新開昌彦オフィシャルブログ

公明党 福岡県議会議員 早良区 新開まさひこオフィシャルブログ。これからも「現場主義」、新着情報、実績、等

全盲のケアマネージャー試験合格者・大溝さんとの出会い

2007年03月24日 09時50分44秒 | 私の実績
アグネス・チャンさんがデビュー35周年を記念して出された新曲「そこには幸せがもう生まれているから」の中に感動的な一節がありました。

「ひとりの人を大切にすれば 平和(はる)は遠くはないさ」

「一人の人を大切に」「一人の声をカタチに」-これこそ私の政治の原点です。

一昨年の夏、福津市にお住まいの大溝清志さんというから県議会の公明党控え室の私のもとにお電話をいただきました。

内容はこのようなことでした。

「介護支援専門員(ケアマネージャー)実務研修試が験自分の住む福津市に一番近い受験会場の福岡教育大学であるのだが、視覚障害者が受験できない。なんとかならないだろうか」

大溝清志さんは2歳のときに不慮の事故で全盲となられました。しかし、そのハンディをものともせずにたくましくがんばっておられます。

私は、早速、試験の担当窓口に相談し、首尾よく受験できるようになりました。そしてその年の12月。大溝さんは、4倍の難関を二度目の挑戦で見事突破し、合格され、福岡県初の全盲の合格者となられたのです。

一度福津市のご自宅をたずねたことがあります。

きれいにかたずいたお部屋にパソコンが二台。大溝さんは「今は便利です。電子媒体であれば、音声認識で読んでくれるんです。」と笑顔で教えてくれました。

パソコンを操る大溝さんの手は、ピアニストのように動く!そして携帯電話も着信番号を携帯が音声で教えてくれるようになっています。登録していれば、誰が電話してきたかがわかる様になっています。

大溝さんは、郵便で送られてくる紙が一番困るんです。といいます。合格通知書も郵送でしたので何が書いてあるのかわからなかったといいます。

メールでの交流は今も続いています。

大溝さんのモットーは「くよくよしない」「あくせくしない」「がっかりしない」「競争しない」。私が「すごい頑張りですね」と言いますと「頑張ってないんですよ。楽しんでやってるんですから」とさらり。

大溝さんの生き方は、多くの人々に、そして障害者にも光を与えてくれることでしょう。

これからもどんどん一人の声をカタチにしていきたい。

そして「ひとりの人が大切にされる社会」の建設のために今日も走りぬきます。

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