korou's Column

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松浦亜弥ディスコグラフィー 8 「宇宙でLa Ta Ta」

2015-06-04 | 松浦亜弥

12枚目のシングル「奇跡の香りダンス。」のカップリング曲。

2004年1月28日リリース。

作詞・作曲はつんく♂、編曲は河野伸((河野さんについては「I know」の項を参照ください)。

 

もともと「太陽とシスコムーン」の3枚目のシングル曲として

1999年7月28日にリリースされた曲で

この亜弥さんのカバーでも

その「太陽とシスコムーン」のメンバーの1人だった”あっちゅ”こと稲葉貴子さんが

サポートメンバーとして参加している(クレジットは”松浦亜弥with稲葉貴子”)

 

稲葉貴子さんは、大阪府吹田市出身で1974年生まれ。

1993年、大阪パフォーマンスドール(OPD)に加入。

OPDというのは

当時そこそこ成功しつつあった東京パフォーマンスドールの関西版として

吉本興業が立ち上げた女性ポップグループである。

稲葉さんは、そのOPDの第1期メンバーとして活躍。

その後、1998年にテレビ東京「ASAYAN」で募集のあった

「芸能経験のある女性を対象とした」オーディションに応募して合格。

そのとき合格した他の3名と「太陽とシスコムーン」を結成。

1999年4月、シングル「月と太陽」でデビュー。

その後計6枚のシングルを出した後

グループ名を「T&Cボンバー」と変更し、さらに2枚のシングルを出すが

その頃にはセールス的に行き詰まっていた(オリコン初動で30位前後)。

2000年10月に「T&Cボンバー」は解散。

稲葉さんは、所属を吉本興業からアップフロントに変更し

ハロプロ関係のコンサートのコーラス、振付、MCなどを担当するようになる。

2009年にハロプロ卒業、アップフロントとの契約終了、引退を発表。

 

稲葉さんは物凄く歌の上手い人なので

30代半ばで引退なんて惜しい、と思っていたのだが

今回調べてみて

なんと昨年7月に歌手活動を再開していることが分かった。

かつてのOPDの仲間である古谷文乃さんと

音楽ユニット「Pirit color(ピリットカラー)」を結成して

すでに2回のライブ活動を行っている。

初回が2014年9月(東京・四谷)で

2回目が2015年2月(東京・目黒)ということなので

もうそろそろ3回目があるかもしれない。

公式ツイッターhttps://twitter.com/piritcolor

を覗くと、”あっちゅ”の最新のつぶやきを見ることも可能。

 

さて、そんな稲葉さんのサポートも得てカバーされたこの曲。

つんく♂の最高傑作と言っても過言でない名曲だが

これだけファンクでソウルフルな曲調だと

ハロプロ関係の歌手では歌い切れないのも事実。

これは、久保田利伸とか吉田美和のようなタイプの歌手が

歌うべき曲なのだと思う。

 

この曲の亜弥さんの映像としては

「松リングPINK」ツアーのときのものと

「ダブルレインボウ」ツアーのときのものが視聴可能である。

「松リングPINK」については

稲葉さんが素晴らしすぎて

さすがのあややも添え物のようなイメージになってしまっている。

それと比較すれば

「ダブルレインボウ」の亜弥さんは

きっちりこの曲をこなしている感じがあるのだが

細部の表現が物足りない。

流していいところを丁寧に歌い過ぎていて

逆にキメどころなのにキメられない弱さも目立つ。

まあ曲が難しすぎるというか

特定のジャンルの曲調で深くえぐりすぎていて

それにぴったりハマる歌手でないと満足な歌唱にならないという

特殊な事情もあるので

致し方ないというところ。

というわけで

(歌手として復活するつもりなら)これからの亜弥さんには

ぜひ再度挑戦してほしい名曲です。

 

松浦亜弥 - 宇宙でLa Ta Ta

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6 コメント

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稲葉さん (mago)
2015-06-06 09:01:16
この曲の話題から少しそれてしまいますが、
2013年のマニアックライブで稲葉さんは歌を披露しています。(DVDにはその場面は収録されていません)
亜弥ちゃんに無理やりステージに上がらされたというのが
実際のところですが、何年も歌っていなかったというのに
かなり上手かったですね。

当日受付もされていました。
見た感じはもう少し若いのかなと思っていましたが、
私とそれほど変らないのですね。

歌ドキでも二人で歌っているのがありますが、
声質が結構違いますのでそれが逆によく調和する感じです。
ちょうど、「さよなら大好きな人」を歌う、花・花さんでしたっけ、
あの二人によく似たイメージになりますね。

また機会があったらハーモニーを見てみたいなと思いました。
返信する
RE:稲葉さん (korou)
2015-06-06 15:49:46
マニアックライブ5の映像をみると
亜弥さんのMCで
稲葉さんが「三角関係」を歌ったことは知っていましたが
magoさんが見ても
かなり上手かったということですね。

