korou's Column

2024.5.1 音楽ブログとして再スタート。

夏の歌といえば?・・・「シーサイド・バウンド」

2024-08-04 | 歌謡曲

テレビの歌番組がやりがちな企画

「あなたの夏うたといえば何ですか?」

 

いろいろあるので

とっさに訊かれたとしたら

そのつど違う答えをしそうだ。

今は(そういう意味で”たまたま”だが)

ザ・タイガースの「シーサイド・バウンド」かな。

 

小学校4年生の時に

友達の家でこの曲をはじめて聴いたときの驚きは

ハンパなかった。

まだまだ演歌っぽい歌謡曲が主流の時代だ。

そんななかで

テレビの歌番組でGS(グループ・サウンズ)が出演する機会が増え

その反動で

古い世代の親たちは

歌番組を観なくなっていった時代だ。

自分の親もそうだった。

 

家でGSの曲などを耳にする機会がなかったので

小4の自分の頭の中は

「演歌っぽい歌謡曲」と「ちょっと洒落た感じの歌謡曲」くらいしか

馴染みがなかったのである。

 

1967年の「紅白」の曲目から選んでみる。

当時の「演歌っぽい歌謡曲」と言えば

北島三郎「博多の女」、水前寺清子「どうどうどっこの唄」、

水原弘「君こそわが命」、橋幸夫「若者の子守唄」、舟木一夫「夕笛」など。

また、当時の「ちょっと洒落た感じの歌謡曲」と言えば

伊東ゆかり「小指の想い出」、荒木一郎「いとしのマックス」、布施明「恋」

黛ジュン「霧のかなたに」、ザ・ピーナッツ「恋のフーガ」など。

 

そんな感覚しかもっていないときに

この曲は強烈だった。

聞いたこともないグループが

聴いたこともない激しい感じで

こっちに迫ってきている、そんな感じだった。

自分にとって

「夏うた」第1号としてハッキリと記憶された瞬間だった。

 

シーサイド・バウンド

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尾崎紀世彦「愛する人はひとり」

2024-05-09 | 歌謡曲

「突然聴きたくなった曲」シリーズ

 

今現在

昭和の名曲として紹介される尾崎紀世彦の曲といえば

判で押したように「また逢う日まで」の映像ばかり。

「愛する人はひとり」の映像はないのかと

youtubeで探してみると

自分が見たいと思っている映像は皆無だった。

そこにアップされている映像は

後年になってアレンジを変えて

さらに尾崎本人も歌い方を変えたものばかりで

これでは、リアルタイムでこの曲に熱中した自分としては

物足りないこと甚だしい。

仕方ないので

当時の音源をアップされている方の動画を

ここで引用するしかない。

「また逢う日まで」は確かに名曲だけれども

太田裕美の「木綿のハンカチーフ」同様

そればかり聴かされても、という気分になる。

こんないい曲が他にもあるのに、と思ってしまう。

 

尾崎紀世彦 愛する人はひとり

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