかけになるのではないか。
【感想】
来年の開校ではあるが、大変期待される学校だと思います。学校ができる前から視察が相次ぐことが、その期待の大きさのあらわれではないでしょうか。山形県でも感じましたが準備室の皆さんの熱い情熱が伝わってきました。永関参事の子ども達に自信を回復させてあげたい。回復させずにおくものかという、熱い熱い情熱は、キラキラと輝いていました。