亜弥さんが復活したら
稲葉さんが応援に駆けつける可能性は大でしょう。
ぜひ大人のデュオを聴かせてほしいものです。
返信する
僕も稲葉さん (大sansan)
2015-06-06 18:01:25
「ダブルレインボウ」の松浦さん、いつ見ても素敵ですね。
これだけ美人さんで、これだけ歌えば、これ以上を望むのは、欲張りすぎだと思いますw

ですが、この曲はやはり「松リング」のテイクが好きです。
稲葉さんの、サビで魅せる、ああいった迫力というのは、
デビュー2.3年の小娘が敵うものでもありませんよね。
やはり「ダブルレインボウ」は比べてしまうと、物足りません。
ライブDVDの特典映像で、
稲葉さんが「あやや」のステージを、袖で口ずさみながら見ているシーンがありますけど、
一緒にツアーをまわって、良いときも悪いときも共に体験した仲だと思います。

稲葉さんの復帰の件、知りませんでした。
やはり、2013年のカウントダウンに出演したことで、
歌うことへの情熱が戻ってきたのでしょうか。
コンサートの切符もぎりが仕事では、あまりにも勿体なかったですからね。

ライブ会場に、松浦さん来てますかね、
花束ぐらいは、あるでしょうけど。
返信する
Unknown (Unknown)
2015-06-07 09:46:19
>大sansanさん

>>「ダブルレインボウ」の松浦さん、いつ見ても素敵ですね。
>>これだけ美人さんで、これだけ歌えば、これ以上を望むのは、欲張りすぎだと思いますw

ハハハ!全くその通りです。
そのあたりの文章については
当初、自分でも
「これだけビジュアルとして魅力的な映像に
 さらに注文をつけるのもどうかと思うが・・」
と書いていたのですが
推敲して全部消しました。
「ダブルレインボウ」の亜弥さんは
ビジュアルとして、私の中でもベストに近いですから。

まあ、そこは
音声だけで亜弥さんの歌声を日々楽しんでいる私の
「悪い癖」程度に思っておいてください。
通勤電車の中で
亜弥さんの映像を引っ張り出して
堂々と楽しむ勇気はないもんで(^^;;
「ダブルレインボウ」は音声だけで聴くと
結構魅力が半減します。
(でも、自宅で映像で見ると
 あまりの可愛さ、美しさにうっとりします)

亜弥さんと稲葉さんの関係って
どうなんでしょうね。
亜弥さんの性格からして
案外あっさりしているような気もしますが。
稲葉さんが「大人の対応」で
こなしているよう気もしますが・・・ww

 
返信する
三拍子揃って (おいちゃん)
2015-06-07 19:22:15
美人で、スタイルが良くて、歌も上手い、のですから、本当にこれ以上はないでしょう。ふくちゃんさんも、映像付きでおススメのコンサートDVDです。私もそうです。

この映像、久しぶりに魅入ってしまいました。もし今、こんな風に歌って踊ってくれたとしたら、この上は望みようがありませんよね。

ちなみにマニアックの2回目に参加した時には、ラッキーにも稲葉さんに受付をしてもらいました。

その時には気付ず、スタッフにも可愛い子がいるんだなと…。
何て失礼なっ! ゴメンなさい m(__)m
返信する
踊らない「LaTaTa」 (korou)
2015-06-08 20:11:34
>おいちゃんさん

これほど美人で可愛くて歌がうまくてスタイル抜群の亜弥さんに
ケチをつけた私は
相当の悪者になってしまったようです(爆)

というのも、歌いっぷりにちょっと不満があるもんで。
歌いだしのところでメロディを崩して歌っていますが
ここは崩しちゃダメな部分ではないかと。
そして、サビに入る部分では
フレーズごとに入り方に変化をつけなきゃいけないと思うのですが
全く変化をつけずに抑揚なしに歌っています。

もっとも、多少の息切れも含めて
これは踊りながら歌っているせいでしょう。
この曲を踊らずに歌うなんて!と思う人も居るかもしれませんが
基本は、体全体がグル―ヴィングしながらも
これほど踊りまくらなくてもいいのではないかと思います。
でないと、この曲のメロディ&リズムが生きてこない。
久保田利伸スタイルくらいが最も合っているのだと
個人的に思うわけです。

まあ、この頃の亜弥さんに「踊るな」というのは
まことに無粋な話で
それだけに、期待できるとしたら
復活後ということになるわけでして。

稲葉さんに受付してもらうなんて羨ましいですね。
普通、それまでに結構売れた人が
別の歌手の受付なんてしないですけどねえ。
仕事とはいえ「大人」ですねえ。
